「人生の半分はトラブルで、残りの半分はそれを乗り越えるためにある。」
(リンゼイ・アンダーソン、アメリカの映画監督)
高齢期に入ったら過ぎ去った季節のことを懐かしむのでなく、暖房を入れて冬の寒さをまぎらわそうとしたりしないでむしろ進んで冬の魂、冬の命に触れよう。
冬は冬だけが持つ宝があるからだ。
高齢期に入ってのみ味わえる深さと、厳しさと静けさを楽しもう。
人間は、青年時代は「肉体」で世界を捉え、壮年時代は「心と知」で世界を捉え、老年時代は「魂」で世界をつかまえるという。辛いだろうが「人生の冬」をしみじみ味あおうと冬の魂に呼び掛けたよ。