車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

池宮神社と桜が池 in 静岡県御前崎市

2019年02月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

「池之宮神社」の大切な御神域であり、遠州七不思議「龍神伝説」でも有名な「桜ヶ池」。 およそ二万年前、丘陵の谷を砂が塞き止め、そこに涌いた水が池となって出来た「砂丘堰止湖」。標高四十メートル、小高い山の上にあり、東西北の三方を原生林に囲まれた神秘の池。深い緑の色に染められた池の面を時折揺らすのは、ゆらりと日差しを浴びる水鳥たち。

その桜ヶ池を真正面から見据えるように建立された『皇円阿闍梨・法然上人』供養碑。平安時代末期の嘉応元年(1169)6月13日、すでに96歳の齢であった比叡山の名僧『皇円阿闍梨』は、世の人々を救済する為に人の身を捨て、自ら桜ヶ池に入定されて龍神と化し、池の主神となられました。

後に高弟であった『法然上人』は、赤飯をつめた二つのお櫃を供養のために池心に沈めました。 一つは池宮神社のご神体である池に、一つは自ら龍神となられた我が師『皇円阿闍梨』のために・・

その伝説を元に、池之宮神社ではお彼岸の中日に「お櫃(ひつ)納め(県無形民俗文化財)の神事がとり行われます。地元の氏子青年たちが、池の中央に立ち泳ぎで進み、願いを込めたお櫃を池の中央に次々と沈める。そうして、お櫃が空になって浮かび上がれば願いが叶うとされています。

「桜ヶ池とおひつ納め」の看板には、祭礼の由来と共に、神事の様子が紹介されています。「池の中央に立ち泳ぎで進み、奉納されたお櫃を池の中央へ沈めていく」というものですが・・でも絵で見ると、まるっきり龍に襲われて必死に泳ぐ氏子たち・・・・いや・・何か違う(^^;)

ちなみにこの看板の側には、樹木で作った龍が、イラストのままに首を向けて迫ってきます。 なんかますます「恐ろしい龍神様」の祟りを恐れて、お櫃をお供えします的な雰囲気(笑)

とりあえず龍神様の近くには、御幣を指し水を湛えた「御神櫃」と呼ばれるお櫃が奉納されています。

ご祭神とは別に「桜ヶ池」をご神体とする「池之宮神社」。朱塗りの美しい手水舎の中央に置かれた手水には、力強く刻まれた「波間より顔を出す龍神」。

願い事を書いて納める諸願成就の絵馬には「水面に浮かぶお櫃を満足そうに見る龍神」。でもこの場面で雷雨は、ちょっと氏子さんたちが気の毒だと思うのですが(^^;)

神秘の水を湛える「桜ヶ池」ですが・・伝説によれば、実はこの池は信州の諏訪湖と底が続いていると言われています。 そのため、この桜ヶ池に沈めた「お櫃」が「諏訪湖に浮かぶ」と言う伝説もあるとか。諏訪湖が出たので、実は桜ヶ池も諏訪湖も「全国に及ぶ富士の外八海」とされる水の聖地。琵琶湖、二見浦、箱根湖(芦ノ湖)、諏訪湖、中禅寺湖、榛名湖、桜池、鹿島海(霞ヶ浦)。未踏の地は箱根湖(芦ノ湖)、中禅寺湖、榛名湖の三海だけ・・制覇は無理か??

2016年の参拝の帰路で見かけた朱塗りの鳥居。車内からでしたが「桜ヶ池」の額が見て取れました。

参拝日:2011年11月15日&2016年12月13日

------------------------00----------------------

おまけ

「外八海」がでたので、ついでに「富士の内八海」。仙瑞(せんずい)、山中湖(やまなかこ)、明見湖(あすみこ)、河口湖(かわぐちこ)、西湖(さいこ)、精進湖(しょうじこ)、本栖湖(もとすこ)、四尾連湖(しびれここ)。ただし『甲斐国志』『甲斐名勝志』『駿河国新風土記』などでは「仙瑞」ではなく、「須戸湖(浮島沼)」となっている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池宮(いけみや)神社 in 静岡県御前崎市

