老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

晋三、お前は、もう死んでいる!

2017-07-29 21:08:24 | 安倍内閣
閉会中審査での安倍首相の表情があまりにも虚ろだった。目に力が全くなく、表情に生気もない。言葉だけは丁寧だったが、内容はすぐばれるような嘘の連発。慇懃無礼に嘘をつく典型的姿勢。これが一国の首相なのだから、日本国民はやり切れない。

何度も指摘するが、ファッショ型独裁政治を理想としている安倍政権は、基本的に主権者国民を完全に無視し、馬鹿にしている。そもそも、彼らの脳裏に、国民が「主権者」などという概念はない。「主権は天皇にある」という大日本帝国憲法が理想なのだから、「国民」が主権者だなど、馬鹿も休み休み言え、という話である。

お人よしの日本国民は、どうこう言われても、安倍政権は、民主主義を大切にしているだろうと忖度しているが、その気持ちが報われる事はないだろう。安倍晋三首相が、民主主義が大切だと言う時は、「価値観外交=同じ価値観を共有している国々(欧米各国)」の重要性を強調したり、対中国非難をする時が一番多い。もう一つは、選挙の時。要するに、「民主主義が重要」だと言えば、得する時である。

安倍ファッショ政権の特徴だが、民主主義のような重要な政治理念全てが「方便」=「意匠」に過ぎない。安倍首相の言葉の軽さの秘密は、全てが「意匠」=「方便」で、自らのレーゾンデートルを賭ける政治哲学・政治理念が決定的に欠落している点にある。

だから、「民主主義」という価値観を共有している国です、と外国で喧伝しておきながら、共謀罪法案の採決のような詐欺にも等しい非民主的行為を平気で行うのである。民主主義の理念を深く理解していたら、決して出来ない政治的行為でも平気で出来る。一事が万事で、安倍政権の発する言葉は、全てが「方便」だと考えなければ、必ず騙される。

今回の閉会中審査も同じ。「丁寧に説明する」と言うのは、口を荒らげたり、つっけんどんな答弁をしないで、「丁寧な口調」で答弁する、と言う意味。事実を具体的に細部にわたり丁寧に一つ一つ説明する、という意味ではない。

こういう詐術が安倍政権の特徴。結果はご覧の通り。きわめて「丁寧な口調」で慇懃無礼に嘘をついたと言う事である。

しかし、今回の問題は、安倍首相個人の疑惑の問題で、これまでのような小手先の「詐術」では通用しない。結果は、ご承知の通り。疑惑は解消されるどころか、膨らむ一方になった。「屋上屋を重ねる」と言う言葉がぴったりで、これからの安倍首相は、「嘘の上に嘘を上書きする」以外に逃げる術はなくなった。

「北斗の拳」風に言うならば、「晋三、お前は、もう死んでいる」情況なのだが、現実にはこの情況がこれからまだ続くと見ておかねばならない。

ここ数ケ月、あまりに多くの疑惑が論じられたので、きちんと整理しておかなければ、何が本質で、何が問題なのかが、分からなくなる。ここで大雑把に整理して見る。

(1)安倍昭恵夫人が、名誉校長に就任した森友学園経営の「小学校」が、国有地をただ同然で購入した問題。そして、「もし妻や自分や事務所が関係していたら総理も国会議員も 辞める」と啖呵を切った。同時に、森友学園前理事長籠池氏を悪人に仕立てた。

※この決断は裏目。籠池氏はきわめてメディア受けするキャラクターの持ち主で、証人喚問など屁の河童。逆に、安倍首相を窮地に陥れた。(百万円の献金疑惑など)さらに、安倍昭恵夫人のお付きの問題など、ワイドショウ的話題も豊富で、一気に疑惑が膨らんだ。

●国有地払い下げ問題については、新たな証拠が見つかり、告訴され、検察が受理している。
・・・
NHKは独自情報として、近畿財務局と森友学園の代理人との間で交渉を行い、実質タダとなる価格で払い下げ価格が決定されたと考えられると報じた。
森友学園が支払える金額の上限が1億6000万円でされた一方で、国が支払う土壌改良費が1億3200万円であるため、この間で払い下げ価格が決定されたとの経緯が報じられた。
こうなると、近畿財務局の行動は違法行為となる可能性が高く、佐川宣寿前財務省理財局長は国会において虚偽答弁を行った疑いが濃厚になる。
すでに大阪地検特捜部は刑事告発を受理しており、この問題が刑事事件に発展する可能性が急激に高まったと言える。
・・植草一秀 「知られざる真実」
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/690.html

ここで安倍昭恵夫人が事情聴取されれば、大問題になる事は必至。籠池前森友学園理事長夫妻については、おそらく逮捕拘留され、補助金などの不正受領疑惑で裁判にかけられるだろう。籠池氏が言っているように、見事な「国策捜査」だと思える。

