昨日の夜は、山本弘の小説『時の果てのフェブラリー 赤方偏移世界 』を読んでいました。
SFです。ハードSF。でもレーベルはライトノベルSF。
でもって、ファーストコンタクトSFです。
地球各地に時間重力異常地帯が突如出現する。
この現象は外からのあらゆる科学的調査を拒む。
内部に入って調査する為、調査隊が結成された。
切り札となるのは、メタ・チョムスキー文法による思考を持つ一人の少女……。
星と同じ位の大きさの知的生命体が居て、スケールがあまりにも違いすぎるから人類の事が認識できない。
進路の邪魔になるから、ちょっと地球を動かしてしまおう、と地球各地に時間重力異常地帯を発生させる。通過するのは遙か先の未来なのだが、その準備を遙か彼方の宇宙からしている。
途中で、人類の存在に気が付いて、「これは何だ?」と調査を始めるが、その為に人類からしてみれば訳のわかんない現象が起きる……。
作中に出てくる、「非言語での思考」に興味がそそられる。
スポーツ選手が時々言う「ゾーン」に入った状態に近い感覚なのだろうか?
禅の悟りの境地に近いのか?
それとも全く別??
面白いです。
SFガジェット満載でありました。
山本弘の小説では『神は沈黙せず』も好きです。
『時の果てのフェブラリー』の続編『宇宙の中心のウェンズディ』って刊行されているのかな?
まだなら早くお願い致しますよ。