2019年02月27日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

御前崎市佐倉、桜ヶ池のほとりに鎮座される「池宮(いけみや)神社」

2011年にご亭主殿と二人で参拝、2016年は御朱印を頂くため、友人Jさん同行で二度目の参拝。(晴れて明るい画像は2011年、雨に濡れて寒々しい画像は2016年。都度に織り交ぜての紹介)

御祭神は『瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)・事代主命・建御名方命(たけみなかたのみこと)』

参道入口、二の鳥居の左右にて神域を守護されるのは、昭和6年1月生まれの狛犬さん一対。 一般的に見かける石製ではなくコンクリート製。その所為もあるのか、表情豊かで滑らかな体がとても印象的。

全体的に丸身をおびた姿からは、獅子の猛々しさよりも、守役のような優しさが感じられます。 きっと狛犬たちは、はるか昔から祀られてきた姫神様の新たな守役となって、ご機嫌なのかも。

と写真を撮っていて、狛犬の台座に刻まれた浪の間から、にゅっと顔を出す奇妙な顔を発見! じっくり見た所では・・亀ですね。台座に亀が刻まれているのは良く見ますが、こんな風に立体的に顔を覗かせているのはかなり珍しい。

正面に広がる桜が池は明日にまわし、拝殿正面に立つ三の鳥居へ。左手が社務所、さらに境内社が鎮座します。

姫神様が鎮まられる社、清めの手水舎は後方に広がる紅葉の朱を写して鮮やかに染まり、雨に濡れて更にしっとりと趣きを見せ・・。

11月のさわやかな空の下、鳥居の手前から見る朱塗りの拝殿。深い緑の腕(かいな)に抱かれ、柔らかく差し込む日差しの中でたゆとうように静かに鎮座されています。

12月・・音も無く静かに重い雨まじりの空の下、屋根も朱塗りの柱も真っ白い壁も更に深い色に変わり、その美しい姿はどのような季節であろうとも変わることなく・・

【創祀は敏達天皇十三年(584)に瀬織津比詳命がご出現。社殿の造営がなされた。後、栄枯盛衰が激しく平安時代初めには衰退し、社殿は大破した。しかし平安時代中期一条天皇の長保三年(1001)社家の遠祖源朝臣信栄が社勢を再興。
室町時代に入ると駿河・遠江を領有する今川氏の崇敬を受けたが戦国末期に武田・徳川両氏の高天神城争奪の地となり、社殿をはじめ神宝、旧記、古文書の大部分を焼失。
江戸時代に神官信盛が再び興し徳川家の崇敬を受け、明治維新に至るまで地頭の祈願所となっていた。
享保十六年(1731)には正一位の神階宣示を受け、本殿は宝暦十年(1760)、拝殿は元文四年(1739)に、時の大宮司従四位下佐倉治部大輔源朝臣信幸が造営し、その名を池宮天王社とも称され現今に至る。
御由来より

天皇十三年に『瀬織津比詳』の御出現を寿ぎて社を造営。その後、幾多の災禍を経て今日に至る古社。 宝暦十年(1760)に造営された本殿は市の指定文化財ですが、建物は拝殿から続く覆屋の中にあり、見る事は出来ません。

御神紋は「丸に三つ柏・三つ桜」。「丸に三つ柏」は良く見ますが、それに「三つ桜」が加わった紋は初見。 桜は「桜が池」からの流れか・・・今更ですが、御朱印の時にお聞きすれば良かった・・

本殿横にひっそりと鎮まる境内合殿社は「八幡神社・弁天神社・津島神社」。「津島神社」の祭神は『牛頭天王(素戔男尊)』で、一般的に「お天王さま」とも呼ばれています。 由来にある「天王社」の呼び名は、かってここに『牛頭天王』が祀られていた事を示しており、だとすれば合殿に祀られる「津島神社」はその名残なのかも・・

明日は「桜ヶ池」に伝わる龍神伝説と、それに因む池之宮神社の祭礼「おひつ納め」の紹介です。

参拝日:2011年11月15日&2016年12月13日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高松(たかまつ)神社 in 静岡県御前崎市

2019年02月26日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

御前崎市門屋にある「高松緑の森公園」。その公園の隣の小高い丘の上に鎮座される「高松(たかまつ)神社」。 御祭神は『伊弉冊(いざなみ)尊 、速玉男(はやたまお)命、亊解男(ことさか)命』

参道入り口では「鈴昭和」と呼ばれる狛犬さんが、はるかな高みの神域を守護されています。

はるかな高みの言葉通り、境内まではかなり急な213段の石段を登らなければなりません。 雨上がりで滑りやすくなった石段を登るのは、足に不安を抱えた身ではかなり難儀。それでも折角ここまで来て一人で車内で待つことを思うと、亀の歩みでも行くっきゃない!!