(2)国家戦略特区を使った加計学園の獣医学部新設問題。
安倍首相は、国家戦略特区は、岩盤規制にドリルで穴を開けるもので、その選定過程に何の問題もないと胸を張ったが、文部科学省から次々と文書が発覚。首相の強弁に疑問符が付いた。さらに、文部科学省を退官したばかりの前川前次官が、加計学園の選考過程に異議申し立てを行い、「加計ありき」だったと証言した。

岩盤規制に穴を開ける?既得権益に風穴を開ける? では、「世襲」は既得権益ではないのか。加計学園は世襲そのもの。祖父の代に岡山理科大学を作っている。加計孝太郎氏の姉も、岡山県で大学を経営している。学校経営が一族の家業と言ってよい。

岩盤規制に穴を開けると息巻く安倍晋三の一族は、それこそ政治家が家業だと言って過言ではない。これこそ、文字通りの「既得権益」ではないのか。この自己矛盾について、きちんとした回答を聞いた事がない。

今回の場合、まずい事に、首相官邸が読売新聞を使い、前川氏のスキャンダルを書かせ、個人の尊厳や人権を著しく阻害する行為を行った事が、明らかになった。そこまで汚い手を使うのか、と多くの人の顰蹙を買った。

菅官房長官が、前川氏を「地位に恋々としてしがみついている」と評したが、前川氏の人となりがTVで知られるにつれ、全く逆の人間性が浮かび上がった。さらに、証言する前川氏の人品骨柄の立派な事、証言の真摯さ、理路整然とした分かりやすい説明。いずれを取っても、菅官房長官などが逆立ちしても、かなう相手ではなかった。

TVという媒体は怖い。話している内容そのものより、それを話している人間の真贋を情け容赦なく暴きだす。安倍首相も官邸も、今回出席した多くの官僚たちも、その点では、前川氏に完敗したと言ってよい。自分の信じる事を、心から、真摯に自分言葉で語る人と、そこらじゅうに配慮し、忖度して喋る人間とでは、最初から勝負にならない。人間「嘘をついては、駄目だ」という証左でもある。

(3)公文書保管問題⇒歴史に対する真摯な姿勢の問題。
今回の問題の本質は、安倍首相の「権力の私物化=大疑獄」にある事は論をまたないが、その他に決して忘れてはならないのが、「公文書」保管問題と「情報公開」の問題である。森友学園の時顕著になったのが、財務省が一件書類を全面的に隠蔽した事である。この矢面に立った佐川理財局長は、今回の人事で「国税庁長官」に栄転。メディアの指弾を浴びている。

この問題。多少、政治的、永田町的政治の裏読みをするとこうなる。財務省の積年の悲願は、消費税のアップ。これがようやく実現したと思ったら、安倍内閣の選挙勝利のために、二度にわたり延期された。財務省にとって安倍内閣を決して快く思ってはいない。そうは言っても、消費税増税を実現するには安倍首相の決断が必要。さらに人事を首相官邸に握られているのだから、表立っての抵抗は難しい。

その為、財務省は無理くりでも安倍内閣に協力してきた。その一つが、森友学園の国有地払い下げ問題でもある。ところが、それが大問題になった。ここで安倍内閣に全面協力をすれば、次は「消費税凍結」は言わないだろうという計算が働いても無理はない。

もう一つは、徹底的に「情報隠し」をすれば、当然メディア・国民の指弾を浴びる。この指弾=批判が厳しければ厳しいほど、安倍内閣の政権基盤は弱くなる。安倍内閣の政権基盤が弱くなればなるほど、財務省の協力が不可欠になる。そうなれば、財務省の意図が通りやすい。

わたしは、財務省の「公文書破棄」、「情報隠し」には、財務省幹部のこのような政治的意図が働いていると考えて間違いないと思う。端的に言えば、財務省の省益確保のために、「情報公開」という正論を無視したのである。財務省の抵抗は、文部科学省の公文書リークによる抵抗とは、明らかに次元が異なるものだと考えてよい。

※問題は、どちらがより国民のためになるか、という視点である。後世、今回の問題を調査・検討し、政治のありようとして参考にするのなら、当然、文部科学省のような(不十分だが)情報公開がなければ、そんな事はできない。

「公文書」とか「情報公開」というのは、このように、今の国民のためばかりではなく、後世の国民のためにある、というシンプルで、当たり前の原則を確認しなければならない。公文書は、官僚や政治家のためにあるのではなく、「国民の共通の財産」だと言う認識が重要になる。

森友・加計問題と言うのは、日本の政治の「私物化」=「腐敗の深刻化」の問題であると同時に、「政治の非歴史化」の問題であるという認識が重要である。

安倍晋三首相のような「歴史修正主義者」たちは、事実による歴史の検証を毛嫌いする。事実のよる検証を重要視しては、自分の思い通りの歴史が創造出来ない。だから、事実を隠ぺいしたり、消し去ろうと試みる。

