いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

アルケッチャーノ奥田政行シェフ

2012-04-17 20:06:59 | コミュニティみやぎ野菜ソムリエの会

10日前の事になりますが、

4月7日みやぎ野菜ソムリエの会主催の「食と野菜ソムリエの日」イベントで、

アルケッチャーノ奥田シェフのお話を聞く機会がありました。

奥田シェフは、世界を又にかけてご活躍なさっている方。

スイスダボス会議では料理総監督を務め 

又今回の震災では度々の被災地支援を先導するなど

押しも押されもしない日本を代表とするシェフです。

 

〈ダボス会議での関連記事〉

奥田シェフ、ダボス会議夕食会の総責任者に 頑張る東北、日本を発信

ダボス会議で大好評!感謝と絆の料理 


 

 

 

「僕は童顔なので、農家の方々に可愛がられたんですね。。。」

という奥田シェフは・・・ 

こ~~んな感じのかたです。

確かに、田舎の野っ原でチャンバラごっこをしていた少年が

そのまま大人になったような感じのかたです。

 

きっと気持ちも子どものまま、とっても純粋なんでしょうね。

今回の被災地支援活動を始めたきっかけは、

スタッフの若い1人が奥様と生まれたばかりの息子さんが

その日被災地雄勝町にいた。

家族を思い泣いていたスタッフの肩をたたいて

「さぁ、いくぞ!」と声をかけて、直ぐに一緒に雄勝町に向かい

翌日の朝には、奥さんと息子さんと再会させることができた。

そこから、シェフの「命をつなぐ食」からの被災地活動が始まったそうです。

 

あらためて、私達も被災地支援のお手伝いをすることが出来た

南三陸での支援活動の様子は

こちらみやぎ野菜ソムリエの会のブログ

「奥田シェフと炊き出しのお手伝い」← をご覧になって下さい。

命をつなぐ食・・・ということですが

当日私達も頂くことのできた奥田シェフのメニューは

命をつなぐという意味以上、

今、生きていること、食べることが出来る喜びを

無上に感じられるひとしな、ひとしなでした。

日本海の新鮮な鯛が入ったほうれん草とトマトのスープは

何処までも透き通った清浄なスープで

一口頂くと心がほっと温まってくる味、

海の幸、里の幸の命を頂く事のありがたさを

しみじみと感じることが出来るひとしなでした。

 

今回の奥田シェフのお話しは1時間半でしたが、

無我夢中でお話しに食い入るように聞き入った1時間半となりました。

食の都「庄内」の裾野づくり

今の母親から~子どもたちへとつなげていく

140種ともいわれるの庄内の食材のおいしさたいせつさ

庄内の食材は、江戸時代幕府ににらまれたため

庄内だけで物々交換をしたことで、独自のブランド野菜が生き残ったそう。

料理人は、大地と人・人と人とを結びつける役割がある。

庄内の風景を料理に表すと言う条件で情熱大陸に出演した。

庄内は1人あたりの県民所得が全国36位。

だから・・・

庄内を幸せにするためには・・・お金のかからない社会を作っていこう。

子どもたちを相手に、庄内牛のミディアムレアのステーキの焼き方を伝授など

庄内の社会全体の活性化

でも、多くの仲間がいたから細かいフォローが出来た。

生産者のところにいって話しを聞いて、一緒に未来を考えた!

『食の都庄内をつくろう』から目標をつくって

それを日本全体にスケールアップしていけばいい!!

志を同じくする者がいるかぎり・・・

みんなが集まってきてくれる。

 

 

共に支援活動をしてくれた、

奥州市ロレオール伊藤勝康シェフと八神順子さんに

サプライズで大船渡高校生による演奏をプレゼント

 

奥田シェフの・・・志を共にする同志への

暖かさ思いやりが伝わってくる一枚です。

 

 

 震災と原発事故の風評が世界に広がり、

日本が誇ってきた農産物や食文化は最大のピンチにあるなか

「東北を含め日本の生産者は、

日々努力しながら良い農産物を作り続けていること

自分たちの料理を通じ、世界各国のトップに伝えてきます

と・・・奥田シェフ

 

 

 

 

 奥田シェフが著した著書はいっぱいありますが・・・

「田舎町のリストランテ、頑張る。」

と言う本を購入させていただきました。

庄内の美しい自然が満載

食はやっぱり心温まる郷土とは

切り離せないものなんですよね。

 

 とっても可愛い字で・・・

「いしころとまとさんへ」という・・・サインを頂きましたよ 

     

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8 コメント

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Unknown (チョロピコ)
2012-04-17 21:42:50
今晩は。奥田シェフのサイン
い し. ころ.

