いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

サンタさんとトナカイさん

2012-12-23 17:02:09 | 家族旅行&家族の思い出

子どもがまだ小さい頃

クリスマスの夜ともなると、玄関先にケーキと紅茶を置くのが習わしでした。

まだ小さかった娘の提案で

寒い冬空の下プレゼントを配って回るサンタさんの為に

1ピース分をサンタさんの為にとりわけするようになったわけです。

夜中にやってきたサンタさんは、

玄関先にある冷たくなった紅茶を飲んでくれ、

そしてケーキは当然のこと

ケーキの乗っているお皿までしっかりと舐めた跡が残っていたものです。

朝方起きてから

置いていたケーキも紅茶も無くなっているのを発見した子ども達は、

狂喜乱舞。

「サンタさんはすんごく腹ぺこだったんだね、だって!お皿まで舐めてるよ!!

お父さんお母さん

ケーキ置いてて良かったね~」

とすごく興奮し

「そうだ!!サンタさんとトナカイさん一緒だから

きっと、お皿はトナカイさんが舐めっていったんだよ。。。」

と、姉弟で納得の結論を見つけては

とても楽しそうにしていたものです。

そして、その後で見つけるサンタさんからのプレゼントの数々

子ども達にとっては、クリスマスほど夢がいっぱい詰まった日は

なかった事と思います。

当然ながら夜中にこそっと紅茶を飲みケーキを食べて、

更にはお皿をなめっていたのは、

私の主人だったのですが、、、

そこは何処吹く風、、、

すっかり眠りに落ち込んでいた私は

主人の苦労まで考えることなく

毎年毎年、子ども達が寝静まる夜中まで起きて

お皿を舐めるのは

主人の役割となってしまったわけです。。。

 

我が家の娘

いつか、サンタさんは架空の人物であることに気がつくだろうと

おもっていたのですが、

小学校4年生になっっても・・・

小学校5年生になっっても・・・

小学校6年生になっっても・・・

さらには進学して中学校1年生になっても

まだ、サンタさんが存在いると信じているようでした。

この頃になると、父母としても反対に心配になってきて

もうそろそろ今年からはサンタさんに来て頂くのは遠慮してもらおうと

父親からこんな話を娘にしてもらいました。

「娘よ娘、昨年までは小学生だったから、サンタさんがお家に来てくれたけど

もう今年は中学生。。。

サンタさんはプレゼントを配達するのでイブの夜は大忙し。

中学生の子にも配達するとなると

サンタさんはイブの夜に全部配達しきれなくなっちゃうからね。

だから今年からは、

お父さんお母さんからクリスマスプレゼントをあげるからね」

と、こんこんとお話しをしてあげるのでした。

 

明日はクリスマスイブ。

今ではローストチキンを食べるクリスマスディナーが

子ども達の何よりの楽しみになっているようですが・・・

この子達が先々家から出て、

残った夫婦が段々年老いていき

毎年クリスマスになると思い出すのは

きっと、こんな子ども達の無邪気な姿なんだろうな、、、

と、、、

大切に大切にポケットの中にしまっていた思い出を

今更ながらポケットから取りだして

ブログという「思い出簿」にかき込んでおります。

 

 

 

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エリオ)
2012-12-24 01:49:07
良い話ですね~~~~
娘さんも素直で優しい心の持ち主なんでしょうね
(お母さん似)
中学生になってもサンタさんを信じているなんてすばらしい事です!!

オイラの家は商売をやっていたので当時はお客もそこそこ来てたのでみんな義理で息子たちにプレゼントを持ってきてくれるのでサンタも何もあったもんじゃありませんでしたね(笑) プレゼントが山済み状態で 大人達はそのままドンチャン騒ぎ!当然それから行きつけのスナックに雪崩れ込んでまた大騒ぎ 一家団欒なんてほとんど無し!従業員も居たので誰かしら第三者が居たしね(笑)

寿司屋なのにクリスマスパーティーが恒例で ケーキも幾つも集まって有難味も無しでしたよ
店と住まいが一緒だったのでサンタが来る頃はまだ大騒ぎしてて朝方枕元にそっと置く頃には表が明るかったです!!
なんか良い話が台無しですね(笑)
エリオさま (いしころとまと)
2012-12-24 08:09:37
エリオ様おはようございます。
いえいえ、面白いお話しでしたよ。
クリスマスには家族家族のエピソードがありますから。