今回の森友・加計問題は、この「歴史修正主義」の典型的事例だと考えなければならない。前川氏が「あるものをないものには出来ない」と語っていたが、まさにここに問題の核心がある。今回、政府が森友・加計問題を通じて、行おうとしているのは、まさに、無理やり「あるものを無いものにする」試みである。「真実の改竄」、「事実の隠蔽・改竄」、大きく言えば、「歴史の改竄」が、現在進行形で国民の目の前で行われているのである。

わたしたちは、今回の問題から、日本会議などの歴史修正主義者たちのやり口、発想を学び、検討し、それを粉砕しなければならない。そうしなければ、わたしたちの未来はないと考えなければならない。

「護憲+コラム」より
流水
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闘う民進党、そして野党連合

2017-07-24 10:15:10 | 民進党
安倍政権に対して不満を持っている人達の受け皿がないと言われている。

野党第一党の民進党はどうだろう。安倍内閣が弱っている今、蓮舫代表の戸籍開示という愚を犯し、連合は残業代ゼロ法案を受け入れた。もう、敵に塩を贈っているとしか思えない。

残業代ゼロ法案は、今は年収一千万以上とか言われているが、派遣法がそうであったように、何年か後にはもっと年収の少ない一般就労者にまで広がっていくだろう。

以前「小沢さん一人を守れないでどうして民主党は国民を守る事が出来るでしょう」と言っていた市議の方がいたが、正にその通り。二重国籍でイチャモン付けて来たら、それを論破するだけの理論武装で代表を守ってほしかった。

民進党を諦めているわけではない。「もり、かけ問題」でも頑張ってくれたし、安倍政権を追い詰めるにも力を尽くしてくれた。だからこそ歯痒いのだ。

確かに民進党の中には「?」と思う人もいる。政策においても同じ「?」を感じるものもある。「尊厳ある生活保証経済調査会」の中間報告で、増税案をぶちあげた。この政党は国民の生活を本当に分かっているのだろうか。

子育て世代は、共働きで自分達の生活を支えるだけで精一杯。若者、特に非正規で働く人達は車も買えず、結婚も出来ない。年金生活者は、10個百円の卵に群がり、10円でも安い食材を求める。そんな人達に思いを馳せる事が出来るのだろうか。それは「格差」という言葉では言い表せない現実である。

税収を再分配させる政策というのはわかる。経済成長に頼らない欧州型の大きな政府というのもわかる。でも、それは今ではないだろう。

非正規で働く人達も人間らしい生活が出来る社会、社会保障を充実させ、働く人達のためになるような政策を実行して欲しい。それは特別会計を取り崩したり、無駄な税金の使い道を減らしたり、訳の分からないお友逹に巨額な税金を使うのを止めさせたりするだけではダメなのだろうか。

労働分配率を上げ、大企業の内部保留金を吐き出させるとかしたら、企業が海外に拠点を移すなどと騒ぎ出す人達がいるのだろうか。

そして野党連合。野党統一候補を擁立して、国民主権、基本的人権、平和主義を軸に出来る部分で手を繋ぎ、安倍政権を倒すために闘ってほしい。

国民も本気で闘う民進党、野党連合なら支持する事を厭わないのではないか。マジョリティだけれど生活が苦しい、明日の暮らしも不安に陥っている人達が投票所に足を運びたくなるような政策をお願いしたい。そしてその政策を実行して欲しい。

「護憲+コラム」より
パンドラ
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「相模原障碍者殺傷事件」の講演を聴いて

2017-07-20 22:42:26 | 民主主義・人権
先週の7月14日に京都自由大学にて上記のテーマで立命館の大谷いづみ先生の講演がありました。この講演にはレジュメもなく、一方的に講義されるという変則的な講演だったので、不正確な部分があります。なお、当日は上京していた蔵龍隠士さんも出席されています。

レジュメがないので私の印象に残った箇所だけを以下記述します。

まず、大谷氏は上記の事件から問題になることとして、安楽死と尊厳死の問題に焦点を当てられました。日本では安楽死と尊厳死を区別する議論が一般的ですが、欧米では両者に区別はなく、同じもの、つまり安楽死問題として扱われています。

この指摘は重要な問題であると思いました。日本で「尊厳死」の議論が開始されたときに、確かに専門家は安楽死と尊厳死を区別されていて、安楽死は認められないが尊厳死ならば容認できるという議論だったという記憶があるからです。

次に大谷氏は現在週刊誌(文春か?)を賑わせてている脚本家の橋田すがこさんの手記の問題点を指摘され、橋田さんはスイスの安楽死を積極的に進める病院に患者として入院して、安楽死を自ら選びたいと主張されている。しかし、これこそが相模原の事件の犯人の植松被告とほとんど変らない(類似性のある)、つまり、「障碍者は生きていても仕方がない」という発想を同じくするものであると批判します。歴史的に言えばナチスの思想や優性思想と根は同じだという批判です。

また、大谷氏は自分も障害を持って生まれてきた(1960年代に流行したポリオによる小児麻痺)ので、自分の母親も、後で聞いたことだが、「娘の命を絶とう」と思ったことがあるという。つまり、障碍者は親などに殺される可能性は高いという指摘でした。

