慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

「討幕の密勅」は、偽密勅・本物密勅?

2019年01月08日 | 歴史
幕末~明治維新4

薩長連合
 ☆欧米列強は長州藩が行なった砲撃の賠償金として300万ドルを幕府に要求
 *幕府は生麦事件の賠償金も払わされている
 *外国からすれば「統一国家ならば、賠償金はその政府が支払うべき」という見解
 ☆封建制度の矛盾が幕末に至って露呈した
 *幕府の財政はさらに苦しくなる
 ☆欧米列強はそんな幕府の混乱に乗じ、幕府に改税約書に調印させる
 *輸入品の関税は五パーセントという低額になつた
 *外国製の安い製品が大量に入ってきて、貿易不均衡になった
 *日本の産業が著しく圧迫され、関税によつて国庫を潤すことも難しくなった
 ☆幕府は兵庫の開港「日米修好通商条約」の勅許で、薩摩藩との対立にも手を焼いていた
 *条約は結ばれていたが、朝廷の勅許がなく、幕府はイギリスなどから勅許を求められていた
 ☆将軍後見職の一橋慶喜は、朝廷に半ば脅しのような言辞で勅許を取った
 ☆薩摩藩は怒り、反幕府の意思を固める
 ☆政権交代を目論んでいた土佐藩の脱藩浪人、坂本龍馬
 *長州藩と薩摩藩が手を握るべきと考えた
 *龍馬は、薩摩藩を通して長州藩に西洋の武器を売るという奇策を用い両藩を近づけた
 *仲介役となって、薩摩藩と長州藩の同盟を成立させた
第二次長州征伐
 ☆弱体化する幕府に援助を申し出てきたのはフランス
 *イギリスが反幕府路線を取る薩摩藩や長州藩と接近した結果より
 ☆両国は、日本での利権をめぐって水面下で争っていた
 *フランスは幕府側についた
 ☆長州藩が軍備を拡充していると知った幕府
 *諸藩に命じて15万人という大軍で総攻撃をかける
 ☆長州軍はわずか3,500人
 *長州軍はイギリスから購入した最新式の武器と司令官(大村益次郎)と高杉晋作の優れた戦略
 *各所で兵力において上回る幕府軍を圧倒する
 *長州征伐の最中大坂城で指揮を執っていた将軍、家茂が亡くなった
 *戦いは幕府軍の完敗であり、幕府の権威は完全に失墜した
 ☆全国を支配しているはずの幕府が、一つの外様の藩に敗れ去ったのだ
 ☆朝廷も全国の藩も徳川政権にはもはや何の力もないと悟った
討幕の密勅
 ☆急死した将軍の家茂には子供がなく将軍後見職の一橋慶喜が将軍に推された
 ☆慶喜はこれを辞退する(慶喜聡明だが損得に敏感な人物)
 ☆フランス軍の援助を受けて後、慶喜は徳川15代将軍となった
 ☆公武合体派で親幕府でもあった孝明天皇が急死し、幕府は大きな後ろ盾を失う
 *孝明天皇に代わって第122代天皇になったのは、皇子の明治天皇
 *皇位に就いた時は十四歳で、実際の政治は側近が行なった
 ☆京都での「四侯会議」(徳川慶喜・島津久光・山内豊信・松平慶永・伊達宗城)国政会議
 *慶喜と久光が長州の処分で真っ向から対立し、会議が成立せず
 *その結果、薩摩藩は武力による討幕に舵を切った
 ☆薩摩藩の大久保利通は、岩倉具視と組んで、天皇に「討幕の密勅」を出させることに成功
 *「幕府の最高責任者たる徳川慶喜を討て」との明治天皇の勅書が、薩摩藩、長州藩に出された
 *「会津藩の松平容保、桑名藩の松平定敬を誅殺せよ」という勅書も出された
 ☆勅書は天皇の直筆ではなく、おそらく作り物
 *本来あるべき勅旨伝宣の奏者三人の花押もないなど不審な点が多々ある
 *薩摩藩と長州藩は偽勅書で、徳川慶喜、松平容保、松平定敬を殺したかった
 ☆薩長にとって思いがけないことが起こる
 *徳川慶喜が大政奉還をすると上表(天皇に対して書を奉ること)
 *結果、薩摩藩と長州藩は、武力討幕の大義名分を失った
時代が大きく変わっていくのを民衆も感じ取っていた
 ☆武蔵国上名栗村で起こった「武州世直し一揆」がきっかけとなり、全国各地でも起こる
 *「不当な支配や収奪を行なう」地主や豪商に対する、農民や民衆による打ちこわし
 *江戸や大坂でも大規模な打ちこわしがあった
 ☆豊作により世直し一揆の波が鎮まる
 *民衆の間で「ええじやないか」が大流行した
 *集団で町々を巡って踊りまくるという不思議な社会現象である
 *鬱積した民衆の不満が、踊りという形で現れた
 *「日本国の世直りはええじゃないか」という囃し言葉もある
 ☆根底には「世直し」に対する渇望のようなものがあったのでは
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本国紀』










