狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

藤のお花、その2。

2011年05月06日 21時22分26秒 | お花に関する日記







 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は二十二度。最低気温は十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れるみたいですよ。


 上の写真に写っているお花は、藤のお花です。
 倉敷川沿いに植えられている藤のお花ですよ。

 藤のお花に関しては、よろしかったら2010年5月8日の記事の記事も御覧下さいませ。
 去年の藤のお花の記事です。





 藤のお花の花言葉は、「陶酔する恋」或いは「至福のひととき」です。


 藤のお花は、倉敷市の市花であります。



コメント (2)
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『魚舟・獣舟』/上田早夕里

2011年05月06日 21時20分03秒 | 小説・本に関する日記






 昨日の夜は、上田早夕里の小説『魚舟・獣舟』を読み返しておりました。
 六つの中短編集。SFです。


 物凄いイメージの奔流。異世界の描写が凄い。ハードだけど繊細で、硬質で暗い文体。物語の部分もしっかりしている。お、面白い~。
 2009年の日本SF大賞の候補作(ちなみにこの年の大賞に選ばれたのは伊藤計劃の傑作『ハーモニー』です)。

 表題作の『魚舟・獣舟』の舞台は、陸地の殆どが水没してしまっている未来世界。
 海で暮らす人達は巨大な魚の背中の上で生活している。
 その巨大な魚は人によって産み出された生物で人の遺伝子と同じ遺伝子を持つ。
 ラストの切れ味がシャープです。

 中篇の『小鳥の墓』は、
 児童教育のために作られた町が舞台。
 犯罪がなく清潔で美しいその町で暮らす主人公の少年は、苛立ちを抱えながら生きている。
 理想的な教育空間な筈なのに、それ故救われない少年少女達……。

 そっか、この作品が『ハーモニー』と日本SF大賞を競ったのか……。
 凄い戦いだったんだなぁ……。

 私ならどっちに軍配を上げようか?
 迷っちゃうな。

 傑作です!
 面白いですよ!



 
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