少し前後しますが、大谷氏が上記のテーマではじめに話したのは、70年代のカレン裁判のことでした。この事件は植物人間状態になったカレンさんの延命装置を外すが、その後でもカレンさんは生き続けたという裁判のことでした。安楽死の問題と重なっています。

その後で、大谷氏が指摘されたことが、大きな刑法的な問題点です。つまり、安楽死というけれども、これは法律的には「自殺幇助」に該当します。安楽死は端的に自殺幇助なのであり、これを容認できるのかという大きな問題だ、と大谷氏はいいます。

以上私が印象に残った問題点のみ書き込みました。

後に、つまり講演後に感じたのは、レジュメもなく、質疑応答も私が講演中に頼んだので大谷講師が応じてくれたという変則的な講演だったにも関わらず、相模原の殺傷事件から大きな問題点を指摘され、現在の安楽死;尊厳死問題に一石を投ずる講演だったと思います。

「護憲+コラム」より
名無しの探偵
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ヒト・モノ・カネ(働き方改革雑感)

2017-07-18 22:59:50 | 社会問題
ヒト・モノ・カネ。資本主義社会の基本原則です。この順番をよく見てください。ヒトが最初に来ます。例え、資本主義社会であっても、金儲けは、人々が幸せに暮らすためになされる、という大原則を語っているのです。何はさておいても、ヒトが一番大切という思想です。一言で言えば、資本主義社会の基本的倫理観・道徳観を語っているのです。

日本でも近江商人の「商売道」と言っても良い考え方があります。「三方よし」という考え方です。三方とは、「ヒト(お客=買う側)・自分(売る側)・世間(自分が住んでいる社会=自分が生かされている社会)」を意味します。その全てが良い=喜ぶという関係を「他人(ヒト)によし、自分によし、世間によし」というのです。

商品を買ってくれるお客様が喜び、それを売った自分もいくばくかの儲けを得て喜び、その儲けで世間(社会)に貢献して、世間様が喜ぶ、お客、自分、世間の三方がみな喜ぶ、という関係を商売の「道徳=道」と考えたのです。決して、自分だけが良ければそれで良い、という考え方ではないのです。西欧流資本主義理念が入る前の江戸時代から、日本ではこのような「商売」の理念が根付いていたのです。

現代風に言いますと、三方がウィン・ウィンの関係になるというわけです。そうなりますと、当然、三方とも自分の「欲求」を全て満たすというわけにはいきません。それぞれが、いくばくかは我慢しなければなりません。裏を返せば、「三方よし」の考え方は、「三方我慢」の考え方でもあるのです。

「クールジャパン」ではないですが、日本の「物作り文化」「他者を気遣う文化」「安全安心な社会」の基本は、「三方我慢」社会の反映でもあるのです。

戦後、日本の企業が世界を席巻できたのも、世界では珍しい「終身雇用制度」に象徴される社員を大切にする企業風土と、それに報いる社員の愛社精神と「他人=お客様に良し」をモットーにした仕事に対する誠実さと真摯さが大きな推進力だったのです。

西欧流資本主義理論の物真似ではなく、日本社会の中で培われた「商売道」が戦後日本を支えた最も大きな精神的背景だったのです。この事は決して忘れてはならないと思います。

問題は、米国発の「新自由主義的経済理論」が、世界を席巻するようになってから、発生しました。ノーベル経済学賞の受賞者の大半が米国だと言う事から分かるように、ケインズ以降の「修正資本主義経済理論」に、「新自由主義経済理論」がとってかわりました。日本流「三方よし」理論など、前世紀の遺物扱いになりました。

日本経済の分水嶺だった前川レポートが出される前後、日本では「終身雇用制」是か非かの議論が盛んに行われました。当時、宮沢喜一や小沢一郎等が、「終身雇用制」の重要さを力説していたのを思い出します。

今も昔も変わりませんが、当時から「新自由主義理論」の信奉者の議論は、「終身雇用制」を継続すると、労働者が安心してしまい能力いっぱい働かなくなるし、個人の生産性が低くなる、というものでした。現在でも、竹中平蔵などは、その理論の代表格です。一見、きわめて科学的で合理的で論理的なように見えますが、彼らの議論はきわめて狭く、いびつで、偏見に満ちているのです。

まず、人間は、安心してしまうと働かなくなるなどという意見は、人間をどれだけ馬鹿にしているか、と言う事に気が付いていないのです。働く事が、人間存在にとって本質的な行為だと言う事が理解できていないのです。

日本人の労働に対する倫理観は、お金ではないのです。そうではなくて、労働に対する自分自身の対し方にあるのです。日本の職人さんを見てください。どんな安い仕事でも、自分自身の誇りを賭けて良いものを創り出します。そんな人はいくらでもいます。そんな仕事に対する誇りを支え、産み出すのが、「終身雇用制度」なのです。そういう職人さんや労働者に対する経営者の感謝の気持ちの表現が、「終身雇用制度」なのです。

