我家の北側、用水路の向こうには空地が拡がっている。
この辺は一面田圃だったのだが、もう田圃は無い。
この空地は少し前まで貸し農園だった。
しかし地主の息子がここに家を建つそうで、農園ではなくなった。
昨日の雨で水溜まりが出来た。
農地だっただけに泥の水溜まりだ。
ここに燕が二羽、水を飲んでいるのだと思っていた。
ところがこの燕、立ち去ったと思ったらまたやって来た。
よく見ると水溜まりではなく、その周りを口で何度もつついては飛び去る。
なるほど、巣作りの泥を集めていたのだ。
そこで気づいた。
この空地が無くなってしまったら泥は何処で手に入れるのだろうか。
周りに田圃があった頃は蛙が喧しく啼いていた。
うるさいと思った。
しかし、今は燕も生き難い環境になろうとしている。
あの蛙はいったい何処に行ってしまったのだろう。
思えば蛍も居たし、イモリも居た。
こうして生物が滅んでいく。
こんな田舎でも、
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