異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【動画】 「乾杯」 “イントロ”部分にマスコミや政治、時代への批判を込めた魂の叫び!(長渕剛  2016 FNS歌謡祭、生出演で)

2016-12-08 19:19:19 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

 2016 FNS歌謡祭、生出演。“イントロ”部分にマスコミや政治、時代への批判を込めたスペシャルバージョンの「乾杯」を披露した!
 本来の歌い出しの「かたい絆に…」まで、3分50秒、ブルース調の魂の叫びをあげた!!

【放送事故?】 「乾杯」 長渕剛 2016 FNS歌謡祭 2016 12 07 2016年12月7日

     上記がみれないときは、こちらを



アメリカの大統領が誰になろうとも、

凶とでるか吉とでるかって
そりゃ俺達次第じゃねぇか
今日もマスメディアの誰かが、
無責任な話ばかりしている...
正義のツラして知ったかぶりしてる奴の言うことに
耳を傾けてる俺
これ以上答えのねぇ話なんか聞きたかねぇ
歌の安売りするのも止めろー!
日本から歌が消えていく、
日本から言葉が消えていく
自らの言葉をつむぐ歌い手たちが、
群れをなして魂の歌を産むならば
俺達は歌によって
正しい道を見付ける事が出来るのに
「ウ・タ・ヨ・ノ・コ・レ!」
「ウ・タ・ヨ・ノ・コ・レ!」
俺達の東北、仙台、
俺達の九州、熊本、
そして福島も頑張ってんだ
オリンピックもいいけどよぉ、
若者の貧困、地域の過疎化どうする?
騙されねぇぜマスコミ
騙されねぇぜヒットチャートランキング
騙されねぇぜワイドショー
ところで
けなげな少女の瞳が
今日も銃弾に打ち抜かれていく
岸に倒れた名もない兵士は
母の名を叫んで死んだ
アジアの隅に追いやられてきた
しなびきったこの島国で
屈辱の血ヘドを吐きながら今日も俺達は歌う

 

 


戦後70年以上PTSDで入院してきた日本兵たちを知っていますか 彼らが見た悲惨な戦場 〔籏智 広太 BuzzFeed 〕

2016-12-08 18:50:21 | 平和 戦争 自衛隊
戦後70年以上PTSDで入院してきた日本兵たちを知っていますか 彼らが見た悲惨な戦場

「未復員」のまま一生を終えた人たちがいた。

戦争で心を病み、70年以上が経っても入院したままの日本兵たちがいる。1941年12月8日、日本軍が真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争が開戦。戦後は、今も続いている。

