いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

初秋の食養生「残暑疲れを残さないで」

2014-09-08 06:48:21 | 花野果村キッチンガーデン

  「うわ~今回はホント秋色のメニューですね、、

  前回はあんなに夏色だったのに!!」

  1時間弱のクッキングを終え、

  綺麗に盛りつけた料理の数々を

  パチパチと撮り始めた

  皆さんの口から出てきた言葉です。

 

ファインダーを覗くと見えてくるのは、

地球の色“アースカラー”

地球の底力・地球の未知の力を感じる色です。

この色こそが、、、私達の体にとっては夏の疲れを取り去ってくれる色。

体に気力・体力・やる気を与えてくれる色なんですね。

奥には、疲労回復の即効薬ともいわれる豚肉をソティーしたものに

私のオリジナルソース「トマト味噌ソース」を載せております。

 

 

 

 

 

 滋養強壮にとってもいい食材として

 

今回はカボチャも沢山使いました。

奥に見えるのは、「バターナッツ」という品種で、甘みがとても強いため

スープに使うと美味しいカボチャ。

手前には、渡辺採種場出だしているカボチャ「ダークホース」を用意しました。

 

 

こちらが奥のバターナッツを使った

『押し麦入りのカボチャスープ』

胚芽がシッカリと入った押し麦がとろけるような味わいをだしております。

 

スープには

「カボチャの種」「黒胡椒」に作った生クリーム」を

皆さんに楽しくトッピングしていただきました。

そうそう、は、小さじとツマヨージを使ってね。。

可愛いの出来上がり。

 

 

 これは「カボチャとししとうと雑穀アワの炊合せ」

そうそう、小鳥の餌として食べられているあのアワです。

アワや稗、モチキビなどの雑穀は

夏の疲れが出てくるこの時期に滋養強壮としてとっても良い食材なんですね。

 

おしゃべりに花を咲かせ、お腹もいっぱい満足させても

「別腹は別にしっかりとっている」ということで・・・

すっきり、さっぱりのアイスを召し上がって頂くことに。

 

 

「トマトとキウイのスムージーアイス」

トマトの酸味とつぶつぶ感が面白い。

そうそう、アイスには、

梅雨だけでなく秋の長雨を楽しんでいるツユクサをトッピング。

「え~~ツユクサって食べられるんですか?」

と言いながら恐る恐る食べる皆さんに

「え~~ほんとに食べちゃったの?」と茶化す私。。。

思えば、私達が子どもの頃にはツユクサを石で潰して

鮮やかな紫色を見るだけでも感動ものでしたが

ツユクサは、じつは体の湿をとってくれるエディプルフラワー。

久しぶりにまじまじと間近にツユクサを見ているみなさん

子供の頃のあどけない表情に戻ってしまったようです。

 

今回は夏の疲れを残さないように・・・というタイトルで

体に元気を与えてくれる食材をいろいろ使いました。

 

 

 雑穀 時代飯  雑穀アワ、 胚芽押麦

雑穀の持っている栄養と機能性が最近見直されてきてますが、

実は3000年も前、縄文時代から栽培されている日本人の食の原点。

ビタミンB群が多いため、エネルギー効率がよく、食物繊維も多量に含んでいるため

脂肪の代謝を高めて、体の中から綺麗にしてくれます。

 

 

 ビタミンB1は吸収率が悪く、又体の外にも排出しやすいため

 自家製「ニンニクとドライトマトのオリーブオイル漬け」も用意。

ニンニクに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収を高めてくれるため

雑穀ごはんに、中のニンニク、ドライトマトも加えることで

ビタミンB1の吸収を良くして

美味しいニンニク&トマトの雑穀ごはんをつくって頂きました。

 

 

 オーブンでじっくり作った「自家製ドライトマト」や


やっと覗いた太陽の下でひなたぼっこをさせたキュウリ達も

豚肉ソティの付け合わせにと使うことができました。

ヒョロヒョロしたイメージのキュウリですが、

ドライにすることで太陽のエネルギーを吸収するのか

たくましくなる気がします。

 

これらの食材を使った「秋のメニュー」を改めて見ますと・・・

 体に元気が漲ってくる気がしてきませんか?


