マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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タイトルは田中のお田植祭

2009年04月30日 07時49分30秒 | 民俗の掲載・著作
つながり連載も今回で7回目を迎えた。

大和郡山で祭礼されているオンダ祭のひとつに田中町甲斐神社のお田植祭が挙げられる。

こじんまりした境内で農耕の模擬作法が演じられる。

牛は出てこないが氏子さんが演じる所作を観ているとほのぼのとした雰囲気。

可愛い巫女さんの苗植え姿は艶やかさが感じられる。

例年なら関係者だけでひっそりとしている祭礼。

つながりに掲載されたせいなのかびっくりするほど大勢の参拝者が訪れたそうだ。

来年もそうであればいいのだが。

(H21. 3. 1 SB912SH撮影)

突然のうん万円

2009年04月30日 07時47分46秒 | ぽつりと
かーさんが言った。

次男がポンと現金62万円を返してくれたという。

5年前に目の手術した金額には少し足りないけどといってくれたそうだ。

そうか、もう5年もなるのか。

あのころは目の具合が悪くて(近視)悩んでいた次男。

いろいろと調べて手術することに大決断した。

病院に行って面接を受けた二人。

手術に面接がいるんだ。

レーシックレーザー治療は痛みを感じなかったという。

そうか、あれから5年も経ったんだ。

元気になっていたからすっかり忘れていた。

こんなぎょうさんもらったら生活費にあっという間に消えてしまうのでなんかのために貯金しておこう。

(H21. 2.23 記)

続、矢田筋町家のおひなさま

2009年04月29日 06時17分36秒 | 大和郡山市へ
春を呼ぶお水取り本行が始まって三日目はみぞれ雪が降り出した。

先祖代々から大切にしてきたお雛さま飾り。

お家の人や親戚だけで楽しんでいましたが今年は近くの南幼稚園児がやってきた。

町内婦人会のみなさんは抹茶をたてて篤いおもてなし。

思わず「おだいりさーまに おひめさま」の唄が黄色い声で大合唱。

じっくり拝見したあとは座敷に座ってSさんのご挨拶。

Sさんは水墨画の先生。

舞台演技を先生に披露するなど幼稚園児らと親交を深めています。

先生のお雛さま解説が理解できたかどうかは怪しいですが、もてなしのお菓子に園児の顔は笑顔で満開。

抹茶よりも好きなお菓子はあっという間になくなりました。

行儀良くお抹茶をいただいて「今日はおよばれしてありがとうございました」と感謝の言葉。

人数が多いので30人ずつ二班になって拝観。

来年もやってくるのかなとSさん。

元気でいる限り披露していきたいと仰った。

園児が帰ったあとは婦人会の方々が静かになった座敷でお雛さまに見惚れています。

(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)

矢田筋町家のおひなさま

2009年04月29日 06時14分31秒 | 大和郡山市へ
季節の節目の弥生三月三日はひな祭り。

お雛さまを飾って祝った宮中行事はやがて武家社会に広がった。

さらには商家など名主の家へ、そして庶民へも広がり定着した現代。

健やかに育ってほしいと願い女の子の健康祈願を祝う桃の節句は変わりません。

城下町の大和郡山市内の矢田筋通り。

一軒の町家では江戸時代のものと思われる古式色豊かなお雛さまが飾られます。

当主のSさんは生まれた翌年に買われた大正14年の掛け軸を掲げます。

その前には面長のお内裏さまとお姫さまが優雅な美しい姿で座っています。

一方の掛け軸は娘さんが生まれたときに買った昭和4年製。

そこには表情豊かなお顔がずらり並んでいます。

奥から三人官女、五人囃子、胡蝶の舞に衛士たち。

怒り衛士、鳴き衛士に笑い上戸衛士たち三人は特徴ある丸顔です。

姿、形からすれば享保雛のようです。

当主の祖母の四代前の祖母が持ってきたというお雛さま。

昔から雛段はなかったといい、商家の家は広かったから座敷に広げて飾ったのだと当主は仰います。

(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)