須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

懐かしの彗星

2013-12-01 08:46:07 | 太陽・月・星
2013年12月1日 <父>

今日から12月。アイソン彗星の観察を再開する予定だったのですが、
彗星は近日点を通過した11月29日に消滅してしまったようです。
明るさが予想より暗かったため、12月になって大化けすることを
期待したのですが、まさか蒸発してしまうとは思いませんでした。

落胆している方のために、巨大彗星が今後見られることを願って、これまで
注目を集めた3つの彗星の写真をお贈りします。写真は山梨県北杜市で
ペンタックス6×7を使用して撮影しました。

まずは、1986年のハレー彗星。76年周期で戻って来る彗星です。
地上から見たハレー彗星の姿は、1910年の回帰と比較にならないほど
暗かったようですが、空前のハレー彗星ブームを引き起こしました。

画面上部は天の川。ハレー彗星は地平線付近に小さく写っています。





次は、1997年のヘール・ボップ彗星。天文雑誌の別冊が発行されるほど
注目されました。期待通りマイナス1等星まで明るくなり、2か月間に
わたって0等級以上の明るさを保った大彗星です。
所属する星の会では群馬県川場村の区民施設で観察会を開き、宿泊者に見せて
あげたことを思い出しました。





最後は1996年の百武彗星。1月31日に百武裕司さんが発見し、3月25日
には地球に接近したため、見た人は少ないかもしれません。
0等級になり、70度以上の尾が北の空に出現。須玉で感動しながら一晩中ながめて
いました。

対角線魚眼レンズで撮影



標準レンズで撮影 北斗七星も写っています。


アイソン彗星をきっかけに、フルサイズ一眼レフデジカメを買おうと思ったのですが、
彗星消失とともに、購入意欲も消失してしまいました。

コメント (6)
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