一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

エンジンの点検です。

2014年10月19日 | バイク

 

 

 

今日はバイクのエンジンの点検のお話です。

 

 

 

 

点検っていっても外部からの点検が出来るところって限られていますね。

でもここはエンジンの キモ! だよって部分がありまして、そんな部分の点検をいたします。

で、どこが キモ なのかっていうと、エンジンオイルやプラグ、エアークリーナーなどの点検ももちろん重要ですが、さらにエンジンの基本の部分の点検を進めていくと、、、

 

バルブクリアランス っていう部分の点検をすることが出来ます。

 

エンジンはピストンの往復運動と吸排気のバルブの開閉が適切な時に高い 圧縮圧力 を発揮し、爆発のパワーをもたらします。

そのバルブの開閉の部分のクリアランスを適切に取っておかない、エンジンの熱による膨張や摩耗などで燃焼室の密閉が出来なくなり、高い圧縮圧力どころか、圧縮がゼロになってしまうことがあります。

 

バイク(4輪車も)の4サイクルエンジン搭載車でしたら必ず点検が必要な部分なのですが(一部オートアジャスターの機種もありますが)、なかなかここまで点検をする事も少ないですね。

50㏄のスクーターでももちろんです。

部品の材質や加工精度の向上ももちろんありますので、ノーメンテナンスで寿命?まで走り切ってしまうバイクがほとんどでしょうけど、やらないよりもちろんやった方が絶対に良い部分ですので、エンジン性能の事を考えるのなら、気にするのならお勧めの点検部分です。

 

 

 

今回入庫のバイクは、、、

 

 

ヤマハの WR450F っていうオフロードのバイクです。

このバイクはレーシングエンジンの技術その物がつまった高性能エンジンですので、オーナーも非常に気になされている部分です。なので、、、

 

タンクを外して、、、

配線などのジャマモノをどかして、、、

エンジンカバーを開けます。

そしてバルブクリアランスの測定を、、、

シックネスゲージで行います。

 

というような点検をします。

そしてバルブクリアランスに狂いがあるようなら、さらに整備を進めてマニュアルの基準値に戻してあげるんです。

この戻してあげる作業は簡単にネジで調整が出来るタイプとシムという金属片の厚みを替えるタイプのエンジンがあります。

今回のWR450Fの調整タイプはと言うとシムタイプで、カムシャフト等の分解をともなう作業が必要になります。

 

 

うーん!すばらしい!技術のカタマリ!のエンジンです!

 

 

 

 

 

やらないよりやった方が良い。

いや、絶対のやった方が良い! って点検でした。

 

 

 

 

 

 

 

老メカ、いしだのお勧めメニューでした。

 

おしまい

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バイクの整備

2014年10月14日 | バイク

 

車検整備って?

 

 

排気量が250cc以上のバイクは2年に一度車検を受けなければなりません。(新車は初回は3年目)

車検とは、これからも公道で走ってもいいよ!ってお墨付きです。

そんなお墨付きをいただくには安全に走行できるようにバイクの整備もしておかないといけませんね!

 

 

で、実際に車検での整備ってどんな事をするの?って時々お客様に聞かれるんですが、、、

 

 

 

バイクが走っていて危険な事にならないように各部の整備をいたします。

 

前後の車輪を外しての走行部品や制動装置の点検などなど、バイク全体の普段手の届かない部分まで見させていただきます。

そしてまたこの先も安全に楽しく走れるようにと整備をし、お客様にお渡しいたします。

 

 

大きなバイクには車検があるんですが、250cc未満のバイクだって点検・整備って必要ですよね。

法令では原付から自動二輪まですべてのバイクに12ヶ月点検が定められていますが、車検と違って走ることが出来なくなるまでの罰則がありませんので、点検もせずに危険な状態で走っているバイクをたまに見かけることがあります。

事前の点検で事故が未然に防げるのであれば是非実行して頂きたいです。

そんな手助けをするのが自分たちメカニックです。

 

バイクの整備に不安があるようでしたらお声掛け下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車検入庫!

2014年10月11日 | バイク

 

 

今日はXR650Rの車検整備の入庫がありました。

 

 

新車から大事にお乗りいただいているお客様の車両で、ずーっとメンテナンスさせていただいてます。

自分メカのイシダも同じXRを乗っていますが、ジャジャウマな楽しいバイクですねえ。

 

今までのメンテの記録を見ると・・・うーん、あまり乗ってませんね。

いけません。乗らないと!

北海道好きのオーナー様ですので、また行きたくなるように北海道菌を植え込んでおきましょう。整備中に。

 

さーて、点検します!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォーターハンマー現象って知っていますか???

2014年10月07日 | バイク

 

 

 

 

昨日の台風はすごかったですねえ。

関東直撃! 

