【張り付いて生きる】
東京の障害者施設にいる重度の脳性マヒで寝たきり、体は動かず、
言葉も話せない20歳の女性の記事を見ました。
彼女はわずかに動く手をボランティアの添える手を借りて詩を書いています。その数1200点。
『せかいのなかで』
このひろいせかいのなかでわたしはたったひとり
たくさんの人のなかでわたしとおなじ人はひとりもいない
わたしはわたしだけ
それがどんなにふじゆうだとしても
わたしのかわりはだれもいないのだから
わたしはわたしのじんせいをどうどうといきる。
『いきていてこそ』
いまのつらさも
かんどうも
すべてはいきていてこそ
どんなにつらいげんじつでも
はりついていきる。
『こえをだせない
わたしたちにも
ことばやいしがあることをしってほしい。
そんざいをみとめて』
このような人々がたくさんいると思います。
また、このような子を持つおとうさん、お母さんの苦しみ、悩みも
大変だと思います。
僕達の勤める福祉施設にも体の不自由な方が大勢います。
逆にこちらが生きる力をもらっている気がします。
声が出せる。
体が動かせる。
歩くことができる。
一人でトイレに行ける。
これだけでも幸せだと感じないといけませんね。
頑張って生きている姿に生きる力を頂いているのだから。
声なき詩に勇気頂きました。
ありがとうございます。