「討幕の密勅」は本物?(ネットより画像引用)



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大喝(歴史は「想定外」で作られる)

2019年01月08日 | 日本の脅威
人智や常識を超えた社会現象や自然災害

 ☆21世紀、人智や今までの常識を超えた「想定外」が続出している
 *国際的には米朝会談があったが今後の展開は予断を許さない
 *中国の覇権主義は世界に拡大しているが、日本の安全も脅かしている
 ☆「想定外の出来事」はまず甘受することである
 *結果の責任を他に求めることも愚である
 ☆歴史の教訓と受け止め、正面から直視し粛々と対処すること

「想定外の出来事」に対処する人は、批判や非難にたじろいではいけない
 ☆歴史上も稀な今上天皇の生前退位と新天皇の即位
 *新天皇即位の式典には世界の指導者が慶祝に訪れる
 *政府と宮内庁は万全の体制と準備を進めている
 ☆想定外の事態や突発事故が起こるかもしれない
 ☆賢しらな人々から必ず批判がでる
 *「周到な準備を欠いていた」とか「危機管理が甘い」など
 ☆「想定外の出来事」に対処するひとは、そんな批判や非難にたじろいではいけない
批判する輩
 ☆自分だけぬくぬくした安全地帯にいながら、対応の遅れや瑕疵をあげつらうだけ
 *一部のメディアは「もう想定外は許されない」と批判する
 ☆突発的な社会現象や自然災害が起こったときの対応
 *慌てふためくいとはない
 *他に責任を転嫁することなく、冷静かつ誠実に対処すればよい
反面教師は沢山ある
 ☆東日本大震災のときの菅直人首相の狼狽ぶり
 ☆ここ数年来、自然が想定外の猛威を現出させている
 ☆北海道胆振東部地震では、北海道全域がブラックアウトになった
 *北電が危機管理を怠っていたという非難が湧いた
 *想定していなかった地震が火力発電所を直撃したのだから対処優先すべき
 ☆昨年は自然の猛威が想定外の被害を各地にもたらした
 *大阪北部地震や西日本を襲った豪雨による土砂災害
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『THEMIS1月号』




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『言志四録』&『サグラダファミリア』

2019年01月08日 | 人生訓
格言(『言志四録』&『サグラダファミリア』より)

『言志四録』(げんししろく)
 ☆佐藤一斎が後半生の四十余年にわたって書いた語録
 ☆指導者のためのバイブルと呼ばれている
 ☆総理大臣の小泉純一郎が衆議院での教育関連法案の審議中に触れ、知名度が上がった
 ☆概要
 (『言志録』、『言志後録』、『言志晩録』、『言志耋(てつ)録』の4書の総称)
 ☆三学戒『言志晩録』第60条
  少くして学べば、則ち壮にして為すことあり
  壮にして学べば、則ち老いて衰えず
  老いて学べば、則ち死して朽ちず
サグラダファミリア
 ☆建築家アントニオ・ガウディが生涯をかけて取り組む
 *130年以上経った今でもなお建設を行っている未完成の教会
 ☆生誕のファサードと地下聖堂はユネスコの世界遺産に認定されている
 ☆毎年世界各国の観光客が押し寄せるスペインが誇る観光スポットです
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典
 *BS-TBS『高島礼子が家宝捜索』
 *NHKスペシャル「サグラダ・ファミリア 天才ガウディの謎に挑む」










格言(『言志四録』&『サグラダファミリア』より)(出典より画像引用)






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