一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

昭和のバイクのお仕事。。。12。

2018年12月29日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

昭和のバイク、、、

 

 

最後の修理箇所になります。。。

 

 

 

 

チェンジペダルのシャフトの付け根からのオイル漏れです。。。

 

 

患部はこの裏側です。。。

 

 

チェンジシャフトはエンジン右から左のペダルまで貫通していますので、、、

 

 

オイルシールの交換はチェンジシャフトは抜かないと作業が出来ませんので、、、

 

 

 

 

クラッチassyを外して、、、

 

 

 

 

あら、、、センターのナットに緩みがありました。。。

 

 

意外と、、、クランクやクラッチ、ドライブスプロケットなどを止めている大きなナットが緩んでいる事って、、、長年の経験の中で、、、ある、、、んです。。。

 

 

自分のバイクでも、、、数回経験しています。。。

 

 

 

 

ここまで外すと、、、

 

 

 

 

チェンジシャフトが外れるので、、、

 

 

オイルシールの交換が出来る、、、

 

 

 

 

出来る???

 

 

 

 

あれ??? 出来ません。。。

 

 

普通、、、オイルシールって、、、外側から嵌めてあるのですが、、、

 

 

あれ??? 外に、、、取れない、、、です。。。

 

 

 

 

 

よく見ない自分が悪いのですが、、、

 

 

思い込みと言うのは、、、良くないですね。。。

 

 

 

 

 

 

このバイクのオイルシールは、、、なんと、、、

 

 

中から嵌めていました。。。

 

 

 

 

この奥にあるんですが、、、

 

 

 

 

難しいです、、、

 

 

 

 

 

もう、、、交換しないと終わりませんので、、、進めます。。。

 

 

 

 

スプロケも外して、、、

 

 

いやはや、、、オオゴトになってしまいました。。。

 

 

 

 

 

まさか、、、ここまで分解をする事になるなんて、、、

 

 

 

 

カセット式ミッションassyを取り外しました。。。

 

 

これでやっと、、、

 

 

 

 

チェンジシャフトのオイルシールの交換が、、、

 

 

 

 

完成です。。。

 

 

 

 

 

平成も終わりが見えているって言うのに、、、昭和のバイクのカセットミッションの脱着をするなんて、、、思いもしなかったです。。。

 

 

年数が経っていますから、、、ネジが外れない、、、とか、、、痛んでいる部分が出てきたり、、、など、作業の危険度が高いのと、、、販売終了など部品の入手に問題もありますからね。。。

 

 

でも、、、すんなりと、、、簡単に、、、ミッションが外す事が出来たので、、、良かったです。。。

 

 

 

 

 

このあとは、、、スプロケやクラッチカバーなど、、、関連する所のオイルシールを全部交換して、、、作業終了になり、、、オーナー様に引き渡しになりました。。。

 

 

 

 

 

オーナー様、、、今頃、、、4本のサイレンサーから紫煙を吐きながら、、、楽しんでいる事でしょう。。。

 

 

 

 

老メカに色んな経験をさせてくれた昭和のバイク、、、楽しいバイクでした。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

平成30年、老メカの作業もこれですべて終わりました。。。

 

 

今年も簡単に出来ない、、、特殊な作業、、、色んな経験をさせてもらいました。。。

 

 

楽しい作業でしたが、、、ふーーー、、、無事に終わってよかったです。。。

 

 

もう、、、新年までカウントダウンが聞こえて来そう、、、です。。。

 

 

新年、、、平成31年、、、2019年も、、、宜しく、、、お手柔らかに、、、お願いいたします。。。

 

 

ありがとうございました。。。

 

 

 

 

 

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平成30年12月29日で本年の営業は終了いたしました。。。

 

 

新年は1月8日よりの営業となりますので、よろしくお願いいたします。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。11。

2018年12月28日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

外したウォーターポンプから出てきた、、、

 

 

 

 

ウォーターポンプシャフトですが、、、

 

 

 

 

直径は10mmのシャフトが、、、この様に傷ついていました。。。

 

 

このままオイルシールだけの交換で治る???

 

 

いやいや、、、またオイルが出てきてしまいますよね。。。

 

 

 

 

 

ですので、、、このシャフトを何とかしなければなりません。。。販売終了ですので。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の技術は、、、高度な職人さんの知識と腕と設備で、、、支えられています。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フュ~~~~~!!!