辿り着いたと言う表現がぴったりの最上段、振り返った先には遠州灘を背景の町並みが広がります。 もっと上等のカメラなら、この遠望は本当に素晴らしいのですが・・・まぁ雰囲気だけでも(^^;)

【当、高松神社は、第四十二代文武天皇の御祈願により、大宝元年(701)九月、紀州熊野三社をこの地方に移し祭ることにした。その由来は、藤原鎌足公の孫宮子姫が、文武天皇の御后になられたが、皇子無きため、深く紀州熊野三社に御祈願をされ、その御神徳により望みがかない、皇子を御安産され、此の皇子を後の聖武天皇と申し上げる。
そして、御祈願成就の上は、急ぎ東国に三所の社を建て移し祭るべきであると言う天皇のおことばにより。公家の奥野左衛門惟吉卿を遣わし、宮地を見聞せしめられ、此の景勝の地を新宮の宮地と定め、移し祭られた社が、当高松神社である。
また、横須賀の地を本宮と定め、移し祭られた社が三熊野神社であり、那智の宮地として移し祭られた社が小笠神社である。】
境内由緒書より。

宝暦12年(1762)に建て直された、入母屋造り・平入流れ・向拝付きの拝殿。

本殿は天明4年(1784)に建て直しがされており、御前崎市の指定文化財。 間口三間、奥行き三間の総欅の入母屋造りで、千鳥破風付きに銅葺きの屋根。

本殿には、木鼻に12、蟇股に12と、多くの彫刻が見られ、それらを解説したものも展示されています。  で、どうしてもアルバムに残しておきたいと言う私の希望に、ご亭主どのとJさん、透かし塀にしがみ付く勢いで頑張ってくれました(^^;)

とはいえ、塀の外からでは見える彫刻にも限界があり、しかもピントを合わせるのにも一苦労。まずは比較的ましな「菊滋童」。周の王の待童で、菊の蕾を飲み不老不死になったと云われています。

「唐獅子牡丹」は、唐の代に伝わった架空の動物「獅子」と、富貴の花「牡丹」との組み合わせ。

「菊水」は延命長寿のめでたい柄として、家紋や織物、建築物の装飾などに多く用いられています。

どんな強風にも決して折れない竹と強い虎を組み合わせた「竹に虎」。男児向けの教訓かな? 一説には、虎よりも強い巨獣に襲われたとき、身を隠すのに最も最適な場所が、竹林だとか。

境内社は一つ屋根の祠ですが、「八幡神社・春日神社・若宮神社・津島神社・天満宮・松尾神社・丸山神社・於玖波神社・秋葉神社・金比羅宮」の神々が祀られています。

生憎と社務所はお留守で御朱印は頂けませんでしたが、参拝も無事に済ませる事ができました。
それではもと来た道を・・・・Σ( ̄□ ̄!) 大丈夫!登れたんだから降りるのだって問題ないはずです(笑)

参拝日:2016年12月14日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下水(しもすい)神社 in 静岡県御前崎市

2019年02月25日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

御前崎市池新田に鎮座される「下水(しもすい)神社」。別名「水神さま」とも称され、御祭神は『弥都波能売神(みつはのめのかみ)』。火を鎮める水神にして豊穣をもたらす農耕神とされます。

鳥居の左右より神域を守護されるのは、皇紀2600年(昭和15年)建立の、岡崎方狛犬さん一対。

だからって・・・其処まであからさまにガッカリしなくても(^^;) 少なくとも機械彫り大量生産の中華製じゃないんだから・・ 狛犬さんたち、失礼な奴でゴメンね~(((((^_^;)