絶望的な戦場に投入されて亡くなった日本軍兵士は、200万人以上。生き残った人たちも、身体や心に大きな傷を受けて帰国した。

真珠湾攻撃のために飛び立つ飛行機を空母から見送る日本兵たち(1941年) Hulton Archive / Getty Images

兵士を苦しめた精神疾患

いまで言うPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされた元兵士も多かった。

なかでも、病院暮らしを余儀なくされ、社会復帰できないままになってしまった人たちの存在は、あまり知られていない。いまだに入院中の人だっているにもかかわらず、だ。

精神疾患などで入院した元兵員、8千人分のカルテを分析した埼玉大名誉教授の清水寛さんはBuzzFeed Newsの取材にこう語る。

「戦地の加害経験などによって精神を病んだ人たちは、『戦争神経症』と呼ばれました」

清水さんによると、敗戦直後までに入退院した日本陸軍の兵士は約2万9200人。その半分にあたる約1万450人が、さまざまな精神疾患に苦しんだ。

軍部は、国府台陸軍病院(千葉県)を中心にその対応に当たった。1940〜45年にかけては、いまの東京都小平市など3カ所に療養所が設置されている。

それほど、兵士たちの精神疾患は重大な問題だったのだ。

子どもを殺した記憶

清水さんが分析した当時のカルテである「病床日誌」のうち、1372人が「戦争神経症」だった。カルテには、たとえばこんな記載がある。中国に派遣された30歳の男性だ。

清水寛 for BuzzFeed

精神分裂病 昭和十九年二月八日病名決定

「同僚に悪口を云われる様な気がし 誰か跡をつけられて人に会ふのが恐ろしくなり……目や鼻のない坊主の姿が見へて来た」

「女や男の泣声が聞こえたり、聖徳太子の声も聞こえる」

「まさにPTSDの症状だと言えます。私たちが戦争神経症と判断したうち、1割以上がこの症状でした」

なぜ、彼らは「戦争神経症」に悩まされたのか。清水さんは、6つの累計があると指摘する。

  1. 戦闘恐怖(戦闘行動での恐怖・不安によるもの)
  2. 戦闘消耗(行軍など、戦闘行での疲労によるもの)
  3. 軍隊不適応(軍隊生活への不適応によるもの)
  4. 私的制裁(軍隊生活での私的制裁によるもの)
  5. 自責念(軍事行動に対する自責の念によるもの)
  6. 加害による罪責(加害行為に対する罪責感によるもの)

そうして、さまざまなトラウマに悩まされている兵士たちの姿が、カルテからは浮かび上がる。

「12歳くらいの子どもを突き殺した。かわいそうだと思ったことがいまでも頭にこびりついている」

「民を殺したのが脳裏に残っていて、悪夢にうなされる」

「子どもを殺したが、自分にも同じような子どもがあった」

「付近の住人を殺した。夢の中で殺した領民が恨めしそうに見てくる」

ただ、公的に残す資料であるカルテには、軍事機密としてそれらの言葉が載らない場合も多かった。日本軍が残虐行為をしたと、記録に残さないためだった。

「にもかかわらず、これほどの数が残されていた。ということは、それだけ多くの人たちがトラウマに悩まされていた証拠とも言えるのです」

南太平洋の戦場を行進する日本軍(1942年1月撮影) Keystone / Getty Images

帰ることのできない故郷

1964年に施行された戦傷病者特別援護法に基づく共同通信のまとめによると、最多の1978年度には、1107人の元日本軍関係者が精神疾患の治療をしていた。

「戦後、家族が病院に入れた身内を引き取らないケースもありました。病気は治っていても、そのまま入院させられたのです」

「身体障害者は名誉の負傷となり、家族も堂々と胸を張りました。一方で、精神を病んだ兵士は家の恥となり、隠される存在となってしまった。そうして戦後も故郷などには帰れず、『未復員』のまま一生を終えた人がいたということになります」

精神疾患を治療するための入院先で死亡した元日本軍関係者は、計682人。厚労省の最新統計(2014年度末)では、13人が治療を続け、うち6人は入院したままだ。

清水さんは2002年から05年まで、かつては療養所だった福祉施設などを訪問。元軍人に面会した。

帰国後、復員することなく、入院したまま過ごす人たち。統合失調症と診断されたある男性は、「戦争で恐ろしいことがあった。支那人を銃剣で刺した。みんなで」と話していた。

男性は、故郷に帰りたいと言っていたという。「戦時期から時間が凍結していると感じました」

清水さん Kota Hatachi / BuzzFeed

忘れることのできない記憶

入院をせず、トラウマを抱えた人まま生き抜いた人たちも、多かった。

清水さんの父親もシベリア抑留から帰国後、しばらく「異常」な状態が続いていたという。自分の名前を忘れたり、馬糞を「パンだ」と手に持ったりしていたことがあった。

強制労働や極寒、そして飢餓がその原因だったのではないかと指摘する。のちに治癒したものの、アルツハイマー型認知症になってからは、「ソ連兵が来るから逃げろ!」と夜中に叫ぶことがあったという。

