今日も私の護り神。
ここまで来たら、もはや笑うしかありません。
昨晩に続き連チャンでサポートに来てくれてます。
ハギちゃん、いつもありがとうございます。
あの昨晩の野獣の様な暴れ馬は何処に行ったのでしょう・・・何だったのでしょう。
この日は本当に落ち着いて澄ましていました。
たしかに・ベーゼンは生き物です。
刻一刻と表情を変えます。
ほんの1時間ほどの挨拶で音を出してくれると思う方が甘いのです。
最近ここで演奏された山下洋輔氏も、かなりここのピアノを怖がっていたとオーナーさんからお聞きしました。
観たそのままの御老体、頑固爺です。
でもこの日は違いました。
音も何ともクリアーなピュアーな音、
2日目にしてようやく私を認めてくれたのでしょうか・
指を落とすとなんの負荷もなく鍵盤はスーと沈み、
何と、まるで「赤いルン」の録音の時の様に、
1TAKE OK!の連続が始まりました!
正直今回も演奏会の事で精一杯で、録音の準備までは手が回っていないのが事実でしたが、
それでも何とか新曲、「笑う花」「観音」「煌」「release」を用意し、
前作【virtual trip 美瑛・富良野―snow fantasy―】からは「アリア」「Live」「Pieces of Dream」、
以前からある曲の中から候補曲として、「TAKAHARA」」「風を待つ」「アクアリウス」「五色の虹」「リバイバル」をリストアップしていましたが、
その全曲、別アレンジTAKE収録も含めると、
16曲程が実質3時間ほどで録れてしまいました!
今回は自分が誰かと入れ替わる感じはありませんでした、でも・まさかこんなに順調に事が運ぶとは思ってもなく、
私にとってある意味奇跡が起こっていました。
次の朝までには大阪に帰らなくと行けなかったので帰りの新幹線を最終にしていましたが、早い便に変更した程です。
監督のコントロールブース。
ここからQの指示が出されます。
私が居るピアノからは10メートル程でしょうか。
今回の東京での全てが、
無事終了!
(良かった・・・)