 

 

 

 

お見事です。。。

 

 

新品同様に治って帰ってきました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

これで作業が再開できます。。。

 

 

 

 

オーバーホールに必要な、、、細かな純正部品も、、、

 

 

 

 

入荷済みです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メカニカルシール、オイルシールが不良の場合、、、このポンプでは、、、

 

 

 

 

この穴から漏れたクーラント、オイルが外部に放出されます。。。

 

 

試運転でオイルがこの穴から出てきたのを確認しましたので、、、今回の作業をする事になりました。。。

 

 

 

 

 

 

 

パッキンも純正が入荷しました。。。

 

 

 

 

パッキン、、、販売終了の場合は、、、手でパッキン紙を切って作ったりする事もありますが、、、そんな手間も無く。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

取り付けて、、、完成です。。。

 

 

 

 

 

 

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さて、、、もうひとつのオイル漏れも、、、治します。。。

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。10。

2018年12月27日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

 

 

昭和のバイクの車検、、、

 

 

車検自体は、、、簡単にパスして、、、路上復帰が出来るようになりました。。。

 

 

 

 

 

最後になりますが、、、試乗をいたしまして、、、問題が無ければ、、、オーナー様に引渡しになるのですが、、、

 

 

 

 

 

 

 

ここで問題発生です。。。

 

 

入庫時からエンジンの色んな部分からオイルのにじみや漏れがあったのですが、、、

 

 

なにせ、、、いろんな部分からでしたので、、、特定が出来ませんでした。。。

 

 

なのでキレイに洗って、、、試乗が出来るようになってからの宿題になったのですが、、、

 

 

 

 

 

試乗をしたら、、、すぐに漏れてきたのが、、、

 

 

 

 

ウォーターポンプからのオイル漏れです。。。

 

 

前回の記事のえっくすあーるのウォーターポンプと同じ様に、、、外部に放出する穴より、、、ミッションオイルが漏れてきました。。。

 

 

 

 

 

 

なので、、、ウォーターポンプのオーバーホールが、、、追加修理になってしまいました。。。

 

 

 

 

この試乗で、、、もう一箇所、、、オイル漏れが発覚したのですが、、、

 

 

そっちは、、、簡単かな、、、と思い込んでしまったので、、、

 

 

そちらは後回しにしちゃたのですが、、、

 

 

 

 

 

 

 

まずはウォーターポンプを分解いたします。。。

 

 

 

 

構造は前回記事とまったく同じです。。。

 

 

 

 

すべてを分解し、、、必要部品の確認です。。。

 

 

 

 

 

 

 

オイル漏れの原因は、、、オイルシールの不良なのですが、、、

 

 

 

 

オイルシール、、、ゴムの部品で、、、古くなると硬化したり、、、ひび割れもしますよね。。。

 

 

リップだってすり減るでしょう。。。

 

 

ゴムなので柔らかい筈ですが、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この様な事も、、、起こっちゃったりいたします。。。

 

 

 

 

リップが擦れる部分が、、、減っちゃっています。。。

 

 

鉄で出来ているシャフトがすり減っています。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしましょう???か???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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分解前に、、、部品の在庫は、、、前もって調べてはいまして、、、

 

 

ウォーターポンプシャフトは販売終了になっています。。。

 

 

が、、、ほんのちょっとの試乗でオイルが漏れてきましたので、、、何とかしないと、、、です。。。

 

 

 

 

で、、、この様にシャフトが再使用不可の事も想定はしていたのですが、、、

 

 

実際にこのようなウォーターポンプシャフトが現れてしまうと。。。

 

 

どうしますしょうか、、、です。。。

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。9。

2018年12月23日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

 

 

 

平成の時代もあと余す所、、、4ヶ月、、、

 

 

この昭和の時代のハイパフォーマンスなバイクですが、、、年月を感じさせる、、、年月を隠せない部分が、、、

 

 

 

 

ラジエーターのホースにも見え隠れしますので、、、交換いたします。。。

 

 

 

 

 

 

 

シリンダーヘッド廻りのホースは、、、

 

 

外すと、、、

 

 

 

 

サビが出ていたり、、、

 

 

若干の漏れもあったり、、、

 

 

 

 

 

