生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

逆境の山の中腹

2016-07-28 21:04:28 | 日々の暮らし
夜勤明けて、チラチラ本を読みながら寝て過ごしていました。

「五種類の人間」

人間は次の五種類に分けられる。

1.いなくてはいけない人。

2.いたほうがいい人。

3.いてもいなくてもい い人。

4.いないほうがいい人 。

5.死んだほうがいい人 。
(お釈迦様)

ドキッとして目が覚めました。

3以下の人はあまりいないと思いますが。

お釈迦様としては、説法を聴かない人から決めたのでしょうかね。

「陽炎(かげろう)はさかんに立つけれど、その実体はない。

なのに仏の教えを知らぬ者は、飢えてさまよい、ついに帰ってくることができない。」
(空海)

盲目の人が見るという、幻の花「虚空花(こくうげ)」や

火縄や花火を回すとできる残像をさす「旋火輪(せんかりん)」など、

実体のないものや幻想でしかないものにとらわれるな。

ありもしないものをいつまでも追っていると、迷いの世界から帰ってくることができなくなると説いています。

分かりやすく説明すると、成功やゴールが幸せではない。

実はそれに向かうプロセスやそのあと、

どう生きて楽しむかが幸せの実体なので、

蜃気楼ばかり追い続けて本当の幸福を見失わないよう気をつけなさいとのべているようです。

吉川英治も「人生の楽しみはどこに」で、

登山の目標は、山頂と決まっている。

しかし、人生の面白さ、生命の息吹の楽しさは、その山頂にはなく、かえって逆境の山の中腹にあると述べています。

この「逆境の山の中腹」

という言葉がいいですね。

苦しみの今が、

楽しいものなの

かもしれませんね。

負けるな自分

負けるなみんな


合掌







コメント
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