昨日、初めて被災地の娘の家に行った。
バイパスのインターチェンジが大混雑。
本線にまで降りる車が連なった。
降りて驚いたのは裏道に多くの自動車が駐まっている。
半分は泥を被った廃車、あとは応援に来た人の物だろうか。
娘の家に着くと目に飛び込んだのは廃車になろう2台の車。
ディーラーが引き取りに来てくれないという。
被災した朝一番でお願いしたのだが、既に30番以降だったそうだ。
この地区だけで1000台以上の廃車。
全部の車が引き取られるまで一ヶ月以上掛かるだろう。
新築3年目の家の壁には溢れた水の跡が筋になって着いている。
車はシートにまで泥が入り込んでいる。
家の中は雑然としていた。
窓が開け放たれているのは家の中を乾燥しようとの思惑。
買ったばかりの電子ピアノは無残な姿。
大型テレビはそっぽを向いて置いてあった。
テレビ台やソファなどは既に廃棄処分したという。
洗濯機も動かない。
居間には色々な物を乾燥させるために置いてあった。
子供達の遊ぶ場所も無い。
一段上がった和室は下から水が染みこんで、畳が濡れてしまった。
床上に水が上がってから20cmになるまであっという間だったという。
良かったのは水道が出始め、トイレは使えるという。
飲料水には使わないでと広報車が回ったらしい。
冷蔵庫もコンセントが上の方にあって助かった。
野菜室には水が入ってしまったが、利用は出来る。
孫達の表情は明るかった。
休校が解かれ、明日からは普段通りだと。
不便な生活はまだまだ続くだろう。
何も出来ず、帰路についた。
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