 

 

ホース取り付け部分はサビを落としてキレイに修正し、、、

 

 

 

 

ホース交換を。。。

 

 

 

 

 

ロアーホースですが、、、バンドを緩めると、、、

 

 

 

 

ホースは硬化していますので弾力が無く、、、バンドを緩めただけで、、、クーラントがだだ漏れに。。。

 

 

ゴムですからねえ。。。

 

 

ある程度年数が経過したら、、、交換をしないと、、、です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

使われているホースは、、、

 

 

 

 

この3本だけで、形状もシンプルです。。。

 

 

今回は奇跡的?に純正品番のホースが入手できましたので、、、交換するだけでしたが、、、

 

 

他メーカー、、、他機種の旧車ですと、、、苦労する部分でもありますね。。。ラジエーターホースは。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

これでほぼ整備は終わり、、、車検が受けられます。。。

 

 

 

 

 

 

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ふー、、、やりたい事はまだまだありそうですが、、、

 

 

このバイクもいろいろと手を入れました!!!

 

 

リフレッシュ、、、やっと終わりになりそう、、、です。。。

 

 

 

 

 

1年に、、、1~2台??? 老メカの前に強敵が現れますが、、、部品が豊富に入手出来たのが、、、ほんのちょっと、、、楽させてくれました。。。

 

 

   

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。8。

2018年12月18日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアーダクトに2ストオイルが溜まっちゃった件ですが、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おもむろに、、、

 

 

 

 

外しちゃったり、、、

 

 

 

 

いたします。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、、、

 

 

 

 

えーーーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またまた新品登場です。。。

 

 

 

 

ありえない、、、ですが。。。

 

 

ふつーにまだ販売されています。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

ガソリンタンク後部のラバーも、、、欠けていて硬くなっていました、、、

 

 

 

 

新品入手。。。

 

 

 

 

こんな形状のラバーって、、、この機種専用じゃない???

 

 

それが、、、ふつーに入荷しました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

サイレンサージョイントラバーも入荷。。。

 

 

古いですからねええ、、、切れていましたので、、、良かった良かった、、、です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

このバイクのエアークリーナーですが、、、

 

 

 

 

フレームのネック部分がボックスになっていまして、、、

 

 

外すと、、、

 

 

 

 

スポンジタイプのエレメントが装着されています。。。

 

 

もちろん新品が入荷したのですが、、、

 

 

 

 

 

で、、、 ↓ このパッキンですが、、、

 

 

 

 

当然古いバイクですので、、、切れていて、、、

 

 

フレームとの密着が当然悪く、、、水なども入りやすくなってしまいます。。。

 

 

 

 

欲しかったのですが、、、有ったんですよ。。。

 

 

 

 

他の機種にはまったく流用が出来そうに無い特殊なのに、、、あるんだ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和のバイクの、、、新品部品がこんなにあるなんて、、、

 

 

脱帽です。。。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

旧車と呼ばれるバイクに乗っている方は、、、

 

 

普通に乗りたい為の、、、ふつーの部品すら簡単に買えなかったりするのが、、、昨今のメーカー部品供給なのです。。。

 

 

エアークリーナーエレメントが販売終了、、、

 

 

クラッチワイヤーが無い、、、

 

 

なんて事が老メカがお仕事で注文していても、、、度々あります。。。

 

 

 

 

 

Y社の2スト乗りの方ならオイルポンプからオイル漏れがして、、、という体験をされている方もいると思います。。。

 

 

で、、、新品交換をしたくても、、、販売終了なので、、、と。。。

 

 

ですが、、、今回は新品に交換が出来ちゃいました。。。S社やりますねええ。。。

 

 

 

 

 

いやあ、、、今回のお仕事は、、、順調順調、、、

 

 

いろいろと新品に交換が出来てオーナー様も満足いただけるでしょう。。。

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。7。

2018年12月15日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

 

強敵だったキャリパーが完成しましたので、、、

 

 

 

 

車体の本格点検に入ります。。。

 

 

 

 

 

 

ホイールを外すと、、、

 

 

 

 

ベアリングに、、、

 

 

 

 

サビが見えますので、、、

 

 

 

 

前後とも新品に交換をいたしました。。。

 

 

やっぱり当時のまんまのベアリングなのかな。。。

 

 

 

 

