賢明に世俗的であれ、世俗的に賢明であれ。.

　本日８月４日は、劉秀が漢朝を再興した日で、ローマ帝国軍がエルサレムの第二神殿を破壊した日で、北条氏直が豊臣秀吉に降伏して小田原城が開城した日で、第五次鎖国令が発布されて江戸幕府による貿易管理が完成した日で、修道士ドン・ペリニヨンが発泡ワインシャンパンを発明した日で、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがコンスタンツェ・ウェーバーと結婚した日で、第一次世界大戦でドイツ帝国がベルギーに宣戦布告してイギリスがドイツ帝国に宣戦布告してアメリカ合衆国は中立を宣言した日で、アムステルダムの隠れ家に潜伏していたアンネ・フランクら８名のユダヤ人がアムステルダム駐留軍保安警察に逮捕された日で、小磯内閣が「国民総武装」を閣議決定して竹槍訓練などが本格化した日で、初の集団学童疎開列車が上野駅を出発した日で、桑原武夫率いる京都大学山岳会がカラコルム山脈のチョゴリザ北東峰に初登頂した日で、新左翼系団体・日本赤軍がマレーシア・クアラルンプールのアメリカ大使館等を占拠した日で、鬼頭史郎京都地裁判事補が三木武夫首相に検事総長をかたってロッキード事件での指揮権発動を促す偽電話をかけた日で、朝日新聞社が西部本社版夕刊で「日記と写真もあった 南京大虐殺 悲惨さ写した三枚 宮崎の元兵士 後悔の念をつづる」という見出しで虚偽の報道を行った日（当初は朝日新聞社は校正と謝罪を拒否。写真の持ち主が現れて訂正するが日記の公表は守秘義務として拒否した）で、フジテレビ系列の東海テレビが『ぴーかんテレビ』で岩手米に関する放送事故を起こした日です。

　本日も倉敷は晴れでありましたよ。
　最高気温は三十四度。最低気温は二十六度でありました。
　明日も予報では倉敷は晴れとなっております。

　
　先日、友人から電話がありました。
　友人曰く。「第７回チキチキ真夏の激辛熱々鍋パーティを開催したいと思っています。今回は是非とも君に参加していただきたいと思ってい……」
　その時点で電話を切りました。
　暑いのに。我慢大会なんてまっぴらごめんであります。

　あの催し物は危険だから止めよと何度も何度も言っているのに。
　４・５日は体調がわやになるのに。
　暑いのに。

　暑いのに激辛で熱々の鍋を喰らって伸びてしまいたいのならそうするがよい。
　私はまっぴらごめんであります。

『幻影師アイゼンハイム』

　昨日の夜は、映画『幻影師アイゼンハイム』のＤＶＤを観ていました。

　ある日、家具職人の息子・エドゥアルドは公爵令嬢のソフィと出会う。
　幼い２人は意気投合して恋に落ちる。
　しかし、身分の違いから２人は引き離されてしまう。
　村を去ったエドゥアルドは、多くの国を旅して奇術の技を覚えて幻影師アイゼンハイムと名乗るようになった。

　ウィーンで奇術の公演をしている時、アイゼンハイムはソフィと再会する。
　しかしソフィはオーストリア皇太子レオポルドの許婚になっていて……。


　監督は、ニール・バーガー。
　出演者は、エドワード・ノートン、ポール・ジアマッティ、ジェシカ・ビール、ルーファス・シーウェル、エドワード・マーサン、ジェイク・ウッド、トム・フィッシャー、アーロン・ジョンソン、エレノア・トムリンソン、カール・ジョンソン、など。
　原作は、スティーヴン・ミルハウザーの短編小説です。



　以下ネタバレします。









　逃げ出すことに成功した「ロミオとジュリエット」です。
　主人公の奇術が奇術っぽく表現されていなくて本当に魔術でも使っているのではないかと思わせるのですが、それでも奇術であると考えたならネタがあるわけでそうなるとラストは想像できます。

　皇太子をハメたことで後味が少し悪くなっています。あそこまで皇太子を悪者にする必要はなかったかもしんない。
　ソフィの死の偽装はあれで上手く騙せるのかなぁ？ でもって上手く蘇生が出来るのかなぁ？ そこが少し引っ掛かりました。でも「ロミオとジュリエット」だからなぁ。それは、ま、いっか。　
　しかし、そもそも逃げ出すことに成功した「ロミオとジュリエット」であるなら皇太子のことなど放っておいてさっさと逃げればよいのです。
　その点は引っ掛かるなぁ。

　お話に整合性が取れているようで取れていないような気がします。
　もう少しお話を練って欲しかったような気がいたしました。