古稀を過ぎた主夫の独り言日記

主夫の独り言
やれるまでは小学生とサッカー
合唱は再開しました
アフリカの想い出

かんこうりょこう その7

2021-06-07 23:02:24 | 未来への提言
バスは10時丁度にキャンプ場を出発した。
流石、日本の時間は正確だ。
バスはひたすら山の中を進んだ。
12時を少し回り、目的地のワイナリーに到着した。
ここで昼食を摂ることになっている。
ワインビーフとワインは飲み放題。
すっかり出来上がったグループを尻目に、私たちは会話を楽しんだ。
それでも二人でワインを1本開けてしまった。
アルコールが入ると私は少しばかり饒舌になる。
再び乗り込んだバスの中でも、到着したホテルでも。
ここ数年分を一気に話した気がする。
今日の彼女はひたすら聞き役に回った。
そして、私の何もかも受容れた。
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かんこうりょこう その6

2021-06-07 11:23:49 | 未来への提言
目覚めた彼女を外に誘った。
昨夜のように焚き火を前にして霧の世界を眺めた。
「幻想的ね。」
私は薪を更に焼べた。
あちらでも焚き火の赤がぼーっと揺らいでいる。
本当に幻想的だった。
しばらくは椅子にくるまれてぼんやりとしていた。
そこに朝食が届けられた。
時間を尋ねると7時半だと答えが返ってきた。
決められた時間で動くのは一昨日と同じだが、小気味よさを感じている。
こんな旅行もまんざらではないな、そう思った。
10時にはまたバスに乗って山梨に向かう。
明日はいよいよメインイベントがある。
私が今回の旅行に同意したのはこのイベントに他ならない。
少しだけ旅行が楽しみに思えてきた。

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