何回も書いていますが、改めて。
ロッキード事件で、コーチャンとかの、嘱託尋問調書(アメリカで取られた供述調書)の、証拠能力が、争われた。
1977年くらい、日本の最高裁は、GOサインを出した。コーチャンとかを起訴しないから証拠取ってこい!的に。
平成7(1995)年2月22日、日本の最高裁は、この証拠能力を否定。
つまり、以下のURLの弁護士書面にも書いてますが、20年かけて、日本の最高裁は、「どんでん返し」をした。
こちら(日弁連会長名義の、最高裁への意見書的なもの)
裁判所も間違える。
裁判所も、世間の風向きに影響される。
最高裁も、ヒヨる。
そういう、好例です。
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ちなみに、法律的に言うと、なぜ「嘱託尋問調書」の証拠能力が争われていたか、っていうと、それが「反対尋問を経ていない」から。
アメリカで、言いたい放題の、反対尋問を経ていない証拠を、日本の裁判所で、証拠にできるのか!
って問題。
1977年に、日本の最高裁はYESと言った。角栄を有罪にするために。世間に押されて。
1995年に、日本の最高裁はNOと言った。反対尋問を経ていないから。
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拙稿「鈴木みらいは存在しない」で書いたとおり、これくらい、「反対尋問を経ること」ってのは重要な話なんです。
要するに、「顔出ししない偽名人」の言うことを、信用してはいけないんです。
これが法律的な考えです。