【会見冒頭】フジテレビ 嘉納修治会長が会見「人権意識の不足」(2025年1月27日)
wikipedeia
嘉納 修治(かのう しゅうじ、1950年〈昭和25年〉2月22日[1] - )は、日本の実業家。フジ・メディア・ホールディングス元代表取締役会長、フジテレビジョン元代表取締役会長。関西テレビ放送前代表取締役会長。兵庫県神戸市出身[
灘の酒造家である嘉納家の一門・乾嘉納家出身[2][3]。菊正宗酒造取締役や監査役を務めた嘉納芳治の長男として生まれる[4]。母は九代目嘉納治郎右衛門(本嘉納家9代目当主)の五女・周子[4]。曽祖父に八代目嘉納治郎右衛門(本嘉納家8代目当主)と土居通博[4]。
1972年3月、慶應義塾大学経済学部卒業後、フジテレビジョン入社[1]。2001年に同社取締役に就任した[1]。2013年6月、フジ・メディア・ホールディングス副社長を経て、2015年6月、フジ・メディア・ホールディングス代表取締役社長に就く
フジテレビ会長と社長が辞任 中居さんの女性トラブルめぐり
【1月27日 AFP】フジテレビは27日、港浩一社長と嘉納修治会長が同日付で辞任すると発表した。フジテレビに対しては、タレントを引退した中居正広さん(52)と社員の女性アナウンサーとのトラブルが報じられ、広告主や世論の批判が高まっていた。
昨年末の週刊誌報道によると、中居さんは2023年、この女性に対し「意に沿わない性的行為」に及んだとされ、9000万円の示談金を支払った上で、両者が秘密保持契約を結んだとされる。
さらにフジテレビの社員がこのスキャンダルに関与しているとの疑いが報じられると、トヨタ自動車やマクドナルドなど主要広告主数十社がCM放映を取りやめ、「ACジャパン」による無償の公共広告が企業CMと差し替えられる事態となった。
港社長は今月に入り、週刊誌報道より以前からこのトラブルを把握していたことを認めた。
フジテレビ側は、中居さんの自宅で行われたという女性との会合を、社員が手配したという主張を否定している。
中居さんは1990年代から2000年代にアジア中のチャートを席巻した「SMAP」の元メンバー。フジテレビや他局のレギュラー番組で打ち切りや終了が相次ぎ、24日に引退を発表した。
一部報道では、フジテレビをはじめとするテレビ局では長年、芸能人を接待する会合に女性スタッフを参加させることが常態化していたという。
港社長は今月17日に短い記者会見を開いたが、参加を一部のメディアに限定した他、カメラ撮影を許可しなかった。また新たな調査を理由に多くの質問への回答を拒否するなどして批判を浴び、結果的に会見は逆効果となった。
「物言う株主」として知られる米国の投資会社ライジングサン・マネジメントは、港社長の会見を厳しく批判。フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスに対し、外部専門家の委員会を設立するよう求めている。(c)AFP