 

 

タイヤも新品にして、、、

 

 

 

 

ブレーキを組み込み、、、

 

 

 

 

と、、、順調に進めてますが、、、

 

 

 

 

 

 

 

オーナー様の要望の、、、

 

 

 

 

ワイヤーの全交換などの作業も並行して進めます。。。

 

 

 

 

それにしても、、、

 

 

ワイヤー、、、アクセル、クラッチ、チョーク、、、

 

 

のすべての新品ワイヤーが手に入るなんて、、、スズキ、、、ステキです。。。

 

 

昭和の年式の部品、、、

 

 

販売が終了されていても、、、当たり前、、、ですよね。。。

 

 

旧車と呼ばれるバイクを維持するのって、、、大変なんですが、、、ここまで簡単に入手可能なんて、、、旧車を乗るのなら、、、スズキ、、、なのかな。。。

 

 

 

 

 

 

アクセル、チョークワイヤーの交換の為に、、、

 

 

エアーダクトを外すと、、、

 

 

 

 

あらら、、、ダクト内に、、、

 

 

 

 

2ストオイルが溜まっていました。。。

 

 

 

 

2ストオイルは、、、エンジン停止時には流れ出ない仕組みになっているハズですが、、、出て溜まっているって事は、、、

 

 

うーーーんん、、、これは、、、オイルポンプの不良なのかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずワイヤーはすべて交換して、、、

 

 

 

 

 

 

 

アクセルワイヤー、、、

 

 

手元のグリップ部分は1本ですが、、、

 

 

 

 

途中で5本に分かれています。。。

 

 

4個のキャブとオイルポンプの計5本です。

 

 

ワイヤーって、、、販売中止で手に入らない時には、、、作ったりするのですが、、、面倒だし、、、外注で頼むとかも、、、高額だったり、、、

 

 

純正新品、、、助かりますよね。。。

 

 

お値段だってそんなに特殊なお値段ではありません、、、¥7020-(税込み)でした。。。

 

 

 

 

 

 

 

エアーダクトとキャブレターをつなぐ ラバージョイント ですが、、、

 

 

 

 

古く、硬く、、、なっています。。。

 

 

なにせ昭和ですので。。。

 

 

なので、、、ゴム部品はいろいろ交換したいですよね。。。

 

 

こんな事もありますので、、、

 

 

 

 

 

 

 

で、、、

 

 

 

 

えーーーーーツ! これも新品が!

 

 

この部品だって、、、この機種くらいしか使ってないんじゃ???

 

 

 

 

 

 

 

 

部品注文していて、、、驚きの連続です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。6。

2018年12月15日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

強敵キャリパーの分解が出来ましたので、、、

 

 

 

 

ここからは洗浄、組み付けをいたします。。。

 

 

 

 

 

ここまでして、、、オーバーホールをするのも、、、

 

 

 

 

新品の部品が販売終了になってしまっていますので、、、

 

 

 

 

リペアをするのですが、、、

 

 

使うのは本体、、、ボディだけになります。。。

 

 

 

 

中身の部品は全部新品を使って、、、

 

 

 

 

組み付けいたします。。。

 

 

 

 

このキャリパーも、、、

 

 

 

 

生まれてから、、、そのまま、、、今まで使われていたんだと思いますが、、、

 

 

 

 

今回のリペアで、、、また、、、本来の性能のブレーキに近づいたと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

外観もペイントをキレイにすれば良かったですかね。。。

 

 

っていうか、、、新品が欲しかったですね。。。

 

 

 

 

 

 

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↓ この部品は、、、キャリパーのピストンシールとダストシールなのですが、、、

 

 

上左使用済ピストンシール  上右使用済ダストシール

下左新品ピストンシール    下右新品ダストシール

 

 

です。。。

 

 

 

 

この使用済と新品を重ねて比べると、、、

 

 

 

 

ピストンシール(左)はそれ程違いはありませんでしたが、、、

 

 

ダストシール(右)は大きさが違っていました。。。ひと回り近くも。。。

 

 

これは、、、長年の使用で伸びてしまったんだと思われます。。。

 

 

ブレーキのゴム部品って、、、油脂や薬品に弱い部品で、、、

 

 

たとえば、、、灯油などに浸してしまうと、、、すぐに伸びて、使えなくなったりいたします。。。

 