私(籏智)がこれまで取材をしてきた元兵士たちも、同じだった。

いまだに夜中にうなされる人、機銃に撃ち殺された仲間達の遺体の「眼差し」を思い出してしまう人、スパムを盗むために殺した米兵の顔が忘れられないという人……。

みんな、70年以上前の記憶を、忘れることはできていなかったのだ。

中国・上海で市街戦を繰り広げる日本軍(1932年撮影) 時事通信

思えば、私の祖父だって、そうだった。陸軍憲兵として満州の地を踏んだ人だったが、晩年、病床で朦朧とした意識のなか、こう叫んでいた姿は忘れられない。

「急げ、急げ!」「やめろ、放せ!」

ときおり軍歌を口ずさんだ祖父は、ずっとうなされていた。夢の中で戦争をしていたのだろう。

清水さんは言う。

「殺し、殺されるという場面を目撃した苦しみは想像を絶します。老いとともに症状が出てくることもあるのです」

「戦地に行った兵士は、二度苦しむことになるのです。1度は戦地で。そして2度目はトラウマによる苦しみです」

1人の自殺者の裏には

現代においても、戦闘行為とPTSDは深く結びついている。

米軍のアフガン、イラク派兵の現実を描いた「帰還兵はなぜ自殺するのか」によると、派兵された200万人のうち、実に50万人にPTSDの症状があるという。

誤射によりイラク人家族の両親を殺害してしまったのち、PTSDに悩まされた米兵(2005年) Chris Hondros / Getty Images

自殺者は、毎年240人以上に上るという。アメリカでは、国をあげて治療プログラムや予防などの対策に乗り出している。

日本の陸上自衛隊でも、イラクやインド洋に派遣された経験のある56人が在職中に自殺したことが、2015年の政府答弁で明らかになった。うち、精神疾患を原因としたものは14人という。

ただ、この数字に関しては、防衛省の作成した資料を根拠に「一般成人男性より自殺死亡率は低い」とする反論もある

駆けつけ警護を付与され、南スーダンに派遣された陸上自衛隊員 時事通信

清水さんは、海外派遣された自衛隊員の自殺に触れながら、こうも語る。

「1人の自殺者の後ろ側には、精神的に問題を抱えた大勢の隊員がいるはずです」

政府は12月から、PKO任務で南スーダンに派遣される部隊に「駆けつけ警護」などの任務を新たに付与した。

実質、内戦状態にあるとも言われる南スーダン。ジュバでは2016年7月、数日間で300人以上の死者を出す大規模な「戦闘」が発生。自衛隊の宿営地の隣にあるビルでも銃撃戦が起きていた。

PKOに参加していた中国軍2人も死亡している。隊員たちの心の負担は、より一層大きいものになるだろう。

清水さんは言葉に力を込める。「同じことを繰り返してはいけない」

 

 

 

 


「ハワイ真珠湾を訪問する安倍首相は、南京にも行きますか?」・・・記者からの質問に、稲田防衛相は 2016.12.7

2016-12-08 18:10:13 | 南京虐殺

安倍首相は南京も訪問を=社民党首

 社民党吉田忠智党首は8日の記者会見で、安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪問することを歓迎した上で、「中国、朝鮮半島に耐え難い苦痛を与えたのも事実だ。象徴的な南京に行くべきだ」と首相に求めた。 

 

http://www.recordchina.co.jp/a156892.htmlより転載

「安倍首相は南京にも行きますか?」=記者からの質問に稲田防衛相は…―中国メディア

配信日時:2016年12月7日(水) 10時50分
「安倍首相は南京にも行きますか?」=記者の質問に稲田防衛相は…
 
6日、看看新聞網によると、安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪問することについて説明した稲田朋美防衛相に対し、記者から南京に関する質問が飛んだ。写真は真珠湾。
 
 
2016年12月6日、看看新聞網によると、安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾を訪問することについて説明した稲田朋美防衛相に対し、記者から南京に関する質問が飛んだ。 

稲田防衛相は同日午前の記者会見で、安倍首相がオバマ米大統領とともに現地を訪問し、戦没者慰霊式典に出席することを説明した。この際、記者から「真珠湾に慰霊に行くということですが、今後、南京に慰霊に行く必要性について考えますか?」と問われると、「真珠湾に慰霊に行くのは日米同盟を強固にし、アジア太平洋地域の平和と安定を図り、価値観を共有するため」と明言を避けたという。 

安倍首相が真珠湾攻撃から75周年を迎える日の2日前に訪問を発表した狙いについて、専門家は「米国で新政権が発足する前に日米同盟を強固なものにすること」とし、「オバマ大統領の広島訪問にならい、追悼の念を表すとみられるが、謝罪をすることは絶対にない」と分析している。(翻訳・編集/北田)
 
 
【関連記事】
 
 
 
 

