昨日 市内のマンション工事現場での火災をTVで見た。
関係者は色々と後始末に大変だろう。
原因は鉄骨の溶接の火らしいと言っていたが、木製の型枠が立ち上がっていたし
上層部に鉄骨は見えないので 工程からすると?だ。鉄筋の圧接じゃないか?鉄骨の手直し作業?
床のコンクリート止めの溶接?たばこ? ちらっと見ただけでは判断できない。
いずれにしても 高温で鉄が熱せられると 品質上の問題が発生するから
(鉄は熱に弱い、だから耐火被覆をする!)よく該当鉄部の検査をして、強度に問題が
ないか、等チェックする必要がある。
各言う自分も 鉄骨立て方中に2度(いずれも横浜市内)火災を経験している。
1度は 溶接の火花が 周囲に張ってある落下防止(防炎のはずだが)に引火、
火の手が上がった、近隣の人の通報で消防と警察(鑑識もいた)が来たが、
幸い それまでに消火していたので、大事には至らなかった。但し その
1時間後には「上棟式」の予定があり、敷地内では その準備中だった自分は
クビになるかと ヒヤヒヤしたもんだ。
もう1度は あのランドマークタワーでのこと。
これは鉄骨の溶接の火が 下の階に置いてあった空ダンボールの山に落ち、
発火した。偶然自分が巡回中に発見、周囲の作業員での消火となった・・・。
ボヤ程度で 気付かない人もいたくらいだが。
結構 この程度のことは あちこちの現場で発生しているのじゃないか?
悲惨なのは 下の方の階で 仕上げ工事が進んでいる場合(高層ビルの
現場では 上部は鉄骨建て方、中間部は床.壁の構築、下階は仕上げ工事中
という状況は普通にある) 止水システムが不完全だとか 破壊されて大量の消火の水が
下の階に流入し、せっかくの仕上げがパーという場合。被害甚大である。
普通はこの止水システムはきちんと出来ているのです、そうでないと 大雨のとき
仕上げ工事が落ち着いて出来ないから。