かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

群馬県は本州のワカサギ王国

2009年02月25日 | ワカサギ釣り(~2023)

2003年の漁業センサスを見ると、ワカサギ釣りの延べ人数(遊漁者)は、北海道が95,300人で1位、群馬県が70,000人で2位、長野県が53,400人で3位、福島県が52,600人、岩手県が37,500人、以下埼玉県、滋賀県、山梨県と続きます。つまり、群馬県は本州では断トツの釣り人口を誇るワカサギ王国と言えます。



ところが、この統計数値は漁協関係を調査したものらしいので、漁協の漁業権がない管理釣り場(例えば群馬の鮎川湖や丹生湖、神奈川の相模湖など)の遊漁者数は入っていないようなのです。そして入漁券の売り上げ枚数を基にした推計値であり、かつ年券購入者の延べ釣行日数も推計値、さらに無鑑のふとどき者は入っていない数字なのです。本来なら諏訪湖・野尻湖がある長野県や芦ノ湖・相模湖がある神奈川県がもっと上位に入って良いと思うのですが・・・。



でも、この数字しかないのですから、これを根拠にしてワカサギ釣りの経済効果を試算してみたことがあります(試算ですからあまり信用しないでください)。
細かい計算は此処で説明すると長くなりますから省きますが、ボート釣り・穴釣り・常連客・一見客・県内県外別などの要素を加味して計算すると、群馬県内でワカサギ釣りに使われる金額は約3億5千万円になりました。これに交通費や宿泊費・食事代などを加えると約8億7千万円と言う数字がはじき出せました。のべ7万人の釣り人が定額給付金相当(12,000円)を使う計算になりますね。この経済効果たるや馬鹿に出来ません。ワカサギ釣り万歳ですね!!

ちなみに群馬県内の他の魚種の遊漁者数は渓流(サケ・マス類)が約10万人、アユが約6万9千人、コイ・フナが約7万6千人で総遊漁者数は362,900人と言われ、昭和63年に比べ15万人ほど増えています(ただしアユは4割減ですが・・・)。これに漁業者(漁協の組合員)15,000人(実人員ですから延べ日数にすると30万~50万人??)を加えると採捕者(釣り人)の数が如何に多いかが納得できると思います。

コメント
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