生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

毒を飲んだ子どもたち

2016-07-01 04:21:47 | 日々の暮らし
お釈迦様の話より
(法華経)

あるところに、どんな病気も治してしまう名医がいました。

その子どもたちが、父親の留守中に誤って毒を飲んでしまったのです。

帰宅した父親は、七転八倒している子どもたちを見て、すぐ解毒剤を調合して与えます。

毒が深くまわらず、まだ正気を失っていない子どもたち はその薬を飲んで元気になりました。


毒が深くまわってしまった子どもは、父親がくれた薬をどうしても飲もうとしないのです。

「この子どもたちに、どうして薬をのませようか」

父親は思案をめぐらせました。

「心配せずに飲むんだよ」

と言い置いて旅に出ることにしました。

旅先から、子どもたちに使いを出して

「父は旅の途中で亡くなった」

と告げさせました。

子どもたちは、その衝撃でハッと正気に返った。

そして、父が残していってくれた薬を飲んでみんな元気になった。

という話です。

これは、父親が仏さま

、子どもたちが私たちです。

「求める心がないと、

仏さまは姿を現さない


「縁なき衆生(しゅじょう)は

度(ど)し難(がた)し」

といって、仏縁のない人を救うことはできないと説いています。

麻薬で逮捕される芸能人が跡を絶ちません。

仏の教えを学び、毒から抜け出して欲しいものです。

今日から7月です。

「愛逢月(めであいづき)」

七夕にちなんだ7月の異称です。

ロマンチックな出逢いを予感させる言葉です。

「忘れ潮(わすれじお)」

潮がひいた後、砂浜や磯に置き去りにされていったような水溜まりのことをいいます。

「心星(しんぼし)」

北極星のこと。

道に迷った旅人も、

大海原で途方にくれた船人も、

空を見上げ、この星を

道しるべにしました。


あなたの心にも



心星が輝いている



ことでしょう。


合掌
コメント
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