”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

なぜコリアンダーでとろみがつくの?

2016-10-08 11:37:05 | スパイス

先日、お友達がFacebookで、ご自身が出席されたスパイス講座での

カレー作りの様子を投稿されていました。

 

そこには、コリアンダーの役割として

「とろみづけ」と書かれていました。

  

私も、インド人の先生にスパイスから作るカレーは

ご指導いただいたことがあり、

我が家のカレーは、私の「いい加減ブレンド」ですが、

コリアンダーでとろみが付くとは思ってもいませんでした。

ずっと、香り付けに使われると思っていたのです。

  

  

が、検索してみると「コリアンダーでとろみを付けます。」

と書かれたものが出てくる、出てくる!!

  

いったい、コリアンダーの何の成分がとろみを付けているの?

気になると、そのままにはしておけないので、

調べまくりましたが、特殊な成分は出てきません。

  

そこで、植物学者の方に質問してみました。

なんと、コリアンダーには15%もでんぷんが含まれており

それがとろみを付けているのだそうです。

 

このコリアンダーというのは、上の写真のように

スパイスのコーナーで売られているもので、

コリアンダーの「種」をパウダーにしたものです。

 

あの苦手な人が多い「葉っぱ」の部分とは違います。

(パクチーといった方がわかりやすいかな?)

 

コリアンダーは、葉っぱと種だと香りが全く異なります。

葉っぱは、特有のクセのある香りで、好みが分かれますが、

種は、生姜のような柑橘類のような香りがします。

決して個性が強い香りではありませんので、

ビールの香り付けにも使われていますよね。

 

とろみのあるカレーがお好きな方は、

小麦粉を使わなくても、

決して出しゃばらないコリアンダーで

とろみを付けることができるということですね。

  

こちらは、私がブレンドしたスパイスで作ったチキンカレーです。

 

 

いつもは、もっとシャビシャビしていますが、

コリアンダーのおかげで、自然のとろみが付いています。

 

今回も、勉強になりました。(*^-^*)


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