夜勤無事に明けました。ありがとうございます。
夜勤は何か起きるか分からないから大変ですね。
今日は気分転換に古典の恋歌を読んでいます。
伊勢物語より
「梓弓(あづさゆみ)
引けど引かねど
昔より
心は君に
寄りにしものを」
ほかの男がわたしの心を引こうが引くまいが、昔からわたしの心はあなたに寄り添っていましたのに。
「梓弓(あづさゆみ)
ま弓つき弓
年を経て
わがせしが
ごとうるはしみせよ」
長い間私があなたと仲むつまじく暮らしたように、今度の夫ともむつまじく暮らしなさい。
「あはれあはれ
この世はよしや
さもあらばあれ
来む世もかくや
苦しかるべき」
(西行法師)
ああ、ああ、この世は
ままよ、たとえどんなに恋に苦しもうと、それはそれで仕方がない。
だが来世でもこのように苦しまなければならないのだろうか。
「相思(あひおも)はぬ人を
思ふ大寺(おおでら)の
餓鬼(がき)のしりへに
ぬかづくがごと」
(万葉集)
こっちのことを思ってくれない人を思うのは、大寺の餓鬼像を後ろから額を地につけて拝礼するように、何の効果もないものだ。
「会ふことも
涙に浮かぶ
わが身には
死なぬ薬も
なににかはせむ」
(竹取物語)
もうあなたに会うこともできないので、その悲しさのあまり流す涙に浮かんでいるようなわが身にとっては、
不死の薬も何の役にたとうか。
古代も今も恋は切ないものですね。
打ち明けられなくて
「余り言葉のかけたさに
あれ見さいなう
空行く雲の速さよ」
(閑吟集)
思いがつまって、あらごらんなさい、雲の動きが速いとしか言えないのだ。
なにか、ほのぼのとしませんか。
日本の心を
感じています。
心の癒しになれば。
合掌
夜勤は何か起きるか分からないから大変ですね。
今日は気分転換に古典の恋歌を読んでいます。
伊勢物語より
「梓弓(あづさゆみ)
引けど引かねど
昔より
心は君に
寄りにしものを」
ほかの男がわたしの心を引こうが引くまいが、昔からわたしの心はあなたに寄り添っていましたのに。
「梓弓(あづさゆみ)
ま弓つき弓
年を経て
わがせしが
ごとうるはしみせよ」
長い間私があなたと仲むつまじく暮らしたように、今度の夫ともむつまじく暮らしなさい。
「あはれあはれ
この世はよしや
さもあらばあれ
来む世もかくや
苦しかるべき」
(西行法師)
ああ、ああ、この世は
ままよ、たとえどんなに恋に苦しもうと、それはそれで仕方がない。
だが来世でもこのように苦しまなければならないのだろうか。
「相思(あひおも)はぬ人を
思ふ大寺(おおでら)の
餓鬼(がき)のしりへに
ぬかづくがごと」
(万葉集)
こっちのことを思ってくれない人を思うのは、大寺の餓鬼像を後ろから額を地につけて拝礼するように、何の効果もないものだ。
「会ふことも
涙に浮かぶ
わが身には
死なぬ薬も
なににかはせむ」
(竹取物語)
もうあなたに会うこともできないので、その悲しさのあまり流す涙に浮かんでいるようなわが身にとっては、
不死の薬も何の役にたとうか。
古代も今も恋は切ないものですね。
打ち明けられなくて
「余り言葉のかけたさに
あれ見さいなう
空行く雲の速さよ」
(閑吟集)
思いがつまって、あらごらんなさい、雲の動きが速いとしか言えないのだ。
なにか、ほのぼのとしませんか。
日本の心を
感じています。
心の癒しになれば。
合掌