古い言葉の教えに「四体の心」があります。
一体の心に「惻隠(そくいん)の情」がある。
「惻隠」とは、不幸な人をみて、痛ましい、気の毒だ、可哀想だと思う心のこと。
二体の心に「羞悪(しゅうお)」がある。
間違った言動を恥ずかしいとする心。
三体の心に「辞譲(じじょう)」 がある。
人にへりくだり、謙虚に振る舞う態度の心。
四体の心に「是非」がある。
善悪を冷静に判断できる心。
この「四体」の心を
もたない者は、頭、身体、手、足のないのと同じである。
この言葉に自信があると答える人はそうは
いない。
私はすべてが充分できません。
いつも過ちを神に謝罪しています。
もっと相手の気持ちにならねばと。
そこで、常に「改心の情」を抱きなさいという教えだと思います。自戒の言葉にしています 。