由緒に【慶長十年(1605)九月八日、新野池を干拓して池新田村を起こしたとき、村の守り神として池新田・下朝比奈両村氏が協議の上、奈良県(大和の国)丹生川上神社より『弥都波能売神』を勧請して建立。】

地面からかなりの高さまでが空洞になった御神木。生憎と木の種類は確認しませんでした。 それでも注連縄の結界に守られた空洞部分には、言葉にしがたい大きな力が感じられ、見る者を惹き付けます。

こちらは鳥居を入って直ぐの小高い場所に建立されていた慰霊碑。全部で四基あり、左から「日露戦没忠魂碑」「征清凱旋記念碑」「慰霊碑」「日露戦役記念碑」。すべてに手を合わせ首をたれて参拝。この国をお護り下さった皆様方に深く感謝申し上げます。

参拝日:2011年11月15日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜岡原子力館 in 静岡県御前崎市

2019年02月24日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

御前崎市佐倉、お茶畑がつらなる牧之原台地を背後に遠州灘に面した平坦な海岸地帯にある中部電力・浜岡原子力発電所。その敷地内に原子力発電の広報を目的として作られた「浜岡原子力館」があります。

【浜岡原子力館では、原子力発電のしくみや環境問題についての展示などを通じ、原子力発電をわかりやすく、身近なものとして理解できるようになっています。
次代を担う子どもたちが「科学する心」を育み、この美しい地球の環境を守りつつ、科学技術を上手に使うことができる人間へと成長する。浜岡原子力館が、その契機になればと考えています。】
公式HPより

浜岡原子力館に向かう通路の一画に展示されていた、巨大な歯車のようなもの。インパクト大の割には正体不明(笑)

原子力館の入り口である「アトリウム」にいた、原子力館キャラクターの『ユウユウ君』。放射線の疑問や不安などを、顔の画面で分かりやすく説明してくれる「ユウユウ探偵団」。 おでこの青いひげのようなもの、どうやら「ユウユウ君」のまゆ毛みたい(^^;)

中部電力家庭向け情報サイト「カテエネ」キャラクターの『カテエネコ』。 我が家に供給される関西電力には、クマの『はぴ太』がいますが、猫好きの私としてはやっぱりこっちに一票。

館内の各ステージや展示コーナーを案内してくれるのは「ユウユウ君」。もう大活躍です。・・って言うか、眉毛以外はこんな普通の顔だったんだ。

色々と興味深い展示はあったのですが、カメラを通すと何が何やらよく分からない絵になります。 実際に自分の目で全体像を見ないと、部分的に何かを見ても「何これ????」なものばかりになってしまうのが残念。それでも津波対策として建設された防波壁の「実物大防波壁模型」は、何とか全体像がわかるかな・・。 防波壁と、それを支える地中連続壁も含めた内部構造は、すごい・・・それ以外の言葉が出てきません。

色んなものを自分の目で見て、じゃぁそれで「原子力発電」が理解できたかなんて、正直分かりません。 それでも自分たちの日々の暮らしに「電力」がどれほど大切なものか、それが原子力で生み出されている事に対しても、きちんと理解できます。骨髄反射で「原子力」という言葉に拒否反応を示し、電力会社の社員やその家族にまで嫌味を言う人がいますが、では原子力で作られた電力全てにNO!を突き付けられますか?もちろん、原子力を用いて作られたものに対してもです。自分の現状をしっかり見据えて、その上で何が出来るのか・・私たち自身も考えなければいけないと思います

「新エネルギーホール」では、未来に向けて開発されている新しい発電方法が紹介されています。新エネルギーとは、水力・火力・原子力以外の私たちがこれから利用していこうとしているエネルギー。 太陽光、風力、燃料電池などの新エネルギー、未来に向けて開発されている新しい発電方法などが紹介されているそうです。原子力館で予想外に時間を使ってしまった為、残念ながら外観だけという事になりました。

訪問日:2016年12月13日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浜岡砂丘 in 静岡県御前崎市

