川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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質問するのは傲慢なマウンティング

2024年08月28日 | メディア/SNS
内田樹が、先月、「質問をするのはマウンティング」的なことを言っていた。

~~~以下引用~~~

質問に対して質問で返すのはマウンティングの常套手段です。

質問者は回答者に対して使える構文、語彙、情報を限定することができますし、自動的に「相手の回答の出来不出来を採点する」立場に立てるからです。

ですから「相手より優位に立つ」ことを最優先する人間は必ず質問に対して質問で返します。

~~~引用終わり~~~


これを見た先月、なるほど、と思った。

質問するのはマウンティング。質問は傲慢な行為。

と、なんとなく受け取っていた(思っていた)のですが、この内田先生の指摘に、最近頷く事例があった。

私に対して、斜め上からの質問をする偽名人を見かけて。

それでさらに思った。

「相手に言葉を届けたい」なら、質問をするのはやめたほうがいい。そういう場合が多い。

特に、観客席にいる偽名人は、グランドに立っている実名人に対して質問をするのは、やめたほうがいい。

「質問の形式である」ってだけで、もうその言葉は選手に届かなくなる。選手は観客に回答しない。したくない。

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