雨、風が激しかったですね。

テレビで被害の放送を見ていましたが、各地で土砂崩れや冠水など大きな被害が報道されていました。

台風は午前中に関東通過の予報でしたので、当店も営業開始時間を少し遅らせて午後から開店いたしました。

そして午後からは台風一過!天気が良くなりました。

 

 

 

 

そして午後からはバイクで来店されたお客様も多数いらして、その中の数人の方と老メカが接客させていただきました。

 

 

その接客したお客様の中のお二方のバイク(50ccスクーター)の不調の訴えが、、、

 

「今朝、走っていたらエンジンが止まって。。。その後なんとか走れるようになりましたが。。。」

 

という故障の内容でした。

 

 

よくお話を伺うと、エンジンが止まり、その後セルスターターで始動を数回~十数回試みて再始動はしたそうです。

はじめは走行中も不調でしたが、その後普通に走るようになったとの事で、夕方にご来店下さりました。

 

このエンジンが止まった原因を推測すると、、、

 

今朝の台風の大雨の中という特殊な走行条件で走行していたので、エンジンが水分を吸い込んだ事が考えられます。(他にもいろんな原因が考えられますが)

 

 

 

 

バイクのエンジンと言うのは内燃機関というタイプなので、エンジンの中で燃料を爆発燃焼させて動力を得ます。

その燃焼の行程で必要なのは ガソリン と 酸素(空気) です。

ガソリンはガソリンタンクに給油してエンジンに供給されますが、酸素(空気)は大気よりエンジンに吸い込みます。

その空気を吸い込む時に雨の水分が混ざり込んでエンジンに入ってしまうとエンジンが不調をきたしてしまうんですね。

この不調ですが、エンジンの燃焼状態のバランスが崩れて止まってしまう位でしたら、その後は何もせずに復活したり、あるいは簡単な修理で走行できるようになったりしますが、重症の場合はエンジン内部が破損して修理に大変な金額が掛かる場合がありますので、要注意です。

 

バイクの空気の取り込み口(エアークリーナーケース)は簡単には雨水が入るような作りにはなっていませんが、条件が悪いと(今日の場合は台風の大雨)雨水を吸い込んでしまうこともあります。

微量の水分でしたらエアークリーナーエレメントが雨水で湿ってエンジンに空気が入りにくくなる位でエンジン不調や停止(また再始動が出来る)で済みますが、多量の雨水を吸ってしまうと、、、

 

エンジン内部が損傷し、走行が困難になります。

この現象をウォーターハンマー(水撃作用)といいます。

 

内燃機関の燃焼の行程で必要な混合気(気化したガソリンと空気)はピストンの往復運動で1/10前後に圧縮されます。

これは気体なので圧縮できますが、そこに液体の雨水が入り込んだ場合、圧縮が困難になります。

ですがエンジンは回転していますので(ピストンは往復運動をしていますので)雨水を圧縮しようとします。

出来ない雨水を無理に圧縮しようとすると、、、エンジン内部が破損!してしまいます!

ピストンは強い衝撃が加わり破損し、コンロッドは曲がってしまいます。

その他にもシリンダーやシリンダーヘッド、クランクシャフト、クランクケースなどエンジンすべての部品にダメージが加わる事もあります。

こうなった場合の修理ですと、エンジンを車体から外し、隅々まで分解、そして新品の部品に交換。という作業になってしまいます。

修理代金も高額になりますので、お客様には大変な負担になります。

 

 

 

台風18号、大変な大雨を降らしました。

この様な災害級の大雨の場合、お客様には無理せず、走行を控えて頂きたいです。

冠水や深い水溜りの中を走行するなんて論外です!エンジンが確実に水を吸い込んでしまいます。

そうなると上記の説明のようになってしまいます。

今までにもエンジン全損になってしまったお客様のバイクを何台も見ています。

がっかりする大変な出来事です。

 

 

 

でもねー通勤とかどうしても行かなくっちゃ、、、解るんですけどねー。。。

 

 

 

 

昨日接客いたしましたお客様はこのエンジン破損の一歩前の症状と考えられます。

もう少しで。。。です。

 

気を付けましょう。

 

 

 

 

台風18号の後を追うように

台風19号が発生しています。

また関東に?大雨が?

バイク乗りの皆様、注意!注意!

 

 

 

 

 

一国の老メカのつぶやきでした。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマハ TRICITY 125 入荷中!です。

2014年10月02日 | バイク

 

 

 ヤマハ TRICITY 125 入荷中!です。

 

 

 

 

 

今までに無い楽しさを持ったスクーターの登場です。

 

 

フロントタイヤが ふたつ!

独立して路面を追従しますので安定感抜群のコーナーリングが楽しめます。

 

ヤマハのhpからの説明を、、、

「LMW機構」という、新しいカタチ。
操縦しやすく走りやすい、をかなえるメカニズム。
フロント2輪をリーンさせる機能に加え、左右のサスペンション機能を独立させることにより道の変化に合わせて2輪が動き、安定感のある、軽快な走りを可能にしました。
LMW機構により、フロント2輪が路面の変化にしっかりついてくるので、快適に、気持ちよく走ることができます。

うーん!楽しそう。

 

一目見て ナニコレ―!? って思える、斬新なスタイルです。

 

現在、店頭に展示中です! 見に来て!ください。

 

  

 

トリシティ125  356,400円 [消費税8%含む](本体価格 330,000円)

ご予約受付中です。

ヤマハhp、トリシティ125のページです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする