京都の、寺とピアノを求めての旅。
今や京の風物詩。
法然上人 浄土宗総本山「知恩院」、
熊野とも、「念仏」ツナガりです。
先人たちは、エコな巨大な建造物を造って来ました!
これまで私も、一遍上人を始め蓮如上人に捧げた音楽制作や、さらに空也上人・親鸞上人達の「念仏宗」には今まで各地でご縁を戴いてきました。
こんなに寒いのに狂い咲きの桜!
早咲きにしても早すぎます。
「浄土宗」という言葉には何故か安定感を受けます。
私の家系からでしょうか。
円山公園の枝垂れ桜は枯れかかているみたいですね。
カラスかハトの糞害とか・・・
たまたますぐそこから観える洋館の建物に惹かれ覗きに行くと、
そこにはベーゼンドルファーがありました!
京都の公な場所ではそんなにベーゼンドルファーは多くないと聞いていましたが、
丁度お店のスタッフが絶妙のタイミングでこの表札を吊るしに来られ、今から演奏が始まるみたいです。
八坂神社、熊野の主祭神スサノヲ様にお参り。
1週間後の年末年始には、大変ごったがえす事でしょう。
一年はあっという間ですね!
今日は天皇誕生日。
河原町通りには「日の丸」。
今上天皇には頭が下がります!
真に日本人の象徴です。
豆腐料理の京御膳を戴きました。
豆腐田楽を始め豆腐三昧!
「旭堂」さん。
以前より、ピアノの調整が素晴らしいということで
京都に行った折には是非訪れてくださいといわれていた場所で、
今日、その念願が遂に叶いました!
でも・今はもう、
そこにはベーゼンドルファーはありませんでした。
3年前には、最上級のベーゼンドルファーがひしめいていたという事でしたが、今はその面影は在りませんでした。
国産の某メーカーがオーストリアのベーゼンドルファー社を買収して以来、
入荷がややこしくなったという事です。
解ります・・・。
寂しい話ですが、
時間の問題で、ピアノ本体にもその国産銘の烙印が押される事かも知れません。
専門職でないと解りにくい事ですが、
国産の「DIAPASON」と「ベーゼンドルファー」のみが、ひとつの鍵盤に対して三本ずつの単独の弦を貼っている事や、
またまた色んな事を教えてもらいました!
国産の名機、「DIAPASON」の設計図はひとつのサイズしか残っていなくて、
その規定外の機種は「カワイ」明記となっているそうです。
その唯一の、「DIAPASON」タイプがこれです。
そんな中、一番強烈な印象を受けたのがこの、
べヒシュタイン!
アップライトでしたが、どれだけ奥深い音か・・・
500万円。
展示していた同じべヒシュタインのグランドよりも高い値が付いていました!
フジコさんも絶賛!
これなら私の家にも物理的に搬入出来ますが、
とても今の私には手は届きません。
このクラスはアップライトでは世界でも最高峰で、五本の指に入るみたいです。
出来る事なら・
このピアノを移動して全国を行脚したいものです。弦の響きのみで癒されます。
もちろん「べヒシュタイン」のグランドも円やかな音をしていました。
とても弾きやすい感じです。
京都の寺とピアノの旅、
癒されました!
他にも色んな機種がありましたが、
寂しいかな・・・
一台しかなかったベーゼンドルファー の、
しかもアップライト。
蓋の右端に銘があるのもカッコイイですが、
いつもお世話になっているBテックさんからのものとお聞きしました。
やっぱりこのタッチと響が、
何故か一番ホッとします。