「終身雇用制度」があるから働かなくなるんだという「功利主義」的考え方は、逆なのです。「終身雇用制度」だからこそ、質の良い労働を提供しようと考えるのです。「終身雇用制度廃止」の論理をとくとくと語る人間は、自らの哲学の無さ、労働観の貧しさ、人間観のいびつさ、高慢さ、醜さ、卑小さを語っている事に気づいていないのです。

比叡山延暦寺の教えに「一隅を照らす」という言葉があります。どんな小さな仕事でも良い、それを懸命になしていれば、必ず社会の一隅を照らす事になる、という意味です。そういう生き方をしなさいという教えです。特別、宗教心の無い人でも、日本人には、そういうものの考え方、人の見方が身についているのです。仏教的倫理観も儒教的倫理観も相通じているのです。

竹中平蔵などに代表される「新自由主義者」の思想には、そういう考え方や見方、倫理観はありません。彼らが語る一見難しそうな経済理論などは、「鬼面人を驚かす」類のもので、ほとんど意味はありません。

たとえば、アベノミクスを説明するために、「トリクルダウン」なる言葉が何度も語られました。大企業が儲かると、そのおこぼれが滴り落ちてくるという理論ですが、そんなものは「幻想」に過ぎなかったのです。まあ、「レーガノミックス」や「サッチャリズム」の失敗から何も学ばない経済学者たちです。わたしは、彼らの言説は、人を騙すためのものだと考えています。

この思想を私流に引き付けて考えると、以下のようになります。

彼らの思想は、「差別思想」の典型的な表現なのです。経済的弱者を如何にして淘汰し、弱者救済のための経費を如何にして削減するかを考え、それをどう正当化するか考えているのです。そう理解して、それほど大きな間違いはありません。

能力の無い奴、金儲けをできない奴、労働生産性の低い奴、そんな連中は、淘汰されるべきだと考えているのです。強い奴が勝つのが当然。強い奴が優遇されるのは当然。騙される奴は馬鹿、騙した奴が利口。

その為、「おれおれ詐欺」のような「詐欺的商法」が横行するのです。日本社会ではきわめて珍しかった「詐欺的商法」が社会の至る所で見られるようになってしまいました。今や日本は「詐欺天国」ではないかと見まがうばかりです。まあ、政府が、国民騙しの言説しか吐かないのですから、社会がそうなるのも無理はありません。何度も言うようですが、「魚は頭から腐る」のです。

弱い奴は誰の責任でもない。自己責任。「終身雇用」など愚の骨頂。社会福祉などはカネの無駄。だから、金持ちは、税金など払いたくもない。「世間によし」など糞食らえ。ケイマン諸島やパナマなどのタックスヘイブンに預けようか、という思想になります。

あまり知られていませんが、輸出企業などは、消費税をほとんど払っていないのです。消費税を払うために懸命に知恵を絞り、働いているのは、真面目な中小企業の人たちです。国家がこのような「詐欺的な税徴収」をするようでは、どうにもなりません。このような思想で、政治も経済も行おうと考えれば、それは社会は腐ります。

こう考えてくると、最初に書いたヒト・モノ・カネの順番を、カネ・モノ・ヒトの順番に逆転させているのが、「新自由主義」的理念だと考えて間違いありません。一言で言えば、ヒトを大切にしない=差別する思想だと言う事です。新自由主義的理念は、過去の人類の知恵(ヒト・モノ・カネの順番をきちんと守る)を否定しているのです。

安倍政権が打ち出した「働き方改革」の目玉である「高度プロフェッショナル制度」を連合が承認したと言うニュースが流れていました。通称、「残業代ゼロ法案」です。

経団連などが提唱する「成果型労働制」の導入です。こう言う制度導入の場合、最初は、年収1000万以上とか何とか言っていますが、いずれ年収を下げ、大半の労働者に適用してくるのが常套手段です。今回も例外ではないと思います。

それはそれとして、まあ、この「成果型労働制」なる言葉の何とも胡散臭い事。「成果」なるものの評価は誰がするのか。「評価」をする奴を誰が評価するのか、という問題と併せて考えなければなりません。東芝やシャープ、タカタ問題などを考えれば、労働者より、経営者にこそ「成果型労働制」の厳しい評価が必要なのです。

上記で述べた、ヒト・モノ・カネの理念から判断すれば、如何にも「ヒト」の軽視が際立っているかが理解できます。同時に、経営者のヒトの評価が、うまくなされていないのです。経営者たちは常に「自分は別」という思想が目立つ制度改革です。

こんな制度を連合指導部が受け入れるというから驚きです。今回の制度の本質は、労働の産み出す成果(カネ)のみを尊重し、労働者自身(ヒト)を尊重する制度ではないのです。労働が人間存在にとって必要不可欠なものであるという哲学的理念もないのです。そういう視点があるならば、もっと違った制度設計がなされていたはずです。労働者の代表であるならば、せめてその程度の見識を持って交渉しなければならないと思います。

