生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

里の寺

2023-04-11 03:21:53 | 日々の暮らし

「たれこめて
春の行くへも
知らぬまに
待ちし桜も
うつろいにけり」
     (古今集)

部屋に閉じこもっているばかりで、春の移って行くことも知らない間に、花盛りになるのを待っていた桜も散ってしまったことだ。

昨日の朝、永くお世話した90代の女性を見送りました。
娘さん二人と生前と変わらないお顔を見ていました。
人の世話好きでがんばり屋でしたね。
二人を見守ってくださいねと言葉を掛けました。
窓の外は桜の花が散っています。
玄関で見送り致しました。
二人の娘さんからお体に気をつけてくださいねと言われてしまいました。
「花散りて
また静かなり
里の寺」
隣接の静な寺と桜散る風情をしみじみと感じていました。
人間の一生を。

 

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孤独

2023-04-11 02:19:35 | 日々の暮らし

孤独とは惨め(みじめ)、気の毒、かわいそう、情けない等のイメージがあります。

私はよく味わいました。

「孤独とは自分一人だけで充分満ち足りて充足していること。
他の人のお助けには及びませんという毅然とした誇り高い姿なのです」
    (三輪明宏)

孤独とは自分一人の足だけで充分大地を踏みしめて生きている証拠なのです。
そういう自信ある孤独になって欲しいと思っています。
孤独に耐えたから人を思う力を頂けるのです。
皆様の投稿やコメントから毎日精一杯生きている事が分かります。日々感謝しています。皆様は聖者の道を歩んでいるのです。
耳で神の声を聞き、それを口で伝え、大地を踏みしめ歩んでいるのです。

 

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