古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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こくそうのひに

2022-09-27 07:11:41 | 主夫のつぶやき
国葬反対のデモが各地で起きている。
国民の半数以上が反対の意思を示している。
私も今回の国葬には疑問が残り、反対である。
私の妻は言う。
『もし元気なら、私もデモに加わりたい。』
ところで、私は驚いたことがある。
それは、若い世代では国葬反対よりも賛成が多いと言うことだ。
『選挙応援演説を聴いたとき、私に声を掛けてくれ深々と礼をした。』
『テレビ番組で見たとき、とてもにこやかで良い人だった。』
『アメリカでトランプ大統領と並んだとき格好良かった。』
なるほど、と思う。
私が小学校6年生の時、尊敬する人として池田勇人を挙げた。
『貧乏人は麦を食え』と書いて褒め称えた。
所得倍増計画を推し進め、私たちの生活を良くするのです。
石膏を削り顔を作るというテーマでは池田勇人の顔を掘った。
世の中が活性化し、6年生の私はわくわくしていた。
センター分けの髪の毛と眼鏡姿が格好良いと思ったわけでは無い。
この人が日本の国をよくしてくれるのだ。
浅い考えに違いないが、理由は政治姿勢だった。
私の回りの大人や親たちに訊かされただけかも知れないが。
あれから60年足らず、日本はどう変わってしまったのだろうか。
若者はどうなってしまったのだろうか。
政治に無関心で、人を上面で判断してしまう。
我々世代が子供や若者と正対して居なかった証かも知れない。
突然背負わされた『民主主義』を理解できない親と。
理解できないまま『民主主義』を享受した私たち。
あの頃もっと議論し、考え、議論しなくてはいけなかった。
『民主主義』を血で勝ち取った欧州人と。
与えられ、盲目に良い物だと考えた日本人。
そんなことをおぼろげに考える。
人と付き合って、信頼を分かち合う。
その人の心持を図り、知り、尊敬する。
経験が見通す力を鍛えてくれる。
だから、若いときは間違えることも多い。
そうした失敗が更に自分自身を鍛えることになる。
議論を嫌わず、深く考え、自分の信条を育てて欲しい。
そうした眼で世の中を見直して欲しい。

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