連合幹部には、この基本的な視点が欠落しています。もはや、連合は、労働者の代表の役割を放棄し、資本家の下請け、厳しく言うならば、「資本家の走狗」になり下がったようです。さすがに、この決定には、連合傘下の各単産からは、疑問の声が上がっているようです。

何度も言いますが、戦わない労働組合は、組合ではありません。労働者の敵、資本家の走狗です。連合はどうやら労働組合運動としては、その歴史的役割を終えたようです。

今日(7/17)のANN世論調査。安倍内閣支持率が29・2%に急落。不支持率も54%に急騰しています。

曲がりなりにも戦後70有余年、民主主義という制度を行ってきた日本です。権力の帰趨にはみな敏感です。権力者の勢いが盛んな時には、消極的な支持を与えるのです。権力者の勢いが衰えると、消極的支持も止めるのです。

支持率が下がったのではなく、下駄をはかせていた部分が剥げ落ち始めたのです。「俺も正直に言って良いんだ」と人々が思い始めたのです。多くの人がこう思い始めたら、権力は弱いものです。

権力の座に長くいると見えなくなるのですが、権力に擦り寄る人間が大半の時、その権力は長続きします。ところが、権力から距離を置く人間が増え始めると、あっという間に権力は崩壊します。つまり、「権力」というものは、人々の見えない意志「心」というものに依拠しているのです。この何ともつかみどころのない人々の心の帰趨が読めなくなった権力はもろいのです。

独裁権力なら、この人心の帰趨を無視できるのですが、日本はまだ曲がりなりにも、「民主主義」国家の幻影が残っています。その為。一度大きく支持率が下がり始めると、歯止めが効かなくなる場合が多いのです。権力者の言動が人々の尊敬をいくばくかでも勝ち取れるものならば、多少の歯止めはかかるのですが、そうでない場合、歯止めはかかりません。

民主主義国家の指導者は、曲がりなりにも、国民の尊敬を勝ち取っていなければ、決して長続きはしません。安倍首相の言動や政権中枢の人たちの言動が国民の尊敬の念を勝ち得るものではないのです。

特に、前川前文部科学省次官の証言を見た国民は、利害損得を超えて自らの信念・哲学に殉じる人間の素晴らしさを知ったのです。自己弁護を繰り返し、自らの非を決して認めようとしない首相や政権中枢の人間。その権力者におもねり、忖度を繰り返す人間の醜さと併せて眺めれば、どちらが尊敬に値するかは、誰の目にも明らかなのです。

その前川氏を口汚く非難し、その人格を貶め、メディアを使ってそれを広めようとする権力側の思惑まで白日の下にさらされたのです。そのあまりの「汚さ」「醜さ」に東京都民や国民は、吐き気を催すほど厭になったのです。

訳知り顔の評論家どもが、「感情的」などとのたまわっていますが、この「感情」は、明確な裏付けのある「嫌悪の感情」なのです。この「感情」を変えるのは至難の業だと思います。

安倍政権は、間違いなく断末魔の情況に陥っています。もし、野党がそれなりの覚悟があれば、政権奪取は可能です。その為には、「野党共闘」以外ありません。小沢一郎の提唱する「オリーブの木」方式以外ないのです。

集まる理念はただ一つ。カネ・モノ・ヒトの新自由主義的政策から、「ヒト・モノ・カネ」の政策へ転換するのです。「ヒト」を大切にした政策へ力点を転換するのです。「国民の生活が第一」なのです。その為には、「三方よし」「三方我慢」の精神を提唱すべきなのです。

いまだ、時代遅れの国権的イデオロギーの主張にこだわっている民進党右派や維新の連中には、未来はありません。切り捨てる覚悟を持たなければなりません。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
流水
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「サロン・ド・朔」7月27日(木)例会のお知らせ

2017-07-17 22:47:54 | イベント情報
「サロン・ド・朔」7月27日(木)例会を下記のとおり行います。

今回は、民進党・長妻昭議員の元秘書の田代雄倬さんにお越し頂き、「民進党は民意の受け皿になれるのか」のテーマでお話をしていただきます。

都議選では自民党が歴史的敗北を喫する結果となりましたが、自民党不支持の票の大半は、「都民ファースト」という実態の見えないところに流れていきました。

国会内では4野党の議員たちが少数議席のハンディを背負いながらも頑張っていますが、残念ながら、これらの政党、特に野党第一党である民進党は民意の受け皿に成り切れていないのが現実です。

そこで、今回は田代さんから見た民進党の現状や課題をお話しいただき、その後参加者も一緒に「何が問題なのか、どうしたら良いのか、私たちはどう関わっっていけるのか」などを率直に出し合い考えたいと思います。

興味のある方は是非ご参加ください。お待ちしています。

参加ご希望の方は、「護憲」HPに記載のメール宛に、その旨ご連絡ください。折り返し、会場その他、詳細をお知らせします。

■日時:7月27日(木)18:30~21:30
■会場:「フリースペース 朔」(JR水道橋駅から徒歩2分)
■会費:500円(飲み物、軽食付き)