 と ま と さんへ

  . . がとっても可愛く、あなたにピッタンコ。良いですねぇ!!
私もね、東北への思い。新たに心に刻みましたよ。
14日の夜は成田で全国から参加の千願奉納・太鼓祭りがあり、岩手から2チームの参加を身体中で受け止めました。魂の太鼓打ち、感動の涙、涙でしたよ。行き着く先はお金持ちも貧する者も皆同じ!現世に命のある限り、精一杯生きてこそ、、、こそですよね。。心込めたひとしなって「有り難う」の一言でもっと頑張っちゃう、「美味しいね」の一言でもっと作ってあげたくなっちゃう・・・。改めて紫蘇のお茶漬けもステーキも美味しいと感じる今の私は幸せ者よと思います
今晩は~♪ (あらんりきちろ)
2012-04-17 22:23:32
野菜ソムリエのお仕事を通じて色々な方との出会いがいしころとまとさんの生活を充実させてますね~♪
これからも第一線で食の安全等に関する情報発信頑張って下さいね~未来を背負う子供達に~
何もできないけど、エールを送ってますよ~!!
Unknown (あけみ蝶)
2012-04-18 13:42:14
こんにちは。
コミュニティみやぎ野菜ソムリエの会
ブログもトマトさんが書いていらしゃるんですね。
いしこととまとさんとブログで知りあって
野菜ソムリエを初めて知り・・・。
「いしころ」が、ピカピカに輝いている。
ろいろな人の和が・・大きな輪になて・・・。
奥田シェフと炊き出しのお手伝い」ご苦労様でした。
震災と原発事故の風評被害
まだまだいろいろな問題が山済みですね。

いしころとまとさんも可愛いね。
サインもらって・・・

いしころとまとさん奥田シェフに負けない位
頑張ってますね。
『植で食が更に!楽しくなるセミナー』
4月満席なんですね。
チョロピコさんへ (いしころとまと)
2012-04-19 13:32:57
チョロピコさん、こんにちは
やっとゆっくりと時間がとれたようですね。
家族みんなとの楽しい時間、ときにはのんびりした自分の時間と・・
「子どもがきたときもよし
帰った後もよし」ですよね。
ありがとう、おいしかった、その一言が
人円滑な人間関係にはとっても大切だと・・・思っております。
嬉しいことに娘は、毎朝の弁当を持っていくときと、弁当を返したとき、必ずありがとうと
言ってくれるので・・・
ついついおやばかな私は
言葉に釣られて、
お弁当持たせちゃってます(笑)
紫蘇梅干し、春がきたら余計美味しく感じております。
ステーキは、最近たべてないわ~
正直たらふく食べたい!
あらんりきちろさんへ (いしころとまと)
2012-04-19 13:35:54
この世でのなにかの縁があって、
野菜ソムリエの世界に入ったんだと
おもっております。
だから、自分が出来ることは皆さんに伝えていきたいと思っておりますよ。
なんといっても・・・半世紀以上!
生きちゃいましたから。
あけみ蝶さんへ (いしころとまと)
2012-04-19 13:41:54
そうなんですよ。コミュニティ関係の
原稿が連続で来るときがあって
その時はそちらで手が一杯になっちゃいます。
いしころさんは
まだまだやっとほこりがとれはじめたかな・・・
という感じですよ。
いろんな輪が広がってきて
まだまだ大きく広げて行かなくちゃ
と思っております。
ブログの世界では、あけみ蝶さんや
パールさんたちとの世界も広がって
なんでも、1歩前に進まないと
世界は広がっていかないですね。


>震災と原発事故の風評被害
まだまだいろいろな問題が山済みですね。

風評被害が今農家や酪農家の方々を
苦しめております。
タケノコ、原木きのこ農家の方々
廃業に追い詰められておりますね。
国にはちゃんとした補償を求めると共に
安全安心な環境を一日も早く
取り戻していただきたいと思っております。

 (モンブラン)
2012-04-19 21:44:13
志を同じくする者がいる限り
みんなが集まってきてくれる
本当におっしゃる通りですよね

志を持ち筋を通し
一生懸命に頑張れば周りに人が集まり
気がつけばサポートをしてくれる
応援団になってくれている。

ありがたいですよね
私も人の輪を広げスケールアップできるよう
頑張ります。
モンブランさんこんばんは (いしころとまと)
2012-04-19 23:20:20
この震災では、人としての在り方が
問われた年でもありましたね。
モンブランさんも一生懸命だったの
ちゃんと覚えておりますよ。
とっても暖かい方ですから
モンブランさんの周りには
いつのまにか人が集まってきていると思います。
これからだよね、
奥田シェフのお話は
ほんと気持ちが大きく揺さぶられました。
人の力はちっぽけだけど
みんなが集まると大きくなるんだと
しみじみ感じましたよ。

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