狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

鮒寿司を食してみた。

2011年05月26日 21時24分31秒 | 食べ物、飲み物に関する日記







 本日の倉敷は晴れのち曇りのち雨でありました。
 最高気温は二十一度。最低気温は十七度でありました。
 近所の田圃では田起こしをしていています。
 蛙達の合唱が始まっていますよ。


 昨日の事。
 滋賀県に用事で行っていた知人からお土産をいただきました。
 鮒寿司でありました。破壊力では日本では屈指の食べ物、と噂されているあの鮒寿司です。
 私、鮒寿司を食するのは初めてであります。
 万が一にも知人の前でイジェクト&リバースをするわけにはいかないので、持ち帰っていただきました。

 お皿に盛った状態では思っていたほど匂わない。ので一安心する。
 「ふふん。鮒寿司恐るるに足らず」と思いながら口の中に入れました。

 かなり塩辛い。お酒に合うかも。と思いながら口の中でモグモグしていると、いきなり鼻の奥に強烈な匂いが!

 私にはその匂いに似た匂いは一つしか思い浮かばない。
 でも下品になるからここには書けない。
 そんな匂いが口の中に充満して、鼻の奥に抜けていく。

 脳は「即、イジェクト」を命令している。
 胃は勝手にリバースの体勢に入っている。
 さらに、連想した似た匂いの元を想像してしまって気分が悪くなる。

 でもでも「頂き物を(知人の前ではないとはいえ)イジェクト&リバースをするわけにはいかないっ!」と自分に言い聞かせて何とか飲み込みましたよ。


 恐るべし、鮒寿司。
 噂に違わぬ破壊力です。
 好きな人には堪らない味なのかもしれませんが、私には無理だ~!!



 お茶漬けにすると食べやすいそうです。
 酸味と塩味が強いので日本酒やワインに合うのかも。

 


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『11人いる!』/萩尾望都

2011年05月26日 20時07分42秒 | 漫画・ゲームに関する日記





 昨日の夜は、萩尾望都の漫画『11人いる!』を読み返していました。





 宇宙大学の入試試験の最終テスト。
 そのテストの課題は、受験者は10人一組となり外部との接触を絶たれた宇宙船内で受験生だけで53日間暮らす事。
 一人でも落伍者が出れば10人全員が不合格となる。
 スクランブル発生の場合は非常用ボタンを押せば助けがくるが、その場合は不合格となる可能性もある。
 テスト中、船内では不測の事態が次から次へと発生する。

 『プラネテス』でも似たようなお話がありましたね。

 この物語は「想定外」を想定したテストのお話。
 一番良いのはあらゆる事を想定して準備して訓練しておく事なんだけど、人は完璧ではない。
 どんなに考え尽くしても想定外の出来事は起こる可能性がある。
 しかし宇宙船の操縦士ともなると本番で想定外の出来事が起こった時、あわてて何も出来なかったり判断を誤ったりすると死が待っている。
 常に的確で素早い判断が求められる。

 見知らぬ間柄で反目しあっていた受験生達は徐々に協力し合って不可解な想定外の困難を乗り越えていく。
 そして、受験生達が最後に下した決断とは……。

 面白いですよ。
 お勧めです。





 私達は、「想定外(なのでどうする事も出来ませんでした)」という言い訳を通用させてしまうほどヌルい社会にいるのだなぁ、と思った次第にございます。

 
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