日本の10月の言葉に「霧の香(か)」があります。
霧の香りという意味ではなく、霧が立ちのぼる様子を、お香の煙が立ちのぼっていくのに見立ててこう呼ぶのだそうです。
素敵な表現だと思います。
昔は今ごろに起こる現象のようです。
現代の気象用語では、視界が1キロメートル未満のものを霧。
それ以上のものは靄(もや)。
陸上で、100メートル、海上で500メートル以下の視界を濃霧といいます。
私も富士山や、箱根で濃霧にあい途方にくれたことがありました。
人生にもありました。
霧が立ちのぼる時が、
濃霧に出会う時も。
しかし、いつかは霧も
晴れるものです。
さわやかなお香の匂い
がしてきますように。
教会で時々、匂うことがあります。隣りに聞いても分からない。
イエス様が登場した時に匂うのです。聖香(聖霊の香)と呼ぶのかもしれない。その匂いが、やっと分かりました。
もうすぐ日本に来る葡萄酒(ボジョレーヌーボー)の香りです。気づいた人がいるかも。
amen