初秋の食養生「残暑疲れを残さないで」

 9月は珍しく初旬の開催となった花野果村キッチンガーデン。

最終日は重陽の節句を迎える日となった為、菊の花を混ぜ込んだ香り寿司と

秋の食材の代表である、「水も滴るいい・・・フルーツ」と

「夏の食材」を融合したメニューとしました。

 

9月初旬のメニュー『残暑疲れを残さないでね』
①「秋の香り寿司」
②「梨とゴーヤとミョウガの黒酢サラダ」
③「モロヘイヤとエリンギの肉団子スープ」
④「ナスとポークのミルフィーユ仕立て～カレー風味のトマトソースがけ」
⑤「ミント香るブドウとトマトのコンポートゼリー」

 

　　　「秋の香り寿司」

菊の花とシソとシャキシャキ感のキュウリをすし飯に混ぜ込んだ香り寿司

重陽の節句にちなんで菊の花を使いました。

アンチエイジング食材のクコの実をちょこんと載せて。

 

 

 

 

「梨とゴーヤとミョウガの黒酢サラダ」

ちょっと面白い食材の組み合わせでしょう。。。

「梨のほのかな甘さにゴーヤのほろ苦さ、ミョウガの爽やかな香りに青唐辛子のぴりっとした辛さそれに黒酢のこくのある酸味が加わって、残暑のまだ残るこの時期に食欲を刺激してくれる一品。ミョウガは、血栓予防と血液を循環して発汗作用を促してくれるので、血がどろどろになりがちな夏には積極的に取り入れたい食材ですし、香り成分αピネン成分が気の流れも良くして、気分をリフレッシュしてくれます。又、家庭菜園でも人気のゴーヤは、ビタミンCが豊富ですので、夏ばてや疲労を防ぐ効果があります。さらにゴーヤの独特の苦みが胃液の分泌を促して食欲を増進させてくれます」

 「モロヘイヤとエリンギの肉団子スープ」

モロヘイヤのヌルヌル成分が胃腸を労わって、疲労感を取り除いてくれます。
肉団子にはうまみ成分と食物繊維がタップリ含まれているエリンギと
モロッコインゲンが入って、これも胃腸の調子を整えてくれます。

 

「ナスとポークのミルフィーユ仕立て～カレー風味のトマトソースがけ」

豚肉とナスをミルフィーユ状にし、手作りのトマトソースを掛けて頂きます。

 

 

ちょっと気になる、、、

手作りのトマトソースは・・・

畑で育てた加熱調理用のトマト「ルンゴ」を冷凍しておき、

解凍して使いました。

 

ルンゴとはイタリア語で「長い」という意味。

加熱調理用のトマトという事は、、、生だと余り美味しくないトマトなんですね。

日本ではトマトは生食が主流ですが、世界的にはほとんどの国で加熱していただいております。

トマトは、加熱することでうまみ成分のグルタミン酸が増えて

リコピンの吸収もよくなるんですよ。

だから、トマトは本当は加熱していただいたほうが断然旨い！

そうそう、地中海料理などのように、海の幸と一緒に煮込めば

うまみ成分の相乗効果で、とっても美味しい一品ができるんですね。

 

今回は、トマト＆ニンニク＆カレーに使う香辛料エトセトラ＆玉ねぎを材料にして

夏の疲れを吹っ飛ばす「カレー風味のトマトソース」を作っていただきました。

 

食後には

 「ミント香るブドウとトマトのコンポートゼリー」

ブドウとトマトのコンポートを作り、ミント味としたゼリー。

この日は雨の翌日だったため、ジャングル化している庭で

元気に育っているツユクサを発見！

ゼリーのトッピングにツユクサを飾って。。。

ツユクサって、午前中しか咲いてないんですね。

なので、、、

夕方からのお料理教室では

使う事がかないませんでした。

ツユクサは体の湿を取り除いてくれるエディプルフラワー

雨の多い時に咲く花ですから、それも面白いですね♪

これは更に一つから二つの花が咲いている、、、

まるでよつばのクローバ―みたいな感じ

 

 

 

 お久しぶりに、いつもの面々をカチャ！

 毎月どんなに忙しくっても、予定を調整して必ず顔を出してくれる方々です。

私が毎月お料理教室を続けられるのも

彼女たちのお陰かなあ。。。

最優先して料理教室の参加日を選んでくれる

そんな気持ちが嬉しくって、、、

心の大きな支えになってます。

 

 

そしてこちらは夕方から開催した日の盛り付け

スープからちゃんと肉団子が見えておりますね。

盛り付けもとってもきれい

 

そしてお料理教室に通ってくださっている皆さん

錦糸卵作りのプロなんですよ！

お見事な錦糸卵！

輝き立つ錦糸卵で、錦織の着物ができそう！

錦糸卵を作ってくれたWさん、なんとこの日が誕生日だったそうで。。。

9月9日の重陽の節句に彼女はご誕生なさったんですって！

メデタイことが更に重なった日という事で

ノンアルコールではございますが

みんなでお祝いをさせていただきましたよ