 

アブラ汚れを落とす為に、、、石油系の液体(灯油やガソリンなど)で洗ったりするのは厳禁です。。。

 

 

フロントフォークのオイル漏れを放置すると、、、フォークオイルでキャリパーがやられちゃう事も。。。

 

 

 

 

 

ですので、、、キャリパーやマスターシリンダーの組み付けの時に使うグリスは、、、ブレーキ専用のゴムを犯さないラバーグリスを使うんです。。。

 

 

ブレーキレバーの組み付けに使うグリスも、、、シリコングリスが指定されていますよね。。。

 

 

間違ってベアリングやシャシー用のグリスを使ってブレーキのゴム部品に付着すると、、、ゴムが伸びて使えなくなってしまうこともありますので、、、ブレーキ廻りにはゴムを犯さないグリスが必須になります。。。

 

 

 

 

 

 

 

前回のこのバイクの記事のキャリパーの分解にてこずっていたのは、、、

 

 

 

 

 

ダストシールが伸びてしまって、、、キャリパー本体に嵌る溝の中で体積が大きくなってしまったからで、、、なのでピストンが締めつけられて、分解がなかなか出来ませんでした。。。

 

 

溝には汚れやサビもありましたので、、、さらに。。。

 

 

ピストンの動きが悪いって事は、、、ブレーキの効き具合、引きずり、ブレーキ鳴き、、、等、、、症状として起こります。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。5。

2018年12月08日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

 

 

 

前回記事のリアマスターシリンダーは、、、たぶん新車の頃から整備がされていない? のか、、、強敵でしたが、、、

 

 

キャリパーもまた、、、

 

 

タイヘンデシタ。。。

 

 

 

 

キャリパー、、、ボルトを外すと左右に分解が出来、、、

 

 

 

 

ピストンを外すのですが、、、

 

 

 

 

まあ、、、いつも簡単には外れる事はなく、、、

 

 

 

 

エアーガンを使って外したりいたしますが、、、

 

 

 

 

今回はベアリングプーラーで外しましたが、、、

 

 

 

 

ピストンを外していると、、、

 

 

ダストシールが一緒に飛び出てきて、、、外すのもキツカッタデス。。。いや、てこずって、、、なかなか外れませんでした。。。

 

 

 

 

そんなこんなで、、、なんとか外しました。。。

 

 

 

 

 

 

 

当時では最新の技術のブレーキで、、、

 

 

スズキではデカピストンという名称のブレーキでしたね。。。

 

 

 

 

4ポッド対抗ピストン、、、

 

 

 

 

リアも合わせて10個(デカ)もピストンがありました。。。

 

 

 

 

もうひとつ、、、問題発生。。。

 

 

エア抜き用のブリーダープラグが、、、サビによる固着が、、、

 

 

 

 

こちらは、、、チカラズクでネジ切ったり、折ったりしたら、、、キャリパー交換になってしまいますので、、、

 

 

慎重に、、、

 

 

 

 

 

 

 

バーナーで炙りながら、、、取れました。。。

 

 

というのが全部で4本のありました。。。

 

 

サビが酷い。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

1985年、、、昭和60年、、、初年度登録、、、

 

 

 

 

手強いデス。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。4。

2018年12月06日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

昭和のバイク、、、車検整備です。。。

 

 

 

 

 

 

 

お勧めの整備、、、

 

 

ブレーキのオーバーホールです。。。

 

 

 

 

フロントマスターシリンダーは昭和から使っている物ではなく、社外マスターの替えられていましたのでそのままにいたしますが、、、

 

 

前後キャリパー、後マスター、前後ホースは昭和に生まれたまんま?のようですので、、、手を入れたいと思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

ダストブーツもヒビ割れていますねえ。。。

 

 

 

 

本当は後マスターシリンダーはアッセンブリー交換をしたいのですが、、、

 

 

 

 

販売終了でしたので、、、

 

 

 

 

シリンダー本体のみを再使用してオーバーホールいたします。。。

 

 

 

 

中も外もお掃除をして、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新品の部品を組み付けます。。。

 

 

 

 

こんなにもオーバーホールに必要な部品が入荷してくれて、、、

 

 

 

 

良かった。。。

 

 

 

 

 

 

 

