Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

工芸博物館の特別展へ。

2017-04-25 | 近所へおでかけ





フランクフルトの工芸博物館(Museum Angewandte Kunst)で来月末まで開催されている
「横浜1868-1912 絵が輝き始めた時代」特別展を観に行ってきました。


数ヶ月前友人が行ってとっても見ごたえがあったと言っていたものです。

200年以上続いた鎖国が終わり、横浜港が開港し西洋文化が流入した激動の明治時代。
当時の人々や生活の様子を250点以上の写真や版画で紹介しています。

 





なかでも気に入ったのが小林 清親の作品のこの一枚。

 
今日まで名前も知らなかった「最後の浮世絵師、明治の広重」と評されている
小林 清親の作品を見られたのは良かったです。

 

欧米人の写真家によって撮られた、
素朴でヨーロッパとは違った風景の綺麗な日本の写真が沢山ありました。
白黒写真が手塗りで着色されている作品は、本当に鮮明で綺麗な状態の物ばかり。
写真が発展することで、浮世絵などの木版画への関心が薄れていったというのが
展示をみていると感じられます。

日本で暮らしていた時は、あまり興味のなかった幕末~明治初期ですが、
近代化する過渡期のこの時代の人々の暮らし、建物の変化をみる事ができました。
日本人だと、絵の中の文字も読めるので、ドイツ人以上に楽しめます。
気がつけば、2時間ちかくもいたのでかなり疲れました(笑)