====
☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に「SNSリアル版」のような形で運営するフリーな集まり(@東京)で、毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。皆さんの参加を歓迎します。

2016年以降に取り上げたテーマは以下のとおりです。

(2016年)
 2月: 「参議院選挙の取り組み」
 4月: 「この国を覆う空気」
 5月: 「電波はだれのものか」(フォーラム参加)
 6月: 「こども食堂ってなんだろう」
 7月: 「中国・南京での異文化体験-私のみた中国」
 8月: 「イギリスでのEU国民投票から学ぶべきこと─日本での改憲発議に絡めて」
 9月: 「小平住民投票と、住民主権のあり方」
10月: 「憲法改正/国民投票」のルール改善を考える」(他グループ主催シンポジウムに参加)
11月: 「今、高江で起こっていること」
(2017年)
 1月: 「AIはトランプを選ぶのか~民主主義と憲法の未来像~」(他グループ主催シンポジウムに参加)
 2月: 「パレスチナ・シリア情勢と子どもたち」
 4月: DVD「いのちの森 高江」視聴/「教育勅語と戦前・戦中教育」
 5月: 「森友問題の幕引きを許さない」

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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国民の怒りは粘り強くありたい

2017-07-13 09:30:56 | 安倍内閣
「カケもモリもザルにするな!」と、市民の怒りを買っている加計・森友問題は、安倍首相がソバにいるお友達への便宜を図った、政治・行政の私物化に他ならない。

国民の利益を顧みずに、首相の立場を利用して自分のオトモダチの利益を優先したから国民は怒っているのだ。また共謀罪もろくに審議せずに数を頼んで押し切ったから、国民は不信感を抱いているのだ。

前川喜平・前文部科学事務次官の証言は、安倍首相とその周辺の政治家と官僚の「嘘」を国民の目に明らかにした。安部首相を取り囲む政治家たちが何と言おうと、安倍首相のオトモダチへの便宜供与はあまりにも明らかで、身勝手なものだった。

前川氏は、安倍首相の意を「忖度」して行政が歪められていくことに対して、危機感を感じたのだ。在任中に発言すべきだったと言うのは正しいが、在任中には言えなかった行政官庁の現状こそ問題と捉えるべきだろう。

この件に関して、局長級の人が「官僚は時の政権の使用人」といった発言があった。第二次安倍内閣後「内閣人事局」が内閣官房に設置され、事務次官や局長といった各省庁の幹部の人事が、首相の意向をつよく反映するようになった。

森友学園の国有地売却に関して、国会での事実確認を拒み続け、安倍首相を庇い、国民の前に嘘を塗り固めた理財局長の佐川氏が、国税庁長官となる今回の人事などは、まさに安倍首相とその取り巻きの良くやったという「意向」だろう。

首相をはじめとする内閣の意向がどれほど国民の不利益であろうと、内閣人事局が官僚の人事を握るということは、反対をすればにらまれて、自分の人事だけでなく後輩の人事にも影響が出る。そう思えば役人は委縮するだろう。

近年、「官僚主導から政治主導へ」という国民の思いがあったことは確かだと思う。しかしそれは、国民の意思が政治を通して行政に届くことを願っての事であって、政治家の私物化を願ったわけではない。

公務員や「官僚は時の政権の使用人」ではなく、「国民の公僕」であることを、役人は胆に銘じてもらいたい。

これだけ権力を使って国民の財産を私物化し、国会でも野党の追及をはぐらかして答えず、数を頼んで横暴な政治をする内閣を支えているのは、自民党を大量当選させた国民と、政権にすり寄る公明党。

これは今回の都知事選でも同じ。都民ファーストに雪崩を打った都民と、権力にすり寄る公明党の図式は同じだ。公明党は野党となってこそ存在意義があるのに、政権に尻尾を振っておこぼれをもらうばかりの党になり下がっている。

国民自身、立ち止まって考える力を持たないと、民主主義は機能しない。ヒトラーも選挙で選ばれている。私たちは独裁的な政権運営は危険であることを歴史に学ばなければならない。

「カケもモリもザル」にしないためには、国民は粘り強く安倍首相の政治の私物化への怒りを、自民党の横暴に怒りを爆発させるだけでなく、粘り強くこだわって正していかねばならない。安倍首相の政治の私物化、安倍内閣の暴走を止められるのは、国民でしかないのだから。

「護憲+コラム」より
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ABE IS OVER

2017-07-11 16:48:03 | 安倍内閣
ABE IS OVERという秀逸な替え歌があります。本歌は、欧陽菲菲のLove is overです。
https://www.youtube.com/watch?v=Be_YZiQm3Yk

先の東京都議選の秋葉での安倍首相演説の動画にかぶせて歌われていますが、これほど秀逸な替え歌は滅多にお目にかかれないと思います。現在の国民の心を見事につかんでいると思います。