2019年02月23日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

南遠大砂丘の一部で、御前崎遠州灘県立自然公園・第2種特別地域に指定されている「浜岡砂丘」。遠州の空っ風が創り出す、太平洋側最大級の砂丘。パンフレットによれば、鳥取、吹上と並び、日本三大砂丘のひとつに数えられているそうです。

という事は私たちってば、実際に三大砂丘の二つを見たという事に・・三大とか三景とか三川とか「三」のフレーズが付くと何故か「凄いのかも・・」と思ってしまう単純な私たち(笑)鹿児島県の吹上砂丘は流石に行く事は無いだろうけど、でもまぁ、二つ見られたら上等じゃない(⌒∇⌒)

<pstyle="text-align: center;">

他に観光客の姿も無かったので、風紋に沿って歩いたり、二人の影を写して遊んだり・・ひたすら遠州灘から打ち寄せる波の音に耳を済ませたり。

観光客でごった返す観光地は苦手ですが、ここまでひっそりされると、いささか拍子抜け(笑)

なんて身勝手な言い分なんだとお互いを笑いつつ、海と砂が生み出す綺麗な景色を堪能。 砂丘の前に広がるのは、時間の概念さえも忘れてしまいそうな、まぶしいばかりの遠州灘です。

じっと見つめていると、あのまぶしい光の中から何かがやってきそうな・・

・・・って、もうず~~~~と昔にあったよね、そんなアニメ(笑) そして二人、思わず口をついて出るアニソン【♪ 水平線の終わりには~ああ~あ~、虹の橋があるのだろう~~♪ 】

水平線の向こうからやってくるのは「海のトリトン(古!)」ですが、ここでは「波小僧くん」。 浜岡砂丘の入り口には、遠州七不思議の一つ、「遠州灘の海鳴り・波小僧」の像があります。

その昔、漁師に捕えられた波小僧は自分を海に帰してくれたら必ず恩返しをすると誓って、無事に海に帰してもらいました。それ以降、天気が急変する前には大きな音を響かせて、危険を知らせてくれるようになりました。以来、地元では、天候の変わり目に突然鳴り出す遠州灘の海鳴りを「波小僧」と呼ぶそうです。(浜岡砂丘は逆光の為、近くの「すかの橋」の波小僧)

砂丘から見える二基の風力発電機

そう言えばここに来る途中、車の中から見た山の上に「御前崎風力発電所」が見えてたね。

のんびりゆったりの浜岡砂丘。昼食は砂丘入り口近くの東屋でとりましたが、そこで沢山のネコさんたちに出会いました。綺麗な毛並みをしていたので、きちんとお世話されているのだろうと思います。人懐こく見上げる様子、僅かばかりのお魚の切り身を美味しそうにに頬張ってくれて、私を見上げてくれたあの姿が今も忘れられなく・・・どうか達者で、穏やかに天寿を全うしてくれと願うばかりです。

訪問日:2011年11月15日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご当地マンホール in 静岡県旧浜岡町(御前崎市)

2019年02月22日 08時00分00秒 | マンホール・マンホールカード・キャラ・静岡県

旧小笠郡浜岡町(はまおかちょう)は静岡県西部の遠州灘沿いに位置した町です。町域には南遠大砂丘の一部で、御前崎遠州灘県立自然公園浜岡砂丘があり、町名も、町域南部の砂浜と北部の丘陵を表すと共に、浜松市と静岡市との中間に位置していることに由来します。浜岡町(現:御前崎市)佐倉には中部電力唯一の「浜岡原子力発電所」があり、敷地内にはPR施設である浜岡原子力館が併設されています。御前崎町、相良町、小笠町、大東町に隣接。「町の木:松」を制定。