商売やっていると、世間の人が休むときが稼ぎ時。
そんなときはどうしても子ども達にしわ寄せがいっちゃいますよね。
私がごひいきにしている中華やさんでも、子どもが小さいときには、3人の子ども達をそばに置いて夫婦で
がんばっておりました。
今では、そのうちお二人が家業を継いでお手伝いしてますよ。きっとエリオさんのお子さん達もちゃんとお父さん達のご苦労を感じて育っているはずです。
それにしても、ケーキがわんさか!!なんて
嬉しいような、、、たしかに嬉しくないようなお話しですね~
美味しいものはちょっとあればいい、、、
という感じですね。
朝方まで起きていて、枕元にそっと置くエリオさん、
お顔はすっかりサンタさんみたいに赤ら顔に
なっていたのでは(笑)
Unknown (あらんりきちろ)
2012-12-24 10:58:00
お早うございます~♪

わぁ~いしころとまとさんの素敵な心温まるお話でしたね~♡
こんな温かいご家庭で育てられて、お子様たちも其々の家庭を持たれた時には、同じような温かい家庭を引き継ぐ事でしょうね~

手作りされたクリスマスリースとっても素敵です~!!
Unknown (あけみ蝶)
2012-12-24 18:29:28
こんばんは。
今日は、朝一面薄らと雪景色・・・
お昼には解けましたが・・・
寒いです~~。
いしころとまとさんの所は、もっと寒いでしょうね!!

素敵なクリスマスイブのお話ですね。
中学1年生になっても信じている子供さん達・・・
そうねちょっと心配になりますよね。

今だったらテレビ、パソコン、携帯電話やアイポット等
自然と情報が入って来るでしょうね。
今の子供は達は、考えると夢がないのかも知れないね。
大切な・・・いい思い出になりますね。
Unknown (いしころとまとちゃんへ)
2012-12-24 18:33:14
こんばんは!  感が良い、とまとちゃんにきずかれてしまいました。 先日体調を崩したのはその通り。ノロ族に襲われてしまい、新聞で載っている症状の通りでした。あの苦しみは想像するとめまいがします。 でももう大丈夫です。
土曜日に孝行娘夫婦が沢庵のプレゼントを背負ってやってきましたよ。 昨日は行きたいと言っていた高尾山にケーブルカーに乗って楽しんできました。ついでに帰りがけは東京競馬場によって“有馬記念”の馬券をかって賭けてきましたがノロの当たっても競馬は当たらない! 今年の運命を占っているようです。
孝行娘宅には帰りがけ畑で作っていた白菜など持たせましたので、またとまとちゃんのところでもらった辛子で漬けものを作るかもしれません。

そうそう肝心な事を書くの忘れましたが、愛情一杯の美味しい干し柿ありがとうございました。お茶を飲みながらみんなでく食べました。甘くて美味しかったです!!

寒波で仙台も雪が降っているでしょうがノロ族だけには気をつけて頂戴ね。
Unknown (kazutyan)
2012-12-24 19:35:42
お話は名作童話のような感じです。子供達の夢をこわすまいと夜中に起きてお皿を舐める役のお父さん涙ぐましいです。
Unknown (らうっち)
2012-12-24 20:23:07
夢のあるいいお話ですね~
また子供ちゃんが素直だわ!
パパさんサンタさんに、お疲れ様とお伝えください♪
あらんりきちろさんへ (いしころとまと)
2012-12-24 20:35:20
あらんりきちろさんこんばんは
子育ての時にはいろいろとあって楽しかったですね。
子供が喜ぶことは、夫婦でも喜んで・・・
家庭があるってことはとっても幸せなことだと思います。
主人が優しいので助かってますよ。
クリスマスリースは古代米をつかってます。
じみなよさがあるでしょう。
あけみ蝶さんへ (いしころとまと)
2012-12-24 20:44:11
あけみ蝶さんこんばんは
今日は仙台も雪降りで、寒い一日です。
娘が偉いのはサンタさんのことを弟に話さなかったこと。
なので、弟も6年生ごろ迄サンタさんのことをしんじておりました。
情報が氾濫している現代は、かえってかわいそうだと思います。疲れちゃいますよね。自分で判断することもできなくなってしまいそうです。
お皿をなめってくれたサンタさん、家族にとってもとってもいい思い出ですよ。
吉ちゃんへ (いしころとまと)
2012-12-24 20:53:24
吉ちゃん、ノロウィルスでは大変だったことと思います。
死ぬほど大変ですよね。それでも何とかよくなってきたようで、よかったです。
ノロに当たったのなら、競馬も当たりそうなんですが・・・
そうは問屋は卸さない・・・ですね。
rikoちゃんにもっていってもらった干し柿は「3種類」です。
私の手作り干し柿と、山形の方が送ってくれた自家製干し柿、そして紅柿という、干し柿の中では高級品のものです。
すべて味が違ったはずですが。。。
干し柿で元気になってくださいね~~

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