リザーバータンクとマスターシリンダーをつなぐホースが、、、唯一、、、

 

 

 

 

 

↓ この分解前の写真のように、U字型のホースが販売終了でしたので、、、

 

 

 

 

流用出来そうなホースを探したり、、、真っ直ぐのホースを曲げてみたり、、、

 

 

と、、、いろいろと考えた末に、、、

 

 

 

 

 

ホースを真っ直ぐに、リザーバータンクを反対向きに、取り付けをいたしました。。。補強のステーを追加して。。。

 

 

 

 

 

 

 

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昭和生まれのこのバイク。。。

 

 

平成も最後の年にもうすぐなり、、、まだ発表されていない新元号の年も駆け抜けられるように、、、整備しています。。。

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。3。

2018年12月04日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

 

さあて、、、昭和のバイクの車検整備ですが、、、

 

 

 

 

 

受け入れ検査とオーナー様との打ち合わせで行なう作業部分、、、さらにこちらからのお勧め作業部分をオーナー様にご了承いただき、作業をする為に、、、前もって部品注文をいたしました。。。

 

 

パーツリストがあったので、、、部品注文も滞りなく進み、、、入荷いたしました。。。

 

 

 

 

この入荷した部品ですが、、、ちょっと驚きで、、、

 

 

 

 

1985年発売のこのバイクの部品が、、、

 

 

 

 

細かい部品までほとんどが在庫あり! で、、、即入荷しました。。

 

 

 

 

前回当ブログ記事のアクチェーターモーターやアクチェーターコントロールユニットのような大物部品は販売終了になっていましたが、、、

 

 

本体がしっかりしていれば、、、通常の車検整備で使う部品は、、、ほとんどが入手可能なのが、、、嬉しいですね。。。

 

 

 

 

アクセルワイヤー、クラッチワイヤー、チョークワイヤーも、、、新品が買えちゃうなんて、、、素晴らしいですね。。。

 

 

他メーカーだと旧車部品は入手不可能だったりしますもんね。。。

 

 

 

 

ラジエーターホースも入荷。。。

 

 

 

 

 

 

 

残念ながらブレーキホースは販売終了でしたが、、、

 

 

 

 

ブレーキホースは社外メーカーさんががんばっていますので、、、このバイク用のキットが手に入りました。。。

 

 

 

 

 

 

この部品まで入荷するなんて、、、

 

 

 

 

あとで説明いたしますが、、、このバイクにしか使えない部品なんですよ。。。すばらしい。。。

 

 

 

 

 

欲しい部品のほとんどが入荷いたしましたので、、、助かります。。。

 

 

このぐらいの部品供給をしていただくと、、安心して乗れますね。。。

 

 

というか、、、このぐらいはして欲しいですよね。。。長く乗り続けるためには。。。

 

 

 

 

 

ではでは、、、当店からのお勧めの作業から始めましょう。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。2。

2018年12月02日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

かっこいいエンジンですよね。。。

 

 

 

 

 

前から、、、後ろからもマフラーが出ている。。。

 

 

2サイクルのエンジンのマフラーって、、、エンジンの性能に大きな変化を与える大事な部品のひとつで、、、

 

 

その性能の変化を、、、さらにコントロールする事で、、、低回転から高回転まで高性能にする事ができます。。。

 

 

それが、、、

 

 

SAEC スズキオートマチックエキゾストコントロール (サービスマニュアルにエキゾーストではなく エキゾスト と書いてありました)、、、というデバイスで、、、

 

 

排気ポート直後にサブチャンバーを設け、、、回転数に応じてバルブを作動させる構造です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

故障依頼の、、、排気バルブが開閉しない、、、アクチェーターモーターが作動しない?のでは、、、

 

 

ですが、、、

 

 

作動させるにはアクチェーターモーターで動かしていますので、、、

 

 

モーターが動かない事には、、、排気バルブが動かないので、、、

 

 

サービスマニュアルに沿ってモーターの点検をします。。。

 

 

 

 

 

 

 

点検方法は簡単でした、、、

 

 

 

 

バッテリー電圧をモーターの配線に直接入れて、、、作動確認をする、、、

 

 

そして+、-を入れ替えて逆回転をテストする、、、で、、、

 

 

その通りに進めると、、、

 

 

 

 

結果はOK! 排気バルブは作動しました。。。

 

 

 

 

 

 

モーター不良ではなかったので、、、アクチェーターモーターはOK!

