かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

ワカサギとチカ

2009年02月21日 | ワカサギ釣り(~2023)

今日21日(土)は新潟の山小屋に雪掘りに泊まりで行ってきます。このため書き込みが出来ないので早めにワカサギネタを一つ入れておきます。

大塩湖のワカサギは型が良くたくさん釣れていることを書きました。その魚を見て大きいし鱗も荒く色も黒っぽいと言うことで「これはチカだ!」と真事しやかに言う釣り人達がいます。
淡水域、それも海とは繋がっていない富栄養の湖にチカが居るはずがないと言っても「一家言?」を持った釣り人は頑として聞いてくれません。
ワカサギとチカの違いは①背鰭と腹鰭の位置の違い、②歯の有無、③鱗の数、④上顎の後端の位置、⑤生息域などで比べられます。その違いを比べてみましょう。

                  

①はワカサギの背鰭の頭側の付け根は腹鰭の付け根よりも後ろにあります。チカは腹鰭の付け根が背鰭の付け根よりも後ろになります。
②はワカサギには歯があるけど、チカには無い。
③は鰓蓋~尾鰭の間の鱗の数が、ワカサギでは54~60枚、チカでは62~68枚。
④はワカサギの方が目の中央まで達し、チカは達しない。
⑤ワカサギは塩分濃度の変化に強く淡水域~沿岸域に棲み、富栄養の水にも適応できる、チカは内湾の沿岸域に棲み河川に遡上しない(ですから、卵が混じって流通することはない)などの違いだそうです。

どうしても信じられない方は釣った大きなワカサギ?を以上の違いで調べてみてください。もし、群馬県内の湖でチカが居たらご一報願います。

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