ピースボール(伊藤 千尋)/ 世界を変えるための17の目標、SDGs: 黒柳 徹子 UNICEF親善大使からのメッセージ

2016-12-08 17:07:15 | 紹介


                  「ピースボール」

伊藤 千尋さんFBより  

 昨日は日本記者クラブで開かれた記者会見に行きました。北欧5か国の駐日大使が一堂に会して、それぞれのお国の特色を紹介するユニークな企画です。

 フィンランド大使子どもたちに自由な時間を保証した結果、学力が世界一になったことを誇りました。アイスランド大使は、日本の技術を採用して地熱発電の大国となり、それをフィリピンなど途上国支援に活かしていることを語りました。...
目立ったのがデンマーク大使です。お笑い芸人のようなくだけた調子ながら格調高く「わが国では女性がリードすることで社会が変わり、世界で最も幸せな国になりました」と切り出しました
 男女に平等なチャンスを与え、女性のキャリア維持のため市町村が保育園を完璧に用意することを法制化し、産後も復職できる制度上の保証をするなど女性のためのインフラ整備をしっかりするなど男女平等を前提に社会が構成されているといいます
 彼は実にカラフルなサッカーボールを取りだしました。「1.貧困撲滅」「16.平和・正義」など17の国連の目標がマークとともに描かれています。その中に「5.男女平等」もあります。デンマークはこれを他国に先駆けて達成したのだと誇るのです。

 


 「このボール、欲しい方、いますか?」と彼が言ったので、僕はすかさず手を挙げました。こうしたときについ遠慮するのが日本人の体質ですが、海外ではこんなとき全員がサッと手を挙げるものです。話を終えて着席する直前、彼は僕をめがけて演台からサッカーボールをポンと投げてくれました。実にうれしいクリスマス・プレゼントです。
 デンマーク大使は日本記者クラブあてに色紙を書きました。デンマーク語で「旅することは、生きること」と書いたのです。これって、僕の人生のモットーそのものです。

 その足で、横浜港の大桟橋に向かいました。船で世界一周するNGOピースボートの忘年会が船上で開かれるのに参加したのです。ピースボートこそ「旅することは、生きること」を地で行くような人々の集まりです。
 もちろん、このサッカーボールを会場に持参しました。ピースボートは世界各地に寄港したさいに現地の人々と交流し子どもたちとサッカーもしていますが、そのさいにピースボートのロゴを入れたこのようなボールを作って使ってみてはどうかと提案したのです。
 忘年会に集まったのは、航海中に乗客に講演をする「水先案内人」を務める40人とピースボートのスタッフです。鎌田慧、豊田直巳、桃井和馬、ジョン・ミッチェル氏ら「水先案内人」、ノッピー、千ちゃん、モリヨウ、新井君、ゴンちゃん、直君、モエ、メリーさん、都、夏ちゃん、ゆうこっちらスタッフと久しぶりの邂逅を楽しみつつ、明日また世界一周に出航する準備に追われる船のレストランでワインと日本酒を手に乾杯しました。
 
 セクシーなドレス姿の女性が奏でるピアノにうっとりしましたが、振り返った顔を見ると船上で歌の企画をいっしょにやってくれたチャキでした。ピースボートの女性スタッフはデンマークの社会さながら実に豊かな能力を秘めているのです。
 その一人、サルサの美和子が宴の最後でピースボートの目的を熱く語りました。そのさいに画面に出されたのが、このサッカーボールに描かれた国連の17の目標のロゴでした。画面のすぐ横のテーブルに置かれたボールを見ながら、ワインと焼酎と日本酒を交互に煽りつつ、僕は至福の思いに浸っていました。久しぶりに飲んだので酔うかと思ったら、港の夜風がさましてくれました。
 

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 「国連 マーク」の画像検索結果世界を変えるための17の目標、SDGs


http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/

持続可能な開発目標(SDGs)報告2016

概要

持続可能な開発目標(SDGs)に関する初のグローバル報告書は、2030年に向けた私たちの集団的な取り組みの出発点として、世界の現状を把握するものです。報告書では、いくつかの深刻なギャップと課題を明らかにするための事例として、グローバル指標枠組みの中から、データが入手できる主な指標について分析を加えています。国連統計委員会が2016年3月に合意したSDG指標の一覧は、手法やデータ入手可能性の向上に合わせて精緻化、改善されることになっています。

どのような旅にも、始まりと終わりがあります。旅の行程を描き、その途中に重要な節目を設けるためには、信頼できる詳細なデータが適時に利用できなければなりません。このグローバル指標に関するデータ要件は、SDGsそれ自体とほぼ同じく、過去に類を見ないものであるため、すべての国にとって重大な課題となります。とはいえ、各国の統計能力構築を通じ、これら要件を満たすことは、現状を把握し、前途を見極め、私たちの集団的なビジョンを現実に近づけるうえで不可欠な一歩です。

