道路を左折したとたん、前の車が加速良くみるみる車間を広げました
それを見て急に思い出しました
45年くらい前の話です
学生の頃車が好きで、先輩に頂いた車や借りた車に乗っていました
友人たちも車好きが多く、ラリーに出たりしていました
ヒルアンドトーやスピンターンなどの練習もやりました
そんな頃に、機械科で秀才の友達の車に乗せてもらいました
どんな運転をするのだろうと興味津々でした
ところが彼は急加速はしない、タイヤは鳴らさない、スピードも出さない
ずいぶんおとなしい運転だね、少し揶揄したい気持ちもありそう言いました
すると彼は、急なアクセル操作はガソリンを無駄にしているようなものだからね
タイヤの音は摩耗している証拠だよ
いつもの顔でそう応えました
その時は変わったやつだな、と思いました
しかし、今になってみると将来を見据えたすごい奴だったなと感じます
もう40数年会っていません
関西で暮らしていると思います