昨年7月にプーチンが書いた文を読んだ。
最近、ロシア研究者がしきりと示す『論文』というやつだ。
驚いた。
10世紀の長きに亘り、ロシアが何であったかを説く。
その結論が、ウクライナ政権の非正当性。
大部分のウクライナ人民はロシアと一体だという。
論文の最後にはネオナチという言葉も出てくる。
プーチンの世界観はゆがんだ形で存在するようだ。
妄想家プーチンを国のトップとしている国、ロシア。
このままでは大量虐殺も辞さないとも採れる文章も見える。
大量破壊兵器にまで及ぶ。
だから、そうならないためにウクライナをネオナチから救わねばならない。
実に歴史を無視した世界観。
自ら信じる歴史観で、あるべき姿に戻さねばと語る。
スラブ人国家としてロシア・ベラルーシ・ウクライナは一体なのだと。
妄想の世界で侵攻を開始し、それが正当性有るものだと。
2014年のクリミア併合も正当性を論ずる。
プーチンの頭の中はこの思想で渦巻いており、妄想が戦争を正当化する。
怖ろしい。