狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

人を怠惰な悦楽に浸らせ、やる気を全て吸いとる四角いブラックホール。それが炬燵だ。

2014年11月13日 19時48分53秒 | その他の日記




 本日11月13日は、イングランド王エゼルレッド2世が国内に侵入したデーン人全員の殺害を命令した日で、紙屋治兵衛と紀伊国屋小春とが心中した日で、第一次世界大戦で連合国軍がオスマン帝国の首都・コンスタンティノープルを占領した日で、人口50万人の湖南省長沙が中国国民党軍の放火により壊滅した日で、ソ連に亡命していた女優・岡田嘉子が34年ぶりに日本に帰国した日で、沖縄本島の与那覇岳で日本において約100年ぶりに新種の鳥が発見されて「ヤンバルクイナ」と命名された日で、ワシントンD.C.にベトナム戦争戦没者慰霊碑が完成した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は八度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。
 今日は風が強くて寒く感じる日でありました。
 こんな日は炬燵に潜り込んでぬくぬくしたいです。





 炬燵。
 それは日本人が生み出した世界に誇る魔性の暖房器具。
 熱源体を取り付けた机に炬燵布団を掛け天板を乗せたもので主に布団の中に足を入れて暖をとる。
 魔性の暖房器具と言われる所以はあまりの居心地の良さゆえ炬燵で暖をとった者を行動不能にして堕落させてしまう魔的な魅力を持つ点にある。
 あの千秋真一さえも一定期間行動不能にせしめたその能力の高さから本来は捕獲用の器具ではないかという説もある。

 カップルで炬燵に入ると親密度が増すという説がある。
 しかし炬燵には炬燵の魅力に捕らわれてだらしない姿をお相手に見せてしまいお相手を幻滅させてしまう力を持つという説もある。
 炬燵の魅力を利用できるかそれとも炬燵の魅力に捕らわれてしまうかが分かれ目らしい。

 炬燵の魅力をさらに倍化させるアイテムとしては蜜柑やお茶&お煎餅が知られている。
 炬燵机の上に蜜柑或いはお茶&お煎餅があった場合、炬燵から逃れるのは至難の業となる。
 お気をつけ頂きたい。

 炬燵の魅力に取りつかれた者の中には炬燵と一体化する人もいる。
 炬燵と一体化した者は『こたつむり』と呼ばれ、近年では見つかると人と見做されず獣扱いとなり駆除の対象となる。
 『こたつむり』の進化形に『亀』がある。
 炬燵に頭だけ出して潜り込んでしまった状態の者を指す。
 『亀』も駆除の対象である。

 ちなみに猫は炬燵の上では丸くなるが炬燵の中では丸くならないらしい。





 昨日の夜、押し入れの中から炬燵を出して部屋にセットしました。
 炬燵に入ってあまりの気持ちよさにそのまま炬燵の中で寝てしまいました。
 あぁ。このままずっとぬくぬくしていたいもう出たくないと思いましたよ。
 危うく「こたつむり」になるところでした。危ない危ない。

 皆様も炬燵の魔性の魅力には是非ともお気を付けくださいませ。



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『裏切りのサーカス』

2014年11月13日 17時42分16秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『裏切りのサーカス』のDVDを観ていました。



 1970年代。
 イギリスとソ連の諜報機関MI6・通称サーカスとKGBは様々な情報戦を繰り広げていた。

 サーカスのリーダー・コントロールはサーカス内部にKGBのスパイが潜り込んでいると確信している。
 そのスパイに関する情報を持っている人物を西側に亡命させる為、部下をハンガリーに送り込む。
 しかし、その作戦は失敗してしまいコントロールは責任を取って引退する。
 彼の右腕のスマイリーもコントロールと共にMI6を去る。

 その頃、別の件で動いていた工作員が内部から情報が漏れたとしか思えない事態に陥り、政府の情報機関監視役のレンコン次官に連絡を取る。
 レンコン次官は引退したスマイリーを呼び出し、MI6内のスパイの探索を命ずる。
 スマイリーは左遷されていたピーター・ギラム、ロンドン警視庁公安部のメンデル警部と組んで調査を始める。のだけれども……。




 監督は、トーマス・アルフレッドソン。
 出演者は、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、ジョン・ハート、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチ、キーラン・ハインズ、デヴィッド・デンシック、スティーヴン・グレアム、サイモン・マクバーニー、スヴェトラーナ・コドチェンコワ、キャシー・バーク、ロジャー・ロイド=パック、クリスチャン・マッケイ、コンスタンチン・ハベンスキー、マイケル・サーン、など。



 渋いです。
 分かりやすく説明するような親切さはないのでかなり集中してみないと初見で全部理解するのは難しいかもしれません。
 派手なアクションはありませんがヒリヒリするような緊迫感があります。
 伏線がたくさん張ってあって二度観すると楽しいと思います。
 ラストシーンの流れは大好きです。


 静かで渋くて迫力のある映画。
 面白かったですよ。
 お勧めです。


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