 

 

 

 

 

次のテストに進みます。。。

 

 

 

 

 

アクチェーターモーターを作動させる為には、、、テールカウル内に、、、

 

 

 

 

 

アクチェーターコントロールユニット、、、というブラックボックスがひとつあり、、、

 

 

そちらの点検をいたします。。。

 

 

 

 

こちらもサービスマニュアル通りにすると、、、

 

 

 

 

 

各配線の導通、抵抗値の測定をする事で、、、ブラックボックス内の各電子部品の点検が出来、、、ユニットの良否の判断が出来るのですが、、、

 

 

 

 

 

点検の結果は、、、

 

 

 

 

あらららら、、、×の部分がたくさんあります。。。

 

 

 

 

 

モーターはOKでしたが、、、コントロールユニットがNGでした。。。

 

 

内部の電子部品に不具合が発生している模様です。。。

 

 

という事で、、、故障の原因は、、、アクチェーターコントロールユニットでした。。。

 

 

 

 

 

点検の前にこの両部品は、、、新品の在庫は前もって調べていて、、、

 

 

もちろん販売終了になっていました。。。

 

 

老メカが期待していたのは故障の原因は、、、アクチェーターモーターとアクチェーターコントロールユニットをつなぐワイヤーハーネスの接触不良や断線で、、、

 

 

配線なら治せる、、、かな。。。

 

 

でしたが、、、

 

 

ブラックボックスでは手が出せないので、、、この結果はそのままオーナー様にお伝えして、、、先に進む事にいたします。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

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昭和のバイクのお仕事。。。

2018年12月01日 | あーるじーよんひゃくがんま

 

 

現代はコンピューターで、、、オンラインで部品の注文したり、、、サービスマニュアルもインターネットで見る事が出来たりと、、、

 

 

バイク屋さんの業務にはパソコンは欠かせないツールになっていますが、、、

 

 

 

 

 

 

昭和の時代のバイク屋さんのお仕事は、、、

 

 

 

 

パーツリストもサービスマニュアルも、、、

 

 

この様な冊子になっていて、、、

 

 

部品の注文も部品番号をリストから拾って、、、電話で注文でした。。。

 

 

 

 

 

その後は、、、ファックスが普及したのはいつの頃だったかな、、、ファックスも昭和の時代なのかな普及したのは、、、

 

 

そしてその後はコンピューターの時代になって、、、

 

 

現在のようなパソコンと向き合う時間が徐々に長くなって、、、

 

 

そんな日々が、、、バイク屋さんのお仕事になっています。。。

 

 

 

 

 

で、、、今ではめずらしい昭和のバイクが患者さんとして入庫しましたので、、、

 

 

昭和の頃に蓄積した一国の宝物、、、一国図書館の出番となり、、、

 

 

ホコリっぽい山の中を探すと、、、

 

 

 

 

ありました!

 

 

 

 

当時から正規販売店でしたので、、、

 

 

パーツリストもサービスマニュアルも揃ってました。。。

 

 

昨今のバイク屋さん、、、コンピューターでメーカーとのオンラインの現在でも、、、このバイクは、、、流石にオンラインでパーツリストもサービスマニュアルも見られません。。。

 

 

 

 

 

 

 

症状は、、、

 

 

2サイクルエンジンの排気脈動を効率良くコントロールする為の、、、SAEC スズキオートマチックエキゾストコントロール (サービスマニュアルにエキゾーストではなく エキゾスト と書いてありました) が作動しない、、、

 

 

排気バルブが開閉しない、、、アクチュエーターモーターが作動しない?のでは、、、

 

 

というのがオーナー様からの依頼です。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、、、マニュアルに従って点検をすると、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

昭和の時代のバイク、、、

 

 

今回の入庫は車検取得の為の入庫という、、、

 

 

普通のお仕事で、、、

 

 

当店の得意な機種って訳ではありませんが、、、

 

 

断る理由もないので、、、

 

 

極普通にお受けいたしましたが、、、

 

 

やっぱり強敵ですね。。。

 

 

サービスマニュアルと、パーツリスト、、、

 

 

手元にあれば仕事もはかどります。。。

 

 

あって良かった。。。

 

 

 

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