昨日の昼間は眠り惚けておりました。
夜は有川浩の小説『シアター!2』を読んでおりました。
有川浩の小説では、『阪急電車』が映画化されていて『図書館戦争』シリーズがテレビアニメ化されていますね。
『シアター!2』は、前作『シアター』の2年間で300万円の借金返済トライアルに走り出した劇団シアターフラッグの面々の物語の続編。
2年で借金300万円を返済できなければ劇団は潰れてしまう。
グダグダ状態で劇団を運営してきた面々が、好きな演劇を続ける為に現実に向き合い劇団の公演で黒字を生み出すべく悪戦苦闘する。
好きな事をしているだけで生きていければいいのだが、生きてゆく為にはお金が必要となる。
生活の事だけを考えたなら演劇を辞めるのが一番かもしれないが、彼ら彼女らは演劇を続けたい。
では、どうするか?
あぁ。痛い……。
こんなお話は私の心にグサグサ刺さってしまう。あ、いや、でもこれは私の特殊事情に因るもの。
なので、読んでいて辛くなるようなお話ではありません。
有川浩の小説はキャラクター達の会話が面白いっす。
この『シアター!2』でもその面白さが満載です。
演劇をしている人とか芸術をしている人は孤独を感じたり迷いが生じたりする時があるかもしれませんが、それが出来る時は限られています。
一生懸命頑張っている人達に心からエールを送ります。