青唐辛子味噌

「種を撒かずば実はならず」

呪文のように唱えながら、ここ数日畑に通っております。

秋野菜は１日種を撒くのが遅れると、収穫が１週間も遅れるので

何が何でも9月15日までには、秋野菜の種を撒いてしまわなくては

と、、、

心の中では思うのですが・・・

夏の暑さで鉛のように鈍くなってしまった体　

「どっこいしょ」と言っても

頑として言うことを聞いてくれもせず　

気持ちだけ１人走りして

かなり焦りまくりなんですが・・・

 

まあ、できるところからやるしかないし！

と、、、

怠け癖がついた体を

更に叱咤激励して

やっとなんとか今週３㍍の畝を４つほど

つくることができました　

 

３畝に蒔いた種は・・・６種類

 

 

青首大根の「秋王ダイコン」

どっちり安産型の「聖護院ダイコン」

皮が真っ赤で、実は白い「飛騨紅赤カブ」

皮が黒くってびっくりの「くろまるダイコン」

白の地肌に赤紫の色が入る２色の「アヤメカブ」

表皮が黄金色の「黄金カブ」

 

青、白、赤、黒、赤紫、黄色と

まるで色鉛筆のような野菜の世界ですね。

 

 

 

月曜日に種を既に撒いていた

「秋王」と「聖護院ダイコン」は

２日後に様子を見に行くと既に発芽しておりました。

秋王は虫害にも強くって、すごく作りやすい品種だったので

他の大根が収穫できない時の安全パイとなります。

 

 

 

 

小さな種から発芽する姿は

すくっと立っていて

すごくカッコイイですよね。

 

 

 

一仕事を終えたあとは 

広瀬川沿いのタウンをぐるっと回って帰ることに　

 

労働の後の心地よい疲労感の中

散歩をたのしんでいたら

 

 

思いがけずこんなショットに遭遇

 

 

広瀬川にたたずんでいる１羽のサギを見つけました。

 

 

画像を大きくしてみると

たたずんでいるすがたが、なんだか寂しげです。

 

 

 その後、暫く河原で１人で遊んでいたのですが、

あっというまに陽がかげってきて、広瀬川の川面が

光を反射してキラキラと光りとっても綺麗　　 

 

 河原から道路へと向かう小径では

こんな、とっても透明感のあるトンボを見つけました。

暑い暑いと言っても、

トンボの姿はやはり秋の訪れを告げてくれます　

毎日暑くて暑くて

あれほど早く終わってくれと思っていたのに

秋の訪れを感じると

不思議なことに

今度は

暑かった夏が懐かしく感じて

一抹の寂しさを感じてきます。

「Come　back　ｍｙ　summer！」

 ってね。。。

 

 

家に着いて

早速食べたのは

 

 

トコロテンです。

子どもの頃は食べるものもあまりなくって

トコロテンをつるつるして暑気払いをしたものですが

今あまりトコロテンをたべている子どもの姿って

見えませんよね。

 

そして、暑気払いしてくれるもう一つの食材は

庭から採ったばかりの新鮮なキュウリ。

キュウリを洗って・・・

自家製の「青唐辛子味噌」をつけて

パクッとほおばると

栽培している喜びが沸いてきて

あとからカカッと体が燃え上がってくるようです　

 

老骨にむち打って畑仕事に没頭した一週間ですが

体を動かして働くってことは

心も身体も満足するものなんだな、と心底思います。

そして、体をめいっぱい動かして満足した心と体には

こんなシンプルなものが

なにより美味しく感じるものです。