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 富良野~仙台へ | トップ | ナイスホームさんモデルハウ... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あけみ蝶)
2014-09-10 21:57:54
こんばんは。
お久しぶりです。
「初秋の食養生「残暑疲れを残さないで」
これらのすべてのお料理を1時間弱で作れるとは!!
料理愛好会の皆さん、先生の指導がいいので慣れたものですね。
地球の色“アースカラー”
思わずスクロール下に「夏のおもてなしランチ」をみました。
違うね・・・
ツユクサ・・・今沢山土手にあります。
食べられるちょっとびっくりです。
私の子供の頃は、麦ごはんが入って白米は、御馳走だったんですが
今は、白米ですね。
オーブンでじっくり作った「自家製ドライトマト」
キュウリ達太陽にあてるといいのね。
近くだったら料理愛好会に参加できるんですが・・・
ちょっと遠いですね
秋のメニュー・・・体に元気が漲ってきますね。
相変わらず!美味しそうな…… (エリオ)
2014-09-11 20:25:10
カボチャの「ダークホース」初めて見ました。
ホクホク系か?シットリ系か?な?
カボチャ美味しいですよねU+2757

いつも玉子をかいに行く所に「江戸崎カボチャ」と言う品種があるのですが、これがブランドカボチャらしく1個4000円とかするらしくU+2757メロン並みの値段だそうですU+2757
驚きですよね。

プレートの上のおにぎりはなんですか?
なに味なのかな?気になって……
あけみ蝶さん (いしころとまと)
2014-09-12 20:03:28
あけみ蝶さんこんばんは
一つ一つが簡単に出来るレシピばかりですし
皆さん、手順をよくわかっていてそれで
あっという間に作って下さいます。
健康志向の今は白米から、太古の雑穀米に
回帰してますね。

トマトはオーブン100度位で1時間半、
セミドライにすると旨味が凝縮して
感動の味になります。
キュウリもトマトもすべて
セミドライという保存法の一つ。
少し太陽にあてただけでびっくりするほど
美味しくなります。
エリオさん (いしころとまと)
2014-09-12 20:07:06
エリオさんこんばんは
江戸崎カボチャ・・・一個4000円とはすごい価格ですね。
一度は食べてみたいです。
バターナッツはピーナッツみたいな形で
こちらは甘みがつよく
ダークホースは丸型ですが
こちらはホクホクとしたカボチャです。
雑穀ご飯は、オリーブオイルに漬けていた
ドライトマトと、ニンニクと、ニンニクの香りが染み込んだオリーブオイル大さじ1くらいを加えて
更にシーチキンを加えて
塩、醤油を加えて炊いております。
Unknown (チョロピコ)
2014-09-12 20:20:17
豪雨・札幌市内の友人宅は大丈夫だったようですが、いしころちゃんの方は被害はなかったですか?!何が起こるか、全く分かりませんね。ところで本当にしみじみとした色、飽きの来ない色、大地の恵みの色ですね・・・。体は正直だから自然とこの季節になると欲していますね。食卓はホンに美味しそう!! 
ごぶさたで~す (パール)
2014-09-13 11:01:08
↓の北海道旅行満喫してきたようでよかったですね。

富良野、美瑛もいい時期にいってこれて雨の心配はなかったですか?

今北海道は雨で大変なことになってるようで・・

明日から能登に車で行ってきます
とりあえず雨の心配はなさそう

バイク仲間が富山で合流して能登を私たちは車で追いかけるって感じです。

自治会の研修旅行(日帰り)で福島の被災地で震災状況などきいてきたり津波で更地になった現場をみてきました。

荷物をとりにきて津波にあったり防波堤で様子をみてさらわれてしまったりともかく命が大事だからまず逃げることと写真をみながら
説明してくれました。

寄付とそこのおみやげを買って協力してきました。
まだまだ復興には時間がかかりそうみたいでした。
チョロピコさん (いしころとまと)
2014-09-13 20:22:45
チョロピコさんこんばんは
今は何が起きるかわからないので
家族が旅行に行くとなると
前以上に心配してしまいます。
今回も確かにすごい雨で、運転していたのですが
道路が川のようになっているところも多かったです。
大地の恵みいっぱいの秋となりましたね。
あ~~いつになったら痩せることが出来るのやら
パールさん (いしころとまと)
2014-09-13 20:27:32
パールさんこんばんは
明日から能登なんですね。
今から楽しみですね。
わたしは多分明日にはお隣の新潟に
いる予定です。
北海道は雨もふらずかといって暑くもなく
大変過ごしやすかったです。
今回の雨もこちらは大丈夫でしたが
仙台市の一部では水浸しだったようです。
福島は少しずつ少しずづですが
復興してきてます。
福島6号線道路も全規制解除となりました。
でも、まだまだですね。
住民の皆様が帰る場はないのですから・・・
お土産と寄付、、ありがとうございます。
そういう支援がありがたいです。

コメントを投稿

花野果村キッチンガーデン」カテゴリの最新記事