目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

目標1は、今後15年間に、極度の貧困を含め、あらゆる形態の貧困に終止符を打つことを求めています。最貧層、最も脆弱な立場にある人々を含め、世界各地の人々が、基本的な生活水準と社会的保護の恩恵を受けられるようにすべきです。・・・・

目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

 目標2は2030年までに、飢餓とあらゆる形態の栄養不良に終止符を打ち、持続可能な食料生産を達成することをねらいとしています。根底にあるのは、誰もが栄養のある食料を十分に手にできるべきだという考え方ですが、そのためには、持続可能な農業を幅広く推進し、農業生産性を2倍に高め、投資を増額するとともに、食料市場を適切に機能させることが必要となります。・・・・

目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

目標3には、リプロダクティブ・ヘルスと母子保健を増進し、主要な感染症の流行に終止符を打ち、非感染性疾患と環境要因による疾患を減らし、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成し、すべての人に安全で手ごろな価格の有効な医薬品とワクチンへのアクセスを確保することにより、あらゆる年齢のすべての人々の健康と福祉を確保するというねらいがあります。・・・・

目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する

目標4は、基本的な能力とより高次の能力の習得、技術・職業教育と訓練、高等教育へのアクセスの拡大と公平化、生涯訓練、 および、十分な役割を果たし、社会に貢献するために必要な知識、能力、価値観に焦点を絞るものです。・・・・

目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

目標5のねらいは、女性と女児がその潜在能力を十分に発揮できるよう、そのエンパワーメントを図ることにありますが、そのためには、有害な慣行を含め、女性と女児に対するあらゆる形態の差別と暴力をなくさねばなりません。女性と女児が、性と生殖に関する健康やリプロダクティブ・ライツを手に入れるためのあらゆる機会を与えられ、その無給労働に対する正当な認識を獲得し、生産資源を十分に利用し、かつ、政治、経済、公的生活に男性と平等に参加できるようにすることが、この目的の趣旨といえます。・・・・・

目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

目標6は飲料水、衛生施設、衛生状態の領域を越え、水源の質と持続可能性にも取り組むものとなっています。この目標の達成は、人間と地球の生存に欠かせませんが、そのためには、水と衛生の管理改善のための国際協力を拡大し、地域社会の支援を取り付けることが必要となります。・・・・

目標7:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

目標7は、国際協力の強化や、クリーンエネルギーに関するインフラと技術の拡大などを通じ、エネルギーへのアクセス拡大と、再生可能エネルギーの使用増大を推進しようとするものです。・・・・

目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

 継続的、包摂的かつ持続可能な経済成長は、グローバルな繁栄の前提条件です。目標8は、すべての人々に生産的な完全雇用とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会を提供しつつ、強制労働や人身取引、児童労働を根絶することをねらいとしています。
・・・・

目標9:レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

目標9は、インフラ整備と産業化、イノベーションに焦点を置くものです。この目標は、国際的、国内的な金融、技術支援、研究とイノベーション、情報通信技術へのアクセス拡大を通じて達成することができます。・・・・

目標10:国内および国家間の不平等を是正する 

目標10は、国内および国家間の所得の不平等だけでなく、性別、年齢、障害、人種、階級、民族、宗教、機会に基づく不平等の是正も求めています。また、安全で秩序ある正規の移住の確保を目指すとともに、グローバルな政策決定と開発援助における開発途上国の発言力に関連する問題にも取り組むものとなっています。・・・・

目標11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

目標11のねらいは、コミュニティーの絆と個人の安全を強化しつつ、イノベーションや雇用を刺激する形で、都市その他の人間居住地の再生と計画を図ることにあります。・・・・

目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

目標12には、環境に害を及ぼす物質の管理に関する具体的な政策や国際協定などの措置を通じ、持続可能な消費と生産のパターンを推進するねらいがあります。・・・・

目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

気候変動は開発にとって最大の脅威であり、その広範な未曽有の影響は、最貧層と最も脆弱な立場にある人々に不当に重くのしかかっています。気候変動とその影響に対処するだけでなく、気候関連の危険や自然災害に対応できるレジリエンスを構築するためにも、緊急の対策が必要です・・・・

目標14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

この目標は、海洋・沿岸生態系の保全と持続可能な利用を推進し、海洋汚染を予防するとともに、海洋資源の持続可能な利用によって小島嶼開発途上国とLDCsの経済的利益を増大させようとするものです。・・・・

