車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

石浦(いしうら)神社 in 石川県金沢市本多町

2017年08月11日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

金沢市本多町に鎮座される「石浦(いしうら)神社」。御祭神は『大物主大神(大国主大神)、大山咋大神(山王)、菊理媛大神(白頭山の神)、天照皇大御神、天児屋根大神(春日大社の一柱)、市杵島姫大神(厳島の神)、誉田別大神(八幡の神)』

由緒より「古墳(五四七)時代に草創され、高志の國三輪神社として祀られる金沢最古の宮。敏達天皇より勅使を頂き神仏習合となり、聖武天皇より勅使として行基が長谷観音を祀られる。この長谷観音像の中に社殿地に夏場に吹雪となり天から丸い鏡が落ちた。それを持ち行基が観音像に納めた。それ以降 石浦山慈光院長谷寺となる。 金沢城下の産土神 金沢城の鎮守の神であり、江戸時代には三輪神社 式内一座石浦郷石浦村鎮座石浦山王大権現となり、明治の神仏分離令により 石浦郷の地名をとり石浦神社と改称した。 加賀國式内等旧社記 に、 三輪神社、式内一座石浦郷石浦村鎮座称石浦山王石浦郷 七箇村惣社今属石川郡也と記される。」

神仏習合の名残を思わせる拝殿

拝殿下左右より神域を守護されるのは木造の随身像2躯。束帯(武官)姿でそれぞれに武器を手にしています。本来は門の内においでになられる随身様なので、今回のケースはかなり稀。

社殿の向かって左隣に鎮座される「広坂稲荷神社」。御祭神は『宇迦之御魂神(生産の神) 蛭子神(エビス様) 木乃花咲耶媛(山の神)』

由緒「伏見稲荷から御分霊をいただき、その御神徳に浴したいという人々の願いから、北陸で一番古く商売繁盛の神様として祀られた。」

拝殿前より神域を守護されるのは明治24年4月建立の加賀逆立ち狛犬さん一対。石工は『福島伊之助』。2009年(阿形)と2011年(吽形)の画像

高く後ろ足を蹴り上げているのは、雲を蹴り上げる様を表していると由緒に書かれていましたが、この躍動感と独特の繊細さに速攻でハートを鷲掴みされました。これ以降、加賀逆立ちの狛犬さんに逢いたくて、本格的に石川県の車泊旅を計画、実行した程。

惜しむらくは・・石の脆さによる阿形さんの上顎・・・これ以上の剥落が進まない事を祈るばかりです。

一目ぼれした加賀逆立ち狛犬さん、後ろ姿も中々にお洒落。特に吽形さんの蹴り上げた足の裏の毛並みとか・・いやもう、何度でも言いますが惚れ惚れします(笑)

広坂稲荷神社の向かって左手、小高い一画に建立されていた「末翁句碑」。残念ながら公式HPにも記載がない為、句の内容は不明。

「すし塚」「包丁塚」

二つの塚の後方に見えるのは、藩政時代末期に作られた木造の「常夜燈台」。現在でも夕方になると灯りが入るようになっています。

開運招福絵馬には「常夜燈台」と「神馬」。

拝殿上の彫刻「弁慶の引き摺り鐘」

こちらも、開運招福絵馬に描かれています。

ついでに(笑)拝殿の提灯は・・山王さんの神猿と逆立ち獅子。

この神猿さん、「魔がさる」絵馬にデザインされました。

ラストになりましたが、拝殿前より神域を守護される昭和4年2月9日建立の鈴昭和狛犬さん一対。決して忘れていたわけではないのですが(^^;)

参拝日:2019年8月14日&2011年10月13日&2015年5月25日

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧津田玄蕃邸玄関・金城霊澤 ... | トップ | 尾山(おやま)神社 in 石川... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・石川県」カテゴリの最新記事