私たちは常に心の波風とともに生きています。
ときには嵐のように吹き荒れることもあるでしょう。
世の中には思い通りにならないことがたくさんあります。
意見や考え方が違うこともあるでしょう。
自分の考えを押しつけるのではなく、みんな認めてそんな考えもあるのだなあと勉強になりました。と受けとめてください。
思い通りにならないことがあるときこそ、他者を思いやり、これまでに受けたご恩を思い出して、周りの人や社会にお返しする気持ちを持ってみましょう。
思いやる気持ちは心に平和をもたらします。
人のために生きるという言葉に
「無心風来吹(むしんにかぜきたりふく)」という言葉があります。
夏の暑い日に、そよそよと風が吹く。
一時の涼をもらうことができます。
しかし、風は私たちを涼しくさせようとして吹いているわけではありません。
ただ無心に吹いているだけです。
幸せとは分け与えるものではなく、自分が何も持っていないのに他人に与えることを幸せを分けるといいます。まわりの人の幸せを願い無心になって一陣の風になる。
皆様のできる範囲で思いの風を吹きましょう。
昨日文房具を購入のため百円ショップに行きました。
すると入り口に潮干狩りの道具が一杯飾られていました。
海辺に貝を吹き寄せる春の風(西寄りの風)のことを「貝寄風(かいよせ)」といいました。
大阪府四天王寺の聖霊会(しょうりょうえ)に備える造花の材料に使う貝を龍神が難波の浜に吹き寄せ捧げるという言い伝えから生まれた言葉と聞いています。
聖霊会とは聖徳太子の忌日に行われる法会(ほうえ)。
現在は4月12日。
楽しい潮干狩り。
日本人の細やかな季節感を伝える素敵な言葉だと思います。
天気予報に使って欲しい言葉です。