古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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むかしは

2022-09-26 16:21:29 | 主夫のつぶやき
私が幼稚園に通っていた頃だから、65年程前のこと。
私の家は徒歩で通うほどの距離だったが、通園バスに乗りたかった。
遠くの友達と一緒にバスに乗って、何度か遊びに行ったことがる。
運転手や同乗の先生が知らないはずは無い。
それでも友達と一緒に降りて、散々遊んだ挙句帰路につく。
そこから家までは4kmほどあり、今でも良く歩いたと思う。
友達の親は私の家を知っていて、この道をまっすぐ帰れば着くと教える。
多分4時はとうに過ぎていたに違いない。
6歳前後の子供が一人、てくてくと歩く。
多分声を掛けてくれる大人もいたに違いない。
当時、人懐っこい私は応えて応えていただろう。
そこには当たり前の信頼関係があり、大人が優しく見守ってくれていた。
家は商売をしていて、子供が遅くなってもそれほど心配しなかった。
何も無かったかのように、一日は終わったはずだ。
バスに乗って遊んだ後、他の友達の家に立ち寄ることもあった。
近所の子供よりも、遠くの友達と仲が良かったこともある。
今は昔、のびのびと幸せな世界だった気がする。

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