古稀を過ぎた主夫の独り言日記

主夫の独り言
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アフリカの想い出

しゅうきょう

2024-02-08 10:18:58 | 主夫のつぶやき
昔、大学のすぐ近くにお城が見えた。
ある新興宗教の本部だった。
そこではサラブレッドを飼っていた。
時々、白装束の係員が散歩させていた。
中に入ったことがある。
演奏会のパンフレットの広告取り。
二つ返事で出してくれた。
その支部が家の近くにも在るのだらう。
小さな案内広告が今朝ポストに入っていた。
それを見て韓国の新興宗教を思い出した。
合唱仲間の友人が入信して退団した。
何度も引き留めたのだが、駄目だった。
彼には身体的悩みがあった。
そのために結婚相手が見つからない。
そんな事を思っていたのではないか。
団員たちと話たことがある。
それを強みにして働く人もいる。
彼は、弱かったんだろう。
思いは次に繋がった。
私の叔母がキリスト系新興宗教に入った。
入信のきっかけは叔父の気迷い事。
家族内で大事になったようだ。
離婚の危機。
そんな噂もあったが、回避された。
しかし、家族の絆は戻らなかった。
所謂家庭内離婚が続いている。
叔母には同居の息子が味方。
叔父に味方は近くには居ない。
この宗教の困ったことは排他的なこと。
一切他の宗教を受け付けない。
45年程前、次男を幼くして失った。
先天性の病気だった。
生まれ故郷、即ち私の故郷に墓を建てた。
その子を仏教式に葬ったのだ。
その後時々両親は長男を連れて墓参りした。
三男、四男も連れてきた。
ところが20年程前、突然来なくなった。
それが宗教の理由だとあとから分かった。
この墓には5年ほど前に四男も入った。
出張中にクモ膜下出血で急死したのだ。
葬儀をどうしたのか知らない。
葬儀後、四男の妻が叔父と相談した。
そして次男と同じ墓に葬られた。
しかし、叔母は一度として来ていない。
宗教上の理由、それだけだ。
この墓を私が墓守している。
叔父は八十代後半となり三年前が最後。
四男の妻が長男を連れて二度来た。
今月、その妻が三人の子を連れて墓参りに来る。
400km以上の遠距離から。
長男の卒業旅行を兼ね大阪まで行くそうだ。
墓守の私も子供たちに逢えるのを楽しみにしている。
二男一女。
従弟が亡くなったのは次男の誕生直後。
それでも元気に育っていることが嬉しい。
長男はいよいよ中学生だ。
叔母が墓参りに来ないのは病気のせいもあるかも知れない。
宗教は心の拠り所だろうか。
仏教哲学が私には向いている。
普段は忘れていられるから。
墓参りの時、墓経を住職にとお願いされた。
実は10月に来る予定だった。
その時、住職に一度お願いしている。
それがコロナで来られなくなった。
そこで、今度は私が墓経をすると伝えた。
今のところ受け容れている。
朝晩のお勤めをアレンジしようと思う。
般若心経と大悲心陀羅尼をメインとして。
鈴と燭台だけ持参して。
約10分程の墓経。
南無釈迦牟尼仏

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