年に一回の定期検査に来た。
脳動静脈奇形の経過観察だ。
生まれつきの奇形なので病気ではないと思う。
人間何かしら平均値から外れているものがある。
その外れ具合が人それぞれなだけだ。
それでも医療保険の報告指定病名に入っている。
だから病気だと言われている。
一般に動脈と静脈は直接繋がってはいない。
動脈は圧力がかかるので丈夫で厚く出来ている。
しかし静脈は除圧されているので簡単な構造だ。
その2つを繋ぐために毛細血管がある。
細部に酸素を運ぶ機能と同時に除圧機能もあるのだ。
人の体は上手く出来ているものだ。
ところが私の場合、脳内の動脈と静脈が直接繋がっている。
だから血圧の上昇で脳内の静脈が破裂する危険があると言うのだ。
それを聞いて私は喜んだ。
破裂したらそのまま死んでしまえて有難いと医師に伝えた。
すると医師は、残念だけれど人間はそんなに簡単に死ねないのだと言う。
ほとんど命はとりとめるが体の機能の一部は駄目になる。
私の場合は右後頭部なので左の視覚に問題が出るそうだ。
出血が多いと左脳の言語野にも影響が及ぶかも知れないが失語にはならないようだ。
多少呂律が悪くなる程度だろうと言われた。
血圧を上げすぎない事が大切だと言われた。
動脈と静脈が直接繋がっていると書いたが、実はその中間に小さな毛細血管の塊がある。
名前を聞いたが忘れた。
4文字のカタカナ語だった。
脳のMRA検査を年に一回やるので脳内の血管系の病気は確認出来る。
今日の検査結果は変化無し。
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