目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

目標15は、持続可能な形で森林を管理し、劣化した土地を回復し、砂漠化対策を成功させ、自然の生息地の劣化を食い止め、生物多様性の損失に終止符を打つことに注力するものです。これらの取り組みをすべて組み合わせれば、森林その他の生態系に直接依存する人々の生計を守り、生物多様性を豊かにし、これら天然資源の恩恵を将来の世代に与えることに役立つことでしょう。・・・・

目標16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

目標16は、人権の尊重、法の支配、あらゆるレベルでのグッド・ガバナンス(良い統治)、および、透明かつ効果的で責任ある制度に基づく平和で包括的な社会を目指しています。依然として長引く暴力や武力紛争に直面する国が多いほか、脆弱な制度によってほとんど支援が受けられず、司法や情報にもアクセスできず、その他の基本的自由も享受できない人々があまりにも多くなっています。・・・・

目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

2030アジェンダは、グローバル・パートナーシップの活性化と強化により、各国政府、市民社会、民間セクター、国連システムその他の主体から、利用可能な資源を動員することを求めています。LDCs、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国をはじめとする開発途上国に対する支援の増大は、すべての人々にとって公平な前進の基盤となります。・・・・

誰も置き去りにしないために

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」発足の際、加盟国は、個人の尊厳を基盤とすること、および、すべての国と人々、社会各層について、アジェンダの目標とターゲットを達成すべきことを認識しました。また、最後尾にいる人々にまず手を差し伸べるよう努めることとしました。この点で言葉を実行に移すことは容易ではありません。なぜなら、詳細なデータを見ると、開発の恩恵が公平に分配されていると言うには程遠い状況にあるからです。

  • 2015年の全世界の若年失業率(15歳から24歳の年齢層)は15%と、成人失業率(4.6%)の3倍を超えています。
  • 2015年の時点で、全世界の最富裕世帯20%は最貧世帯20%に比べて、熟練医療従事者の診療を受けられる可能性が2倍以上高くなっています(89%に対し43%)。
  • 最貧層世帯の子どもは、最富裕層世帯の子どもよりも発育不全に陥る確率が2倍以上高くなっています。
  • 都市住民のほぼ80%は水道水を利用できますが、農村部ではこの割合が3分の1にとどまっています。
  • LDCs、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国は2014年から2016年にかけ、いずれも開発途上地域全体をはるかに上回る栄養不良率を報告しています(それぞれ13.6ポイント、9.8ポイント、5.1ポイントの差)。

誰も置き去りにしないことは、2030アジェンダの根本的原則です。しかし、最も脆弱な立場にある人々を含め、具体的な人口集団を取り扱うデータや指標がなければ、SDGsでなされた約束を完全に果たすことはできません。データソース統合の改善を通じたものを含め、データの入手可能性と利用を改善するためのグローバルな取り組みは、すでに始まってはいるものの、まだ多くの作業が残っています。グローバルな統計関係者は、現在のニーズを満たすとともに、将来の世代に対する私たちの約束を果たすため、この作業のやり方を転換、近代化するための準備を整えています。

呉紅波(ウ・ホンボ)
経済社会問題担当 国連事務次長

  ※詳細はこちらを ↓http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/

 


タイガーマスク「伊達直人」名乗り支援活動の男性が思い語る…”子どもたちは虐待されるためではなく、抱きしめられるために生まれてきた”

2016-12-08 10:23:19 | 労働 生活一般

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161207/k10010798731000.html

「伊達直人」名乗り支援活動の男性が思い語る

漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗り、全国の児童養護施設などにランドセルなどを寄付する運動のきっかけを作った男性が、7日、都内で開かれたプロレスのイベントに参加して、支援活動にかける思いを語りました。

この男性は群馬県に住む会社員、河村正剛さん(43)です。
河村さんは7日夜、東京・文京区の後楽園ホールで開かれたイベントに参加し、初代タイガーマスクの佐山聡さんとリングに上がりました。そして、6年前のクリスマスに群馬県内の児童相談所に漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗ってランドセル10個を届けたことを明らかにしました。

河村さんは幼いころ、複雑な家庭環境で育ち、ランドセルも持てなかったため、同じ境遇の子どもたちを支援しようと活動を始めたことを明らかにしたうえで、「子どもたちは虐待されるためではなく、抱きしめられるために生まれてきた。涙を流すためでなく、周りを笑顔にするために生まれてきた。その思いを胸にこれからも支援活動を続けていきます」と呼びかけました。