明治22年(1889)、町村制の施行により、城東郡池新田村・佐倉村・比木村・朝比奈村・新野村が発足。

1896年、郡制の施行により、城東郡・佐野郡の区域をもって小笠郡が発足。

1940年、池新田村が町制を施行、小笠郡池新田町が発足。

1955年、池新田町、佐倉村、比木村、朝比奈村、新野村が合併、小笠郡浜岡町が発足。

2004年、榛原郡御前崎町と合併、御前崎市となりました。

マンホールには「遠州灘と浜岡砂丘」「町の木・松」「カモメと町章」が描かれています。

町章を中心に、浜岡砂丘と遠州灘の荒波がデザインされています。

昭和35年11月30日制定の町章は「全体で「ハマ」を図案化したものです。」

自治体章のある規格蓋は、探した範囲が少なかった為か、小型のものや量水器だけ。

「南送州P」「ターミナル」と記載された蓋、仕切弁か制水弁の類ではないかと思われます。

2014年にオープンした道の駅 「風のマルシェ御前崎」、2016年の車泊旅ではこちらの道の駅でお世話になりました。水平放任栽培で育てたトマト、とっても新鮮で旅のおやつ代わりにとついつい買いすぎてしまいましたが、あっという間に無くなってしまいました(^^;) もっと買っておけばよかった・・

車で旅をする私達にとって、こうした施設は、本当にありがたく大切な場所です。

改めて、その折は有難うございました m(__)m

撮影日:2011年11月15日&2016年12月14日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご当地マンホール in 静岡県御前崎市

2019年02月21日 08時00分00秒 | マンホール・マンホールカード・キャラ・静岡県

御前崎市(おまえざきし)は静岡県の中西部、遠州東部(東遠地域)にあり、遠州の東南端に位置する市です。市域は太平洋の遠州灘に面しており、御前崎を有し、電力、水産、観光を主な産業としています。2004年4月1日に、榛原郡御前崎町と小笠郡浜岡町が合併し、市制を施行して誕生しました。市名は、岬の沿岸で海難事故が発生した事を受け、寛永12年(1635)に江戸幕府が灯台を設置し、観音堂を建立。「神社の前にある岬」から「御前崎」と呼称されるようになったという説が有力視されています。掛川市、菊川市、牧之原市に隣接。「市の木:ヤマモモ」「市の花:浜昼顔」を制定。

キャッチフレーズは「海と緑と笑顔が きらり輝く 御前崎」

今回は某所で入手したマンホール情報を頼りに、マリンパーク御前崎を探し回りました(^^;)  雨の中での撮影だった為、色彩等はかなり加工して掲載。

「花」と「ウミガメ」、中央に「MARINE PARK/OMAEZAKI」の文字がデザインされた電気専用のマンホール。

こちらは、「風力発電の近くで日光浴するウミガメ」と「波間で遊ぶウミガメの親子」。二枚とも「海浜公園・マリンパーク御前崎」の駐車場東側にのみ設置。

2004年8月1日制定の市章は「全体の形は、御前崎市の「O」と「オ」です。ブルーは遠州灘を、オレンジは太陽を、太陽へ向かう白地の形は先進性を表し、市民の協力と情熱で世界へ発信するイメージを表しています。」公式HPより

自治体章のある一般的なマンホールは見つけられず、探せたのは上下水道関連の蓋のみ。御前崎支所の敷地内には、耐震貯水槽用の消火栓や制水弁、点検用のマンホールが設置。

カラーの側溝蓋は御前崎灯台付近に設置されているもので、波や灯台・カモメが描かれています。

市政10周年を記念して誕生した御前崎市マスコットキャラクターは、波の妖怪『なみまる』と愛の妖精『ふうちゃん』。二人の野望は、全国を駆け巡って御前崎市の良さをPRすることだそうです。

撮影日:2011年11月15日&2016年12月13日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

服織田(はとりだ)神社 in 静岡県牧之原市

2019年02月20日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

牧之原市静波に鎮座される「服織田(はとりだ)神社」

御祭神は『天八千千比賣命(あまのやちぢひめのみこと)、麻立比古命(あさたちひこのみこと)』
さらに、『蛭子命、天之忍穗耳命(あまのおしほみみのみこと)、市杵嶋姫命、木花咲夜比賣命、速玉男命、猿田彦命、石長比賣命(いわながひめのみこと)、大山祇命、少名比古命』を合祀。

ニの鳥居左右より神域を守護されるのは、いわゆる岡崎型の狛犬さん一対。 狛犬さんの画像が無い所を見ると、かなり新しいもの故にご亭主殿からパスされたと思われます。

由緒【服織田神社は延喜式神明帳に記載されており、 景行天皇の七年に勧請され上古は圭田を賜った。往古 は服織田村と言われたが柏原町と改められたと宝暦八 年の検地帳に記載されている。安政元年の大地震直後 建立、明治六年三月郷社に列せられた。】