動画を繰り返し聞いて、下にその歌詞を書いておきますので、興味のある人は聞いてみてください。歌は次の所で聞けます。

https://www.youtube.com/watch?v=p1HoGVQjhbY&sns=tw

ABE IS OVER 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから
ABE IS OVER 訳などないよ 唯一つだけ 日本のため
ABE IS OVER 悪い過ちと 笑って言える 時が来るから
ABE IS OVER 泣くな無様だろ 憲法のことは 早く忘れて

私は あんたを忘れはしない 誰に替わっても 忘れはしない
きっと 最後のファシストと 刻むから

ABE IS OVER 私は あんたの トドメを刺すよ ぐっと心に
ABE IS OVER 最後に一つ  国民騙しちゃいけないよ

下手な答弁で 誤魔化さないで 本当のことを 早く喋って
きっと あんたにお似合いの 墓がある

ABE IS OVER 嬉しいよ 早く出てって 振り向かないで
ABE IS OVER う~ん う~ん サヨナラしてね
ABE IS OVER!

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
流水
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7/9「安倍政権に退陣を求める緊急デモ」@新宿

2017-07-10 13:36:54 | イベント情報
        

昨日は、新宿で行われた「安倍政権に退陣を求める緊急デモ」に参加してきました。

その前に別の会合に出ていたので、集合場所の新宿中央公園に到着したのは6時一寸前。公園には大勢の人が集まり、デモは次々に出発していました。



参加者は、「怒」「安倍政権退陣」「こんな人」など、思い思いの幟やフライヤーを手にしています。



ラップ調の音楽に乗せて「最低賃金1500円」「富の再配分」を訴える「AEQUITAS(エキタス)」の先導車も出ていました。そう言えば、安倍総理は「非正規のときにはなかった責任感が、正規になって生まれてくる」と、実態を何も知らない発言をして、物議を醸していましたね。



私も「個人の参加」の幟のある付近に入らせてもらいましたが、すぐ後ろには「せんそうのどうぐつくるのやめよう」と書いた横断幕を持った若いお母さん達が、柔らかな笑顔で歩いていました。



車道のデモ隊にスマホを向けたり拍手を送る歩道の人々。デモ隊が持つ安倍総理の似顔絵を見て、「あ、アベだ」と嬉しそうにいう幼い子もいました。アベさん、子供達にも「大人気」ですね(笑)。



デモのゴールは、7時からの「アベやメロ緊急集会」の会場のアルタ前。デモ隊と最初からこの会場目指した来た人たちで、アルタ前はすごい人。特に若い人たちの姿が目立ちます。



7時が近付くと、道路横に止められた車に蛍光灯を組み合わせて作った「アベヤメロ」の文字に灯が点り、「アベヤメロ」のラップ調の調べが流れ始めました。

今回の参加者は8000人とのこと。安倍さん、日本中に「こんな人たち」が沢山いるんですよ!

家に戻ったら、新聞各社が、安倍内閣支持が更に大きく下落したことを報じていました。

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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「安倍政権に退陣を求める緊急デモ」7/9@新宿、他

2017-07-08 17:57:55 | イベント情報
『「安倍政権に退陣を求める緊急デモ」が東京・名古屋・大阪・福岡の4大都市で、あす9日の同時間帯に行われます。安倍夫妻はドイツG20を「もっけの幸い」とばかりに欧州へ。都議選の戦犯たちも「引きこもり作戦」で忘れられると期待していますが、そうは問屋が卸しません。』
日刊ゲンダイ7/8 

東京の場合、以下の2本立てになっているようです。
時間のとれる方は是非参加して、自分も「こんな人たち」の一人であることを示しませんか?

☆安倍政権に退陣を求める緊急デモ☆
2017年7月9日 日曜日
新宿中央公園水の広場
集合時間:17:00 出発時間:17:30

☆RALLY FOR TRUTH - アベヤメロ緊急集会☆
2017年7月9日 日曜日 19:00〜
新宿東口アルタ前広場

呼びかけ:#安倍政権に退陣を求める緊急デモ 実行委員会
http://marchfortruth.jp/
https://twitter.com/MarchForTruthJP

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笹井明子
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内閣改造で逃げ切ろうとする安倍政権

2017-07-08 15:31:44 | 安倍内閣
この期におよんでもまだ自分自身の責任が一番大きいことが分からない安倍は「内閣改造」という顔ぶれの挿げ替えで乗り切ろうとしている。内閣総辞職以外には考えられない事態になっているのにである。

自民党も安倍内閣と心中したくないのであれば、党内改革に乗り出す好機ではないのか。 

もう、経済界も安倍のやり方に批判的になっているし、極右の政権でも支持してきた都民も、安倍自民党にそっぽをむき出している。

都民ファーストは決してリベラルな団体でもない、安倍に劣らぬ極右政党であるが、流石にお友達やシンパの学校に便宜を図る安倍には重大な違反行為があるとして、見捨てることになっただけなのである。

もっと清廉潔白な極右の政党に鞍替えしただけ。日本社会の救いがたさはこれまで同様である。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
名無しの探偵
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