6年前に河村さんが「伊達直人」の名で贈ったランドセルは大きな反響を呼び、全国の児童養護施設などに贈り物などが相次ぐなど「タイガーマスク」運動と呼ばれる社会現象にもなりました。

河村さんは自分が名乗り出ることにより、施設の子どもたちを社会全体で養護する大切さに気付いて欲しいと思いを述べたうえで、「子どもたちには支援する人たちがいると受け止めてくれればいい。自分の過去は変えられないが、子どもたちの未来は変えることができると思います」と話していました。

広がったタイガーマスク運動

河村さんが「伊達直人」の名前で6年前のクリスマスにランドセルをプレゼントした行為は大きな話題となりました。翌年(平成23年)の元日に、神奈川県小田原市の児童相談所に同じく「伊達直人」を名乗る別の人からランドセル6個が贈られたほか、静岡市には「お年玉」と称した10万円の現金が届くなど、およそ1か月間に全国各地で1000件を超える寄付が相次ぎ、「タイガーマスク運動」と呼ばれる社会現象になりました。

一方、施設で使いづらい品物が贈られる心配もあり、全国児童養護施設協議会が「施設が必要なものを問い合わせてから寄付してほしい」と呼びかける事態となりました。その年の3月、東日本大震災が発生します。被災地の支援に関心が移る中、「タイガーマスク運動」は一時の盛り上がりをみせなくなりましたが、千葉県の我孫子市役所には、去年まで5年続けてクリスマスの日に「伊達直人」の名前でランドセルが届くなど、善意の行動は続いています。

児童養護施設で子どもたちと交流

河村さんは、数年前から児童養護施設を訪ねて入所している子どもたちとの交流を重ねていました。

群馬県高崎市にある児童養護施設、「フランシスコの町」もその1つです。施設長によりますと、河村さんは最初にランドセルが届けられたクリスマスの翌年に施設を訪れて、ランドセルの贈り主だと名乗ったうえで、「イベントがあったらお手伝いしたい」と申し出たということです。その後、施設が行う稲刈りなどの行事にこまめに顔を出したり、入所している子どもたちにプレゼントを配ったりしていたということです。

施設長の村田文男さんは、「河村さんは折に触れて自分の幼いころの大変な境遇を子どもたちにも伝えていた。そういった境遇で育っても一人前に自立しているんだとアピールしたかったのではないか。子どもたちには常に『夢をもって生きろ』と話していた優しい方です」と話していました。

タイガーマスクに児童相談所は感謝

6年前に10個のランドセルを贈られた前橋市の児童相談所で、次長を務めていた男性は、「さまざまな境遇で暮らす子どもたちへのプレゼントだとわかり、ありがたいと思いました」と当時を振り返っています。

前橋市にある群馬県中央児童相談所では、6年前のクリスマスに玄関先に、10個のランドセルが置かれていました。添えられていた封筒には、「子どもたちのために使ってください」と書かれたカードが入っていて、差出人は漫画「タイガーマスク」の主人公と同じ「伊達直人」となっていました。

当時児童相談所の次長だった松場敬一さんは、「最初はびっくりしましたが、さまざまな境遇で暮らす子どもたちへのプレゼントだとわかり、ありがたいと思いました」と振り返りました。

松場さんは、ランドセルを贈った本人が、その後児童相談所を訪れ、「幼少期に恵まれない環境で育ったため、同じような境遇の子どもたちの役に立ちたい」と話していたことを明らかにしました。

今回公の場で名乗り出たことについては、「受け取った側も感謝の気持ちを伝えたいので、名乗ってもらえることはいいことだと思います」と話していました。


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「タイガーマスク運動」の伊達直人 写真特集

http://www.jiji.com/jc/d4?p=dtn127-jpp10297190&d=d4_bbbより転載

兵庫県警赤穂署に置かれていたランドセルと「伊達直人」と書かれたのし[赤穂民報提供]=兵庫県赤穂市


漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」の名で、児童施設にランドセルなどを贈っていた河村正剛さん(左)。初代タイガーマス…
漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」の名で、児童施設にランドセルなどを贈っていた河村正剛さん(左)。初代タイガーマスクの佐山聡さん(右)と握手を交わす=東京都文京区の後楽園ホール(2016年12月07日) 【時事通信社】