コンクリート造りの拝殿。

ところで、静岡県内の神社の多くの御神木には「御神木指定証」なるものが沿えられています。ここでいうところの「御神木」の定義なるものが今ひとつ理解できないのですが・・なんと!審査委員会の会議まであるらしい。

最後は境内で見つけた句碑、作者の名は見忘れたのか、無かったのか・・不明。

【 楠(くす)薫り はた織る姫の 偲ばるゝ 】

参拝日:2016年12月12日

------------------------00----------------------

御神名一口メモ

『天八千千比賣命(あまのやちぢひめのみこと)』、 桑の木を天香山に植えて養蚕し、その糸で天照大神の衣を作った神。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご当地マンホール in 静岡県旧榛原町(牧之原市)

2019年02月19日 08時00分00秒 | マンホール・マンホールカード・キャラ・静岡県

旧榛原郡榛原町(はいばらちょう)は静岡県の中西部に位置した町です。牧の原台地を背に南に駿河湾を臨む、海と緑の豊かな町で、勝間田川河口の東に位置する「静波海岸」は、遠浅で波静かなことから、夏には県内外から家族連れをはじめとした多くの海水浴客でにぎわいます。
町名は、合併した町が榛原郡の中心となることを願って命名されました。島田市、相良町、吉田町、菊川市に隣接。「町の木:モクセイ」「町の花:サザンカ」を制定。 

旧キャッチフレーズは「海・空・緑の大地 そして未来へはばたく交流の町」

明治22年(1889)、町村制の施行により榛原郡川崎町・勝間田村・坂部村が発足。

1955年、川崎町、勝間田村、坂部村が合併、榛原郡榛原町が発足。
1955年、榛原郡相良町白井:大久保、追廻地区を榛原町へ編入。

1956年、榛原町上切山、猪土居地区を金谷町へ編入。
2005年、榛原郡相良町と合併、牧之原市となりました。

昭和44年2月10日制定の町章は「「は」を平和のシンボルであるハトの形に構成したものです。」

榛原町では旧自治体を表すマンホール類は、相良町以上に設置が少なく、見つけたのは空気弁が一枚。

お茶の栽培が盛んな牧之原市ですが、旧榛原町域は中でも特にお茶の産地として有名。生憎の雨の中にも関わらず、広大な茶畑で探し当てたマンホールは「農水」の空気弁だけ(^^;)

旧榛原地区西萩間にある「グリンピア牧之原」。お茶の卸問屋が運営しており、お茶摘み体験や工場見学ができてショッピングも楽しめるという楽しい施設。まさか12月のこの季節、しかも強い雨の中でのお茶摘み体験はしたくても無理な話で、当然却下(笑)

そのかわり、これでもかと言うほど美味しい、牧の原のお茶のあれこれを堪能して来ました。 特に「ななや」の【世界一濃い抹茶ジェラート】は、その濃さと美味しさに感動さえ覚えるほど。濃さで値段が違う「抹茶ジェラート」、ご亭主殿のおごりと言うことで選んだのは一番濃い№7(笑)。

グリンピア牧之原のマスコットキャラクター『ティーちゃん』。説明不要、そのものズバリのキャラですね(笑)

同じく『チャッピー』 イメージから言うとウサギかな?

最後は「わたしは猫、名前はまだない。得意技は、夏も近づく八十八夜~♪と口ずさみながら茶摘みをする事」なんちゃって(笑)

車泊でお世話になった東名高速道路「牧之原SA」のスタンプは「富士を背景に一面の茶畑。」。「姐さんかぶり」に絣の着物、茜(あかね)のたすき姿は童謡に歌われる「茶摘日和の日本の風景」そのもの。

ついでなので、多分「牧之原SA」限定キャラの『Makinyan』。その可愛さにメロメロ。だってほら、ネコですし(笑)

マンホール不毛地帯の旧榛原町ですが、ご当地キャラは豊富でした。

撮影日:2016年12月13日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする