叔父が亡くなった。
92歳だから、大往生。
昼前、妻と二人でお見舞いに行った。
その時は声を出さなかった。
昨日は一人でトイレをしたという。
昨夜は長女が心配して泊まったそうだ。
近所に娘がいるとは言え一人住まい。
叔母が亡くなってから二年。
一人住まいは寂しかったろう。
次女は隣県に居て、月に一度は来ていた。
とは言え、その義父母の世話も忙しい。
叔母が亡くなった直後は半々生活。
それが、ここ数カ月は数日になった。
施設入所を嫌った。
それだけに娘二人は負担になる。
結局、最期まで自宅住まいを通した。
認知症が無かったので要求も厳しかった。
結婚は私が小学校の時だった。
私は叔父を気に入って新婚家庭に遊んだ。
小学校三年の頃か、想い出がある。
叔父が私を連れて球場に行った。
プロ二軍の野球の試合だった。
巨人の二軍に馬場がいた。
2メートル超えの巨人。
その大きさだけは覚えている。
後にプロレスに行ったあの馬場だ。
試合の後だったと思う。
地元の選出の打撃イベントだった。
叔父は元有名高校の野球選手。
銀行員でアマチュア野球をしていた。
選ばれた数人が打席に立った。
叔父は二塁打を放った。
賞品にグローブを頂いた。
そのグローブを、帰りの途で私が頂いた。
嬉しかった。
ありがとう、お疲れ様でした。
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