かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ウスギモクセイの実

2009年02月19日 | 植物

私の住んでいる地域は古くは中仙道の松井田宿でした。先日ここにある「正一位稲荷大明神」の眷属神・通称「こんこん様」の開眼式がありました。地域の篤志家が新しい眷属を寄付してくれたのです。稲荷様は「火ぶせ」の神様で228年前に火事が多かったこの地域に勧請されたと古文書にあるそうです。眷属とは神様のお使いで稲荷様では狐がこれに当たります。ちなみに、八幡様は鳩、天神様は牛、山王様は猿・・・。



さて、本論はこんこん様ではありません。
この稲荷様の本殿がある鞘堂の隣に北向き観音堂があります。その観音堂の脇にキンモクセイの木があるのですが、その木に緑色で楕円形の実が着いていました。「んっ」・・・キンモクセイは日本では雌木が無いので実が着かないはず・・・奇形?虫こぶ?



気になって(木に生って??)調べてみました。「花実でわかる樹木」にはヒイラギなどの実は出ていますが・・・いろいろ調べている内にウスギモクセイの実にたどり着きました。
「なんダァ、キンモクセイだと思っていたらウスギモクセイだったのか」・・・そうです、ウスギモクセイは雄雌両方が日本にもあるのだそうで結実するということです。この時期は未熟期でもう少したつと黒紫色になって種も充実してくるようです。もう少し様子